すでに社会保険労務士として活躍している方のなかには、その資格を利用し副業にチャレンジしている方も多くみえます。社労士の副業には一体どのようなものがあるのでしょうか。
社労士の業務は専門性が高く、副業としてもまとまった収入が見込めます。ここでは社労士が行う副業にについて詳しくまとめました。手軽に始められるアルバイトも多くあるので、副業にお悩みの方はぜひ参考にしてもらえればと思います。
社会保険労務士として副業を展開するとき必要になる条件とは?
社会保険労務士(社労士)の資格試験を合格した有資格者は、労務管理に関する書類作成など社労士だけができる独占業務を行えるようになります。労務士の業務は多岐に渡るので仕事は多く、この資格は副業でも十分活躍してくれます。
労務士資格を用いて副業を行う場合、専門知識はもちろん高収入を得るためにはある程度の営業スキルやタスク管理などが必要になります。これは労務士に限ったことではありませんが、エキスパートとして活躍する職でもあるため、より重要であるといえます。
本業とのバランスを考えながら副業を行うのは大変ですが、労務士の需要は今後増加してくる可能性が高いので、自身のキャリアアップに繋がります。
社労士が行える副業と収入の目安
①社労士会でアルバイト
社労士会とは、各都道府県に設置されている社労士が所属する組織になります。この社労士会では企業や労働者の相談を解決することを目的に、アドバイスなどのサポートを行います。また、各種催しも随時開催されているので、社労士会ではアルバイトを募集しています。日当は5~6時間で2万円ほど、内容も社労士としての知識を活かした専門的な活動ができるので、魅力的な副業といえます。
②ハローワークでアルバイト
通常ハローワークの職員が行う求職活動支援ですが、忙しい時期などは社労士へ業務の依頼がくることがあります。求職者に履歴書や職務経歴書の作成を指導することや、社労士視点からのアドバイスを行います。時給1000円前後を目安に働けるので、隙間時間に経験するのも良いのではないでしょうか
③行政各種機関でアルバイト
労働基準監督署・協会けんぽ・国民保険国民年金課・福祉課や福祉事務所などの行政機関で、社労士資格者の募集がよくされています。日給は1~2万で行政の嘱託職員という形になりますが、社労士の資格を活かした業務に携わることができます。
④労務士資格試験の講師
社労士試験の受験者への講義を行う仕事です。実際に自分が受験し合格した試験でもあるので、特に学習が必要な箇所などを具体的に教えることができます。また、実務での経験から受験生にアドバイスも行えるので、講師としての需要は高くなっています。報酬は1講義7000円~30000円と幅広くなっています。
合格に向けて努力する受講生を応援することは、副業とはいえやりがいを感じますよね。
⑤脈を生かしたコンサルティング業務
社労士のアルバイトや本業の人脈から、相談などのコンサルティング業務を依頼されることがあります。経験や実力が必要な副業なので報酬などは一概には言えませんが、アルバイトと比べるとかなりの収入になります。
副業のチャンスを掴む方法と注意点
チャンスを掴む方法
①求人サイトをチェックする
社労士有資格者を優遇して採用する求人は数多くあります。専門知識が必要な業務は、報酬も高くなるので求人サイトを覗いてみると、良い副業に巡り合えるかもしれません。
②社労士事務所からのあっせん
知り合いや自身が務めている事務所から仕事を受け、副業とするパターンもあります。副業の意志があることを周りにアピールしておくことで、仕事の依頼ももらいやすくなります。また、近い将来独立を考えている場合など、日頃から自分を売り込む営業をしておくと開業がスムーズです。
③副業をするにあたっての注意点
注意点としては大きなものとして三つ挙げられます。まず、現在勤めている会社が副業を認めているかどうかです。企業によっては副業を一切禁止にしているところもあります。この件については就業規則の服務規程で定められているので、一度確認してみましょう。
二つ目の注意点は、一定額を超える収入は確定申告が必要になる、という点になります。社労士の副業は高単価のものも多いので、収入を得た年は確認をしてください。
最後に、社労士としてある業務を行うときは、勤めていても開業登録が必要な場合が発生する、という点です。これは社労士法27条で定められている、「社会保険労務士又は社会保険労務士法人でない者は、他人の求めに応じ報酬を得て、第2条第1項第1号から第2号までに掲げる事務を業として行ってはならない。」という規定に準ずるものになります。ここでは、労務の相談やコンサルティング業務は3号として当てはまらないので、それ以外の業務をする場合は注意しなければなりません。
以上の事柄に気を付ければ、問題なく副業を行えます。有資格者として専門知識を活かした活動を、と考えている方は一度確認してみてください。
④社労士業務の効率アップツール:PDFelement
本業の他に副業として社労士業務をこなすとなれば、効率的に行えるビジネスツールの導入がおすすめです。書類作成や管理業務が多い労務士向けの文書管理ツールは、煩わしい作業の無駄をなくし仕事をよりスピーディに仕上げることができます。
Wondershareの文書管理ソフト「PDFelement」なら、PDFに関する編集がすべて行えます。よく使用する書類から重要なものまで、またwordやExcelなどのoffice系ソフトで作成した文書も、簡単に変換修正可能となっています。例えばwordファイルのPDF化が上手くできず時間が掛かってしまい、さらにPDFへ変換した書類を少し修正したいときに再度一からやり直さなければいけないなど、社労士としての業務に欠かせない書類作成が速やかに行えない、なんてことはないでしょうか。
そんなときに活用してもらいたいツールが、「PDFelement」になります。このソフトがひとつあれば、文書管理に関する煩わしさを軽減させ、効率的に作業ができるようになります。
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「PDFelement」には変換や修正のほか、様々な機能がついています。こちらは体験版としてだれでも手軽に試していただけるので、ぜひ一度触ってみてください。
まとめ
雑多な業務も多い労務士ですが、単純な作業はなるべく効率的に行いたいですよね。特に副業においては、時間を節約し負担を軽くしていきたいところでもあります。
細かいチェックと正確さが求められる書類作成は、文書管理ツールの「PDFelement」を利用して手際よく処理をしてみてはいかがでしょうか。こういった便利なツールを使用することで、仕事の生産性がアップします。「PDFelement」はパソコン操作が苦手な方でも簡単に使える画面設計になっているので、気になった方は見てみてくださいね。
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