はじめに
PDFは日常生活でよく使われるフォーマットです。請求書に仕様書、カタログ等、 ビジネスシーンでPDFファイルを扱う事が非常に多いです。それに伴って、PDF編集する時いろんな問題も出ます。例えば、
- 「このPDFのテキストを少し書き込みしたいんだよな…」
- 「あれ?この数字間違ってる?クライアントに出すのに自分で修正できない!」
- 「この部分のファイルだけを印刷したい」
PDFの読み取りしかできないソフト(例:Adobe Acrobat Reader等)しかPCにインストールされていない場合困る事が多いですよね。
このページではPDF編集・PDF作成・PDF結合・PDF変換・PDF圧縮などが出来るビジネスでよく利用されるPDFファイルを編集するときに「PDFelement」ようなおすすめの「無料」で使えるPDF編集ソフトをご紹介します。またソフトを選ぶ時の小技やPDF編集する時のTipsもありますので、閲覧しかできないPDFソフトから卒業し「仕事を効率的に行いたいビジネスマン」は必見です!
以下のボタンをクリックしてPDFelementダウンロードできる
目次:
Part 1. PDF編集ソフトの選び方
★ポイント1★
PDF編集ソフトを選ぶ時は、【自分のビジネスに必要】なPDF編集機能が備わったソフトを選びましょう!
Q:① PDF編集ソフトをどう選ぶ?
A:【自分がPDF編集で行いたい動作】を考える「PDFを編集する」と一口にいっても、ビジネスシーンによりPDF編集に必要な機能は異なります。
- ・PDFファイルの背景を変更する
- ・PDFに注釈を付け指示を出す
- ・機密性の高いPDF文書にパスワードを追加し、安全性を高める
- ・PDFに添付ファイルを追加したりページを追加する
- ・PDFのページを回転させたり、適切な大きさに変更(トリミング)する
このような例が一般的に「PDFを編集したい!」と感じる時に必要な編集機能ではないでしょうか?
どうでしょう?この中にあなたのビジネスに必要な項目はありましたか?だから、必要な機能が揃えるソフトを選択するが重要です。
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★ポイント2★
PDF編集ソフトを選ぶ時は、 【直接PDFを編集できるかどうか?】このポイントに注意してソフトウェアを選びましょう!
② PDF編集ソフトを選ぶなら【PDFを直接編集出来る】ソフトを選ぶ
「PDFもワードみたいに簡単に文章の修正ができたらな…」
「時間がない!そのままこのPDFファイルに書き込みたい!」
ビジネスではよくある風景ですよね。こんな風に時間に追われている時は「PDFを直接編集」出来るソフトを選ぶのがベストです。
PDFを直接編集出来ないソフトを選んでしまうと「え?画像は入れられないの?」「思った様にテキストを打てない!」等業務の効率化を図ったのに、手間が増え、結果的には大幅に時間を浪費してしまう結果になります。
ただ「PDFelement」(PDFエレメント)ようなソフト「OCR機能」があり手書きの文書を取り込んで、PDFファイル上での直接編集が可能な事です。
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★ポイント3★
PDF編集ソフトと謳っていても【PDF文書の空白に新しいテキストを追加するだけ】というソフトもありますので 機能面はしっかりチェックしましょう!
③ PDF編集とは?PDF直接編集とは?具体的にはどういう内容?
• PDF編集とは、PDF文書に新規オブジェクト(テキストを書き込み、画像を挿入)、PDFにマーカーを引く、透かしを追加、PDFに背景を変更、注釈付け、パスワードを追加、PDFに添付ファイルを追加、PDFのページを回転・トリミング・挿入・置き換え・結合、ということです。単純な編集ではないです様々な内容が含まれます。
• PDF直接編集とは、上記「PDF編集」のことだけではなく、ワープロ(Word)のようにドキュメントの既存テキストや画像などのオブジェクトを直接に変更、挿入、削除することもできます。
「PDF編集可能なソフト」という風に説明文に記載されていると、PDFファイルを開いてそのまま文字を修正したり、削除したり…といった編集作業ができる事をイメージしますよね。実際にPDF編集可能なソフトをインストールし使用してみると「PDF形式のまま直接編集できる」というソフトではない場合もあります。「PDF直接編集」が出来るソフト(例:「PDFelement」(PDFエレメント)など)はイメージ通りのPDFの編集が可能です。
例えば以下のようなPDFの直接編集作業が可能です。
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★ポイント4★
高級機能がある(OCR機能、パスワード機能)PDF編集ソフトを選びましょう!
④ 通常の方法では編集できないPDFファイルについて
(1)暗号化されたPDFファイル
暗号化されたPDFというのは簡単に言うと【パスワードつきのPDF】です。PDFを編集するために「パスワード」や「権限」が必要です。このようなPDFを編集したい場合は、PDFのパスワードを解除する必要があります。(参考:PDFのセキュリティ・パスワードを解除する五つの方法)またPDF編集ソフトにパスワードに関する機能がついているソフトウェアでないと、パスワードを知っていてもPDFを編集する事は出来ません。
(2)スキャンした画像ファイル、FAXで送られてきた紙
元はPDFファイルであったはずの、画像ファイルやFAXで送られてきた紙の資料なども編集したくても編集ができませんよね。PDF編集ソフトには「OCR機能(おーしーあーるきのう)」というものがついているソフトウェアも存在します。FAXで送られてきた資料やメールで添付されてきた画像ファイルもOCR機能を使えば編集可能なPDFファイルに変換することが出来るんです。
● PDFを編集するにはPDF編集専用のソフトが必要
● PDFを直接編集出来るソフトを選ぶ
● 機能をしっかりチェックして自分のニーズに合わせて選べる
● 高級機能があるPDF編集ソフトを選ぶ
Part 2. PDF編集ソフトランキング
上記を踏まえ「使い勝手がいいPDF編集ソフト」はどんなものがあるのか?気になる「PDF編集ソフトランキング」をご紹介致します!
今回は、「どんなPDF編集機能が搭載されているか?」「実際にPDF編集ソフトを利用したユーザーの口コミは?」などPDF編集の機能面や、利用者のレビューを交えてご紹介していきます。
(1)WindowsとMacどちらでもできるソフト3選
① PDFエレメント----上記のポイントを網羅したPDF編集ソフト ★★★★★
上記で紹介した各種ポイントに当てはまるPDF編集ソフトのおすすめNO.1はPDFelement(PDFエレメント)です。
PDF編集ソフトの特徴として、機能が分割販売されているものが多いです。「パスワード解除、OCR機能などは上位版にしか付属していない」といった事が多くみられます。PDFの編集で「〇〇は出来るけど〇〇は別のPDF編集ソフトで編集を…」などビジネスシーンでは言ってられないですよね。PDFエレメントは他社ソフトの上位版の機能もすべて搭載されています。
PDF編集ソフトではAdobe Acrobatシリーズが有名ですが「高額」であるという点でこのランキング上位からは除外しました。 「PDFelement」(PDFエレメント)の無料版は透かしが入りますが、PDFを編集するという点では問題ありません。無料版があり、サブスクリプションタイプもあるPDF編集ソフトであり、機能比較を行った際、際立ってコストパフォーマンスが良い点からこのページではNO.1とさせて頂きました。
長所:
- ・ワードに似たシンプルなデザインで初めて利用するユーザーにも使いやすい。
- ・PDF内でテキストの編集・修正・削除、新規テキストを追加、PDF文書情報を編集(タイトル、作成者、キーワードの編集など)上記ポイントで上げた部分がすべて可能。
- ・PDF結合、PDF分割、PDF回転、PDF圧縮、墨消し、バッチ処理、OCR機能など、高額なPDF編集ソフトにある機能を全て搭載。
- ・テレワークに必要な電子印鑑や電子サインをPDFに追加可能。
- ・Word形式(.doc/.docx)、Excel形式(.xls)、PowePoint形式(.ppt)、画像形式やテキスト形式など、多様な形式へのPDF変換に対応。
- ・PDFをWord、Excel、PowePoint、画像、テキストなどに変換可能。
- ・AI(ChatGPT)搭載することにより、PDFファイル内の内容を要約したり、質問したりすることが可能。
システムサポート:Windowsシステム:Windows 11/10/8.1/8/7/Vista Macシステム:Mac OS 10.12以後に対応。
→関連記事:PDFファイルの文字や画像を修正するにはどうしたらいい?
② PDF redirect----PDF印刷・暗号化フリーソフト
エクスプローラー形式のPDF編集ソフト。
PDFビューワーはついていないのであらかじめ行う動作が決まっている場合は手軽に扱えるソフトです。パスワードをかけることも可能なので直接PDFのテキストを書き換える等の動作が不要な場合利便性が高いです。
機能:PDFのパスワードを設定した暗号化 PDFの印刷
③ Foxit PDF Editor(旧: Foxit PhantomPDF)
PDFビューアーのついた直感的にPDFを編集できるソフト。ソフトウェアの軽さが特徴です。
PDF編集ソフトの起動速度に不満がある場合、このPDF編集ソフトを使うと仕事が効率的にはかどります。 PDFの直接編集、ページ編集、コラボレーション、共有、署名、セキュリティ設定、スキャン、OCR など機能が揃えるソフトです。
機能:PDF閲覧/注釈によるコメントの書き込み/図形の挿入/ハイライト/画像・動画挿入/パスワードつきPDFの作成
(2)Windowsシステムのみ対応する3選
① PDF Shaper Free----PDF編集・ページ処理・パスワード化が可能
完全無料の海外製のPDF編集ソフトです。日本語化されていないという部分が大きな難点です。日本語化の方法はサイトから日本言語ファイルをダウンロードし、言語ファイルを置き換えれば日本語のPDF編集ソフトとして利用することが可能です。PDFの閲覧やPDFにテキストを追加するなどのPDF編集機能はありません。
機能:PDFからテキストに変換/PDFから画像に変換/画像からPDFに変換/PDFからRTFに変換(注意:変換されたテキストのレイアウトが乱れることがあります。変換後の画像の解像度が低くなります。)/PDF結合・分割/PDFからテキストの抽出/イメージ抽出・削除([イメージ削除]は一括でPDF文書中の画像を削除する機能。他のPDF編集ソフトにはない機能です。)/PDFページ回転・抽出・削除/トリミング/PDF暗号化・復号化(パスワード設定機能の中には所有者パスワードとユーザーパスワードの両方を設定可能。)/メタデータ/署名
② pdf_as----PDFページ編集、暗号化
解凍ソフトのようなインターフェースが特徴的なPDF編集ソフトです。
無駄なものが一切無い為動作の速さと使い易さに定評があります。メニューバーから行いたい動作を選ぶ方式の為、PDF編集時に迷うことはありません。画像やwebページをPDFに変換する機能も備えています。PDF閲覧機能がついていないので作成状態を確認しながら作業したいユーザーには不向きです。
機能:PDFに変換/ページ処理/セキュリティ設定/圧縮・結合・分割/ページ追加・抽出・削除・回転/PDF文書のタイトル、作成者、サブタイトル、キーワード情報の追加/読取パスワードの追加、PDF編集セキュリティ設定(文書変更許可、注釈許可など)/PDFサイズ圧縮(注意:画像のみのPDFはサイズが縮小しません。)
→関連記事:pdf_asとは?機能や使い方を徹底解説
③ PDF-XChange Editor----PDF編集に対応
PDF編集・加工ソフトです。「PDF-XChange Viewer」の後継版で、PDF編集の機能を使うことができます。
上記に挙げたポイントを全て網羅していますが、PDFにもともとある文字の編集などには制限があるようです。また、OCR機能もありますが、4種類程度の言語しか認識されないようです。海外の書類などを扱う場合機能としては少し頼りない感じは否ませません。有料版もあるのでこのPDF編集ソフトが気に入った場合そちらを使うのが良さそうです。
機能:PDF閲覧/PDFの元のテキストを編集(注意:制限あり)/フォーム追加(注意:制限あり)/テキスト追加/コメント・注釈の追加/画像・音声の挿入/OCR機能(注意:四種類程度の言語しか認識されない)
④ かんたんPDF EDIT----直感的に操作できるPDF編集フリーソフト
名前の通りかんたんにPDFに文字や図形を書き込みたい場合便利なソフトです。「PDFのもともとのテキストを書き換えたい場合」などの作業にはは適していません。人から送られてきたPDF等に指示を書き込みたい等の場合に手軽に利用できるPDF編集ソフトです。
機能:コメントの追加/図の追記/画像の追加
(3)WEBブラウザで使えるオンラインツール4選
① Hipdf----オンラインPDF編集アプリケーション
ほぼ全てのPDF編集機能を備えています。インストールなしで使用できるPDF編集ツールです。インターネットに繋がっていないと利用できない点とネット上にPDFをアップロードする点がソフトウェア部門と異なるのでNO3はHipdfとしました。
機能:PDFテキスト追加・画像・図形追加/サインのようなPDF編集機能/PDF⇔イメージへの相互変換/Office文書形式への変換/分割・結合
➬あわせて読みたい:HipdfでスキャンPDFからpng/jpeg画像へ変換する
② PDF24----ウォーターマークなどの機能でPDFを簡単編集
様々な機能を備えた無料のPDF編集オンラインツールです。必要な機能がある場合は利便性の高いPDF編集ソフトウェアです。インストール版もありますが、ただPDF24 クリエイターはWindowsシステムのみにインストールできます。Linux およびMACには現在対応しておりません。
機能:PDF変換・マージ・分割/Word・Excel・Text・画像をPDFに変換(印刷設定から変換する方式)/ページ結合・抽出/暗号化PDFの作成/ウォーターマーク/署名
➬あわせて読みたい:【使ってみた】無料PDFソフト PDF24の機能紹介とレビュー
③ Small PDF----PDF注釈付け
ウェブ上で利用できるPDF編集ツール。インストールするタイプのソフトウェアではありません。様々なPDF編集が可能です。企業ロゴからもわかるようにカラフルなテーマを採用しているのでPDF編集時に操作で迷うことは少なそうです。セキュリティ的にOKであれば一度使い勝手を試してみるのもおススメです。
機能:PDF圧縮・変換・結合・分割/テキスト・図形・画像・手書き追加/ページ回転・削除/PDF結合・分割/PDFロック解除/署名
➬あわせて読みたい:無料PDFオンラインツールsmallpdf、hipdf機能比較すれば!
● WindowsとMacどちらでもできる
- PDFelement
- PDF redirect
- Foxit PDF Editor
● Windowsシステムのみ対応する
- PDF Shaper Free
- pdf_as
- PDF-XChange Editor
- かんたんPDF EDIT
● WEBブラウザで使えるオンラインツール
- Hipdf
- PDF24
- Small PDF
Part 3. おまけ PDF編集のお役立ちTips
①Microsoft Wordを使って無料でPDF編集!
「ネット環境がない環境で急遽PDFを編集しなければならなくなった!」なんて事も考えられますよね。そんな時に役立つのが大抵のPCに入っている「Microsoft Word」。とっさの場合はワードからPDFを読み込んで編集を行いましょう。(*Microsoft WordでPDFを編集可能にする方法について詳しくはこちら:「Word 2013/Word 2016を使って無料でPDFをWordに変換して編集する方法」)
編集後は保存形式でPDFを選べばPDFファイルの出来上がり。(*WordをPDFとして書き出す方法はこちら:「無料でOffice2016/2013のWordをPDFに変換する方法」)読み込み時に表示崩れを起こしたりする場合もあるかと思いますが、「急にPDFを編集しなければならなくなった!」なんて時に覚えておくと役立つ小技情報その1でした。
→関連記事:PDFを直接編集と大量なファイルを一括で修正できる方法
②Googe Driveを使って無料でPDF編集!
オンラインになってしまいますが、Googleにはいろんなフリーアプリが存在します。Googleのアカウントを持っている場合、Googe DriveにPDFを追加し、PDFファイルをクリックすると、Google DocumentでPDFファイルを編集する事が可能です。(*Googleドキュメント、Google DriveでPDFを編集する方法について詳しくはこちら)
こちらはネットが使える場合&オンライン上にUPしてもOKなPDFファイルの場合の役立つ小技情報でした。
まとめ
以上、「無料でPDFの編集できる【PDF編集に使えるフリーソフトTop10】」のご紹介でした!いかがでしたか?PDF編集といってもシーンによって必要な機能は様々ですよね。この記事を読んでくださった方のPDF編集ソフト選びの役に立っていると嬉しいです。
役に立ちましたか?コメントしましょう!