この記事ではPDFからWordに変換できるおすすめの無料ツールを10個ご紹介します。ツール選びのポイントも解説しているので、ご自身の環境や扱うデータに合わせて、今すぐ使えるぴったりのツールが見つかりますよ。
また、オンラインで手軽に変換したいなら多機能な「HiPDF」を、ビジネス用途で安全に処理するなら「PDFelement」をぜひ試してみてください。
どちらも無料で使えるので、どのツールを選ぶべきか迷ったらまずはこの2つから使ってみましょう。
お使いのパソコンにWordがインストールされていれば、PDFを直接開くことでファイルをWord形式に変換できます。手順は以下のとおりです。
自由に文字や表などを編集し、完了したら「名前をつけて保存」を選んでWord形式で保存しましょう。新しくソフトを入れる必要がなく、外部ツールを用いないのでローカル環境で安全に処理を行えます。

ただしWordはPDF変換の専用ツールではないため、次のような問題が発生することもあります。
Wordでは複数のPDFをまとめて開く処理に対応していません。そのためたくさんのファイルを変換したいときにはなかなか作業が進まないでしょう。
ファイルを開き、変換されるのを待ち、名前をつけて保存するという作業がファイルの数だけ必要になってしまいます。
シンプルな文字だけの文書であれば問題ありませんが、以下のような複雑なレイアウトを含んでいると変換後に見た目が崩れやすいです。
PDFは見た目を重視して文字の位置を固定しているのに対し、Wordは編集のしやすさを優先するため配置が流動的だからです。
この仕組みの違いによってWordが元のデザインを正しく読み取れず、変換後に崩れたレイアウトをきれいに戻すために時間がかかってしまいます。
複合機によるスキャンで作成したPDFをWordで開くと、文字化けしたり画像のまま取り込まれたりと、うまく文字を認識されないケースがあります。
ファイルが文字情報を持っておらず、画像に写っている情報からWordがOCR(光学文字認識)処理を行って文字データに変換しているからです。しかしWordのOCR機能はそれほど精度が高いわけではありません。そのため別の文字として認識されたり、文字化けしたりすることもあります。
Wordの標準機能ではうまく変換されない場合は、次に紹介するツールを使ってみてください。変換方法や環境別に、9つのツールをご紹介します。
それぞれのツールの特徴と、無料版でどこまで使えるのかについて確認しましょう。
ブラウザ上でサイトにアクセスし、PDF文書をアップロードするだけでワードドキュメントへ変換するのがオンラインツールです。ソフトをインストールする必要もなく、Webにつながる環境さえあれば、パソコンの性能やOSを問わずどこからでも変換できる点が強みです。
ただしファイルを一時的にインターネット上のサーバーに送る仕組みのため、重要なデータを扱うときには注意してください。
Googleドライブは、Googleアカウントを持っていれば誰でも使えるクラウドストレージです。ストレージ容量の範囲内なら、無料で利用回数の制限なくWordへの変換を行えます。

ただし画像や表などが含まれている場合、レイアウトは大きく崩れてしまいます。
文字だけで構成された契約書などを変換したい方、普段からGoogleのサービスを使っている方にぴったりです。
iLovePDFは会員登録やログインが不要、かつ無料で使えるオンラインツールです。変換スピードも速く、サイトを開いてすぐにファイルを処理できます。
また無料版で変換したファイルに、サービス名などの透かしが入らない点も嬉しいポイントです。一方で無料版にはいくつか大きな制限もありますので、確認しておきましょう。

HiPDFは無料でも多言語のOCR機能に対応しており、スキャンしたPDFを今すぐ編集可能なWordへ変換したい方におすすめです。
無料版では1日1ファイルまでしか変換したファイルのダウンロードができず、またページ数が多いと変換にやや時間がかかる点はデメリットといえます。
しかしHiPDFの魅力は、無料版でもOCR機能が使えることです。画像PDFの文字を認識し、Word変換時に編集可能なテキストとして起こしてくれます。変換後のWordに透かしや編集制限が入らないため、そのままビジネス用途でも活用できます。
変換以外にもPDFに関するメニューが豊富です。制限なくすべての機能が使える有料版は、7日間99円から利用できるので気になった方は試してみましょう。

パソコンにインストールして利用する専用ソフトウェアは、ネット環境に左右されず使えることからビジネス用途に向いています。外部と情報をやり取りすることなくパソコンの中だけで変換処理が完結するため、情報漏洩のリスクを抑えられ、機密書類も安全に処理可能です。
また数十個のファイルも一括で変換できるなど、オンラインツールと比べても高い機能性を備えており、単純作業にかける時間を大きく減らせます。
なるべく書類のデザインやレイアウトを崩したくないときに候補に挙がるのが、PDF形式を開発したAdobe社のAcrobatです。強力な変換プログラムを備えており、図表が配置されたPDFであっても元のレイアウトをしっかりWordで再現してくれます。
変換精度も高く他の機能も充実しているものの、毎月2千円弱もの継続的な費用がかかってしまうのがデメリットです。
月1件の変換など厳しい制約があるものの、無料で試したい場合は、ブラウザで使える「Acrobatオンラインツール」を使うのを推奨します。

PDFelementはAdobe Acrobatなどと同水準の変換やOCR機能を備えつつ、買い切りで永続的に使えるコスパの高さが魅力のソフトです。
本格的な利用には有料ライセンスが必要ですが、7日間の無料トライアル期間を利用すれば1ファイルにつき3ページまで変換を試せます。
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サブスクリプションではなく、買い切りでずっと使える永続ライセンス版があるのがPDFelementの優れた点です。毎月の処理頻度はそれほどではないものの、無料ツールの機能制限や、機密書類の処理に困っている方は選択肢として検討する価値があります。
無料トライアルで変換の精度や他の機能の使い心地をじっくり試せます。Windows・Macどちらにも対応しているので、ぜひダウンロードしてみてください。
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Renee PDF AideはOCR機能に強みのあるソフトウェアです。WordだけでなくExcelやPowerPoint、画像、テキスト、HTMLにも変換できます。無料のトライアル版を提供しており、無料版では合計で100ページまでの変換、及び合計50ページのOCR機能の利用も可能です。
ただしそれ以上の処理を行うには有料ライセンスの購入が必要です。

Windows専用のソフトであるPDF-XChange Editorは動作が軽いのが特徴です。ファイルを開くスピードが速く、多少古いパソコンでもスムーズに動きます。

ただし無料版で変換したWordファイルには全ページに透かしが入るほか、パスワードで保護されており編集はできません。
あくまでも変換後のレイアウトや、操作感を確かめるための試用版であることを理解しておきましょう。
営業での移動など、パソコンを開けない時間が多い人にとっては、スキマ時間を有効活用できるスマホアプリが便利です。
急ぎの案件で修正しなければいけなくなっても、手元のスマホで変換や修正を素早く行えます。
スマートフォン向けのインターフェースで、パソコン版でも紹介した高い変換精度を誇るのがPDFelementのアプリ版です。
操作も非常に分かりやすく、Wordへの変換はとても簡単な2ステップだけで処理を行えます。
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特にクラウドストレージと連携させると、会社のパソコンで作業したファイルも移動中にスマホからWordに変換するなど柔軟な作業が可能です。
無料で利用できる範囲では、Wordなどの別形式への変換は1ページのみに制限されています。iPhoneとAndroidのどちらにも対応しているので、外出先で使いたい方はスマホに入れておきましょう。
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PDF Expertはファイル管理や検索機能が優秀で、特にApple製品ユーザーからの評価が高いアプリです。テキストに沿ってマーカーをきれいに引けるため、勉強や閲覧用途で使うユーザーが多いです。
PDFを変換する機能も備えており、以下の手順で処理を行います。

ただしWord形式への変換やOCR機能は有料プラン専用となっています。7日間の無料トライアルがあるため、無料で使いたい方は期間内に利用しましょう。
またiOS専用アプリであり、Android端末では利用できません。Google Playに同名のアプリが配信されていますが別物のため注意してください。
関連人気記事:無料で使えるPDF変換ソフト10選とオンラインサイト3選
ここまで紹介したツールのうち、実際にどれを使えばよいか悩んでいる方もいるかもしれません。次に3つのポイントを解説するので、ツール選びの参考にしてみてください。
変換ツールを無料で使える範囲には、制限が設けられています。特に回数制限とファイル容量の制限を確認しておきましょう。
例えばiLovePDFでは、サーバーの混雑状況によって無料ユーザーは変換回数に制限がかかり、15MBまでのファイルしか処理できません。
月に数回程度しか変換を利用しない場合であれば、オンラインツールでも対応は可能です。
一方で処理が月末に集中するようなケースには対応しきれないため、有料版の導入も検討してみてください。「今だけ大量にファイルを処理しないといけない」という方は、専用ソフトの無料トライアルを使う方法も有効です。
社内の機密情報や個人情報が含まれている文書を変換するときには、なるべくパソコン内で処理するツールを選ぶべきです。
オンラインで変換する方法はソフトのインストールが不要で手軽ではあるものの、一時的とはいえ外部に情報を送ることになります。しかしながら情報漏洩が起こる可能性はゼロではありませんし、会社によっては外部へデータを送ること自体が禁止されているケースもあります。
手書きの請求書や捺印済の契約書など、スキャンした紙の書類を扱う機会が多い場合は、OCR機能が付属したツールを選んでください。
単に書類をスキャンしただけのファイルをOCR機能がないツールで変換しても、画像が貼り付けられたWordが出力されるだけです。文字の編集やコピーによる再利用ができないため、Word形式に変換するメリットがほとんどありません。
またOCR機能がついていても、ツールによって精度にばらつきがあります。複数のツールを試してより適したものを選んでください。
関連人気記事:無料で高精度OCRを使う方法とは?おすすめフリーツールと精度向上のコツ
PDFをWordへ変換したいと考えている方へ、つまずきやすい点や疑問についてお答えします。
文字化けが起こる原因のほとんどは、スキャンした画像データに対してOCR機能が有効に働いていないことです。OCR機能を備えたツールや、より精度の高い文字読み取りができるツールを選ぶと、文字化けを避けられます。
また文字を認識しやすくするために、高画質でのスキャンや傾き・文字濃度の調整も有効です。
PDFとWordではレイアウトの仕組みが異なるため、表や段組みなどが複雑な資料の場合は、どうしてもレイアウトが崩れてしまいます。いくつかのツールで試しても再現し切るのが難しいのであれば、文字だけ抽出して作り直すか、編集ソフトでPDFのまま修正する方法もあります。
ファイルを開くためのパスワードや、印刷・編集制限がかけられているファイルは、そのままでは変換ツールで読み込めません。
例えばPDFelementでは、パスワードが設定されたファイルを変換しようとすると入力画面が表示されます。正しいパスワードを変換時に入力するか、ファイルのセキュリティ設定を変更してから開いてください。

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Wordを使えばPDF形式への変換も簡単です。文章の修正をしたあと、レイアウトを固定したり内容を確定させたりするには以下の手順で行ってください。
また「名前をつけて保存」でPDF形式を指定することでも同様に作成できます。Wordファイルとは別にPDFファイルが作成されるため、元データが上書きされて消えるわけではありません。

無料でPDFをWordに変換する方法や、おすすめのツールについてWordを含めて10個紹介しました。
ですが「結局どれにしたらいいか迷うな……」「1番おすすめなのはどれ?」と思われる方もいるはずです。
PDFelementには無料で使えるトライアル期間が用意されており、高精度のWord変換機能を7日間じっくり試せます。契約書や請求書などの変換や編集が継続的に必要な方は、買い切りで永続的に利用できるコスパの良いソフトの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
また「ソフトをインストールするのは面倒」とお困りの方は、今すぐブラウザで試せるHiPDFが向いています。アップロードして問題ないファイルかどうかご自身でよく確認のうえ、無料で今すぐ使ってみてください。
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