インターネットの普及に伴って、オンライン上でデータのやり取りを行う機会が増えました。また、画像データなど1ファイル当たりのサイズも大きくなっていることから、オンラインストレージの利用者が増えてきている状況です。では、オンラインストレージとは具体的にどのようなサービスなのでしょうか。ここでは、オンラインストレージのリスクや対策などサービスを利用する上で知っておきたい情報も合わせてご紹介します。
目次:
オンラインストレージとは、インターネット上にデータを保管するサービスのことです。オンライン上でデータが保管できるため、USBやCD-ROMなどの媒体を必要としません。USBやCD-ROMなどはデータの保存容量が決まっていることから、大容量のデータを保管する場合にオンラインストレージを活用すると便利です。また、オンライン上にデータがあるため、複数の拠点でデータを共有する際にも重宝されます。
ただ、オンライン上でデータのやり取りを行う場合、互いの編集ソフトが異なるとファイルが閲覧出来ないことがあります。そこで活躍するのがPDFです。PDFは多くの編集ソフトで保存できる共通のフォーマットです。どのOSでも閲覧できるファイル形式であるため、資料をPDF化してオンラインストレージ上に保存すればデータの共有化が図れます。さらに、PDFファイルはそのまま印刷できる状態で保存されているため、フォントやレイアウトが崩れることもありません。オンラインストレージが普及したことで、PDFファイルの重要性も増してきています。
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リモートワークが促進されている背景もあって、オンラインストレージの利用は増加傾向です。しかし、オンラインストレージを利用するにあたり、そのリスクを知っておくことも肝心です。
その1つが、情報漏えいのリスクです。まれに不正アクセスによる情報流出事件が報道されることがありますが、オンラインストレージも例外ではありません。オンラインストレージはインターネットを利用しているサービスですから、サイバー攻撃の対象になることがあります。
また、ユーザーのPCがウィルスに感染してしまうと、アカウントが不正に利用されたり、個人情報が流出する恐れがあります。
このように、オンラインストレージを利用する際にはリスクが伴いますので、対策を講じる必要があります。世の中には様々なオンラインストレージサービスが存在しますが、特に高セキュリティ対策を実施しているものを選ぶことが対策となります。
具体的には、PDFファイル保存時やデータ通信時の暗号化、サーバー側のウイルスチェックがきちんと実施されているかです。また、不正アクセスを防ぐために二段階認証などで認証機能を強化させているかも選ぶポイントの1つです。
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クラウドストレージとオンラインストレージは同じ意味で使われる言葉です。クラウドは雲、ストレージは倉庫を意味する単語であり、インターネット上に存在するファイル倉庫というイメージです。クラウドストレージは、個人でも利用できるのが大きなメリットとなっています。一口にクラウドストレージといっても、色々な企業からサービスが提供されています。サービス内容も無料から有料プランまで様々です。もし、クラウドストレージを頻繁に使うならば、PDFファイルなど保存や共有させたいデータの種類や用量などを検討してからサービスを選ぶと良いでしょう。
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PDF編集したファイルをクラウドストレージ上に保存する際には、各クラウドストレージサービスの特徴を知っておくことが肝心です。サービスによって個性がありますので、ここでご紹介する5つを参考に自分に合ったものを選びましょう。
Dropboxは、数あるクラウドストレージの中でユーザーが多いサービスの1つです。いくつかのプランがありますが、無料のBasicプランでは最大2GBまで保存できます。また、友達招待で16GBまで無料で増量することが可能です。容量に関しては特別抜きんでたサービスではありませんが、安定した動きである点が評価されています。
Googleが提供するクラウドストレージですので、知名度が高いです。無料プランでも15GBのデータが保存できます。有料ですが、100GBプランや2TBプランなど大容量の保存サービスも提供しています。サービスを利用するためには、Googleアカウントが必要です。
Yahoo!ボックスもGoogle ドライブと同様、知名度の高いクラウドストレージです。5GBまで無料で利用することができます。Yahoo!経由でサービスが利用できるため、どのOSでも利用することが可能です。ただし、3年間一度もアクセスがないと、データが消去されてしまいますのでその点は注意が必要です。
Apple社が提供するクラウドストレージサービスです。iPhoneやMacに初めから組み込まれているサービスですから、これらのユーザーにとっては非常に便利なサービスになっています。ファイルやフォルダ共有機能を設定すれば、データが共有されます。
10GBまで無料で利用できるクラウドストレージです。TeraCLOUDのサーバーは日本国内にあり、耐震やセキュリティ等の厳しい基準をクリアしているので安心感があります。
リモートワークが普及するにつれて、オンラインストレージの重要性は高くなっています。しかし、インターネット上でやりとりする以上、情報漏洩などのリスクは避けて通ることができません。セキュリティー対策がしっかりしているサービスを選ぶなどの対策が必要です。また、個人で利用できるクラウドストレージもたくさんありますので、自分に合ったサービスを選んで快適なデータ管理を行いましょう。
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