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従来、「テレワーク(リモートワーク)」は「働き方改革関連法」や「東京オリンピック・パラリンピックの混雑回避」を目標に導入が検討されてきました。
ところが、全世界で新型コロナウイルス(新型肺炎)の感染が広がりつつあります。「クラスター」「パンデミック」「オーバーシュート」「ロックダウン」が聞こえてきます。「世界保健機関(WHO)」では数百万人死亡の恐れがあると言っています。 今は非常事態であるために、従業員の感染リスクを最小限に抑える必要があります。感染の拡大防止策の一つとして「テレワーク」の導入が推奨されています。自宅で仕事をする事で、通勤時に電車に乗り人混みに会う方や会社での人と人の接触を避ける狙いが有ります。
日本が新たに「新型コロナウイルス感染症対策のためのテレワークコース」を創設しました。(令和2年3月9日~) 中小企業の方々は是非とも活用しください。
すでに大企業では半数以上の会社が「テレワーク」を導入していますが、中小企業に於いては、具体的な取り組みの導入手順や方法が分からず、いまだ検討段階の企業も多いのではないでしょうか?
中小企業で初めて「テレワーク」の導入を検討する際のフロー!!
「テレワーク」とは、ICT(情報通信技術)を活用した、時間や場所にとらわれない働き方を実現するための取り組みです。勤務場所により3つの働き方に分けられ、対象の従業員は異なるために、自社に合ったテレワークの形を検討してください。今は非常事態で、新型コロナに感染した方が急速に増えているのです。
★モバイルワーク
クライアント先や移動中、インターネット環境の整ったカフェなどを就業場所とする働き方です。営業職など休む間もなく外出をする職種の場合は、会社に戻る必要が無くなる為に、ビジネスライクに業務を進められます。しかしながら、今は非常事態です。
★施設利用型勤務
コワーキングスペースなど、勤務先以外の施設を活用する働き方です。自宅に近い事業所が存在すれば、通勤負担の軽減と移動時間の削減ができます。しかしながら、今は非常事態です。
★在宅勤務
自宅にいながら、パソコンとインターネット、ビジネスチャットなどのコミュニケーションツールを活用した働き方です。従業員の感染リスクを最小限に抑える事が出来ます。今は非常事態なので、「在宅勤務」をして下さい。
中小企業向け「テレワーク」の導入手順・方法!!
中小企業の場合には、大企業のような必要経費でシステムの構築や導入は困難になると思います。既存のサービスなどを活用して、できる限り安くいち早く導入出来る事が大事になります。幾つかのソリューションをご紹介します。
◆ネットワーク環境(WIFI)の整備!!
自宅で仕事をする際に、問題になるのはネットワーク回線です。多くの方は自宅にネットワーク回線を契約して、WIFIルーターを設置していますが、誰もがそうだとは限りません。簡単な解決策は、会社でモバイルタイプのWIFIルーターを契約して従業員に貸し出す事です。1台あたり月額3,000円程で出ており、契約期間の縛りもなく、工事も不要で簡単にテレワーク用のネットワーク環境を提供する事が出来ます。
◆ノート型のパソコンを準備する!!
会社側でノート型のパソコンを支給する事です。普段会社に於いてデスクトップパソコンを使っていると、どうするのか?今ではノートパソコンの低価格化が進んでおり、1台5万円前後でそれなりの性能の物が買えます。
◆連絡手段の導入!!
クライアント先との連絡や同僚の会話をどのようにしたら良いのか?も問題となります。会社からスマホを支給されているのであれば、それを使えば良いのですが、そうでなければノートパソコンで動作する無料通話ソフトがあります。「Skype」や「Discord」は無料で、複数人通話が出来ます。メールよりも手軽なチャットがコミュニケーションのメインになっています。
◆勤怠管理をどうするのか?
「テレワーク」の課題の一つが従業員の「勤怠管理」です。そこでお薦めなのは「iruca」の在席管理ツールを導入して使う事です。皆様の状況を見る事が出来ます。お互いを信じる事で十分に仕事が進みます。「iruca」は無料でユーザー登録さえ不要で直ぐに使えます。
中小企業の方々は是非とも「テレワーク」にチャレンジしてみて下さい。ここが踏ん張りどころです。頑張りましょう!
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