現在は、FAXファイルをPDFに変換するためのさまざまなソフトが出回っており、簡単に変換することができるようになっています。紙で受信したFAXを、スキャナで取り込み、そのあとにPDFファイルに変換することもできますが、スキャナを使わないさらに便利な方法が主流になってきています。
FAX形式のファイルや拡張子がfaxのファイルを、PDFプリンタを使ってPDFに変換するという方法を紹介しましょう。これにはフリーソフトのPDF24クリエイターを使用します。PDFプリンタとは仮想プリンターではありますが、他のプリンタと同様に扱えます。PDFに変換したいファイルをPDFプリンタを使い、実物の用紙に印刷するのではなくPDFファイルに変換するというものです。フリーソフトのPDF24クリエイターをインストールすると、Windowsに新たなプリンタデバイスが登録されます。この新たなプリンタを使用して、FAXファイルをPDFファイルに変換することが可能です。
小型のFAX受信転送機であるaFAXを使うという方法もあります。頻繁にFAXを使う機会が多い場合は、FAX受信転送機を購入してしまいましょう。購入費用はかかりますが、利用頻度が高ければ、その利便性で十分元がとれそうです。aFAXには、受信したファックスをPDFに変換し、それをEメールに添付してパソコンやスマートフォンに転送してくれる機能があります。今や紙で情報伝達することはほとんどなくなっていますから、データの状態で扱える状態にするのは不可欠です。紙で受け取ったFAXをいずれにせよデータにする必要があるという場合は、aFAXを購入しておくと便利です。
FAX受信転送機は受信専用であり、ファックスの送信機能はありませんが、小型サーバを利用すれば、ファックスの送信もできます。こうした機器を新たに購入し、設置するという方法もあります。設置場所は必要ですが、比較的安い費用での使用が可能です。受信だけでなく、ファックス送信も頻繁におこなうというときは、この小型サーバを利用するのがおすすめです。FAXファイルはもちろん簡単に自動でPDFに変換され、パソコンに保存されます。登録してあるEメールアドレスに、PDFファイルとして添付され、自動送信もされます。
PDF変換サーバを利用するという方法もあります。これには50万円近くの費用がかかるため、法人などで利用する場合に適した方法と言えます。これを利用すれば、紙で届いたFAXをスキャナで取り込んでPDFに変換することもできますし、FAXファイルを変換するのも自動でおこなわれるので便利です。サーバライセンスは必要ですが、クライアントごとのライセンス費用は不要となります。専用機を購入したり設置したりする必要がないため、場所もとりません。しかし、個人レベルで使用するとなると、費用がネックになるでしょう。
このように、FAXファイルをPDFに変換する方法はいろいろあります。ファックス通信というのは、世界ではあまりおこなわれていませんが、日本ではまだまだ多いです。電話機にも付属しているものが少なくなく、今後もファックスは使われ続けるでしょう。しかし、今や文書はデータで管理されるのが通例となっていますから、ファックスで受け取った文書をPDFに変換して保存するのは不可欠なことともなっています。その変換方法はさまざまで、費用さえかければ非常にスムーズにおこなえます。一方、フリーソフトでもある程度おこなえるようになっており、選択肢は多いです。
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