はじめに
「そろそろ年賀状の準備をしなきゃ…」
「郵便局のプリントサービスで年賀状を作りたいけど、初めてでやり方がわからない…」
「忙しくてデザインを考える時間がない!」
この記事は、そんなお悩みを抱えているあなたのための完全ガイドです。
結論から言うと、郵便局の年賀状印刷は、豊富な無料テンプレートが用意されているため、初心者でも簡単に作成できます。デザインを一から考える必要はなく、スマホやPCから好きなデザインを選んで文章を少し考えるだけで注文が完了します。
この記事では、郵便局のプリントサービスの基本的な使い方から、デザインの選び方、便利な文例、さらには近年増えている「喪中はがき」や「年賀状じまい」の方法まで解説します。
この記事を最後まで読めば、郵便局サービスを使った年賀状作成のすべてがわかり、迷うことなく理想の一枚を注文できるようになります。ぜひ参考にしてみてください。
目次:
1.郵便局の年賀状印刷サービスで何ができる?メリットを解説
郵便局のプリントサービスは、日本郵便株式会社が提供する宛名印刷と投函代行に特化したサービス。インターネット上で簡単に利用できるほか、テンプレートが充実しているので、年賀状などの印刷代行を希望する方におすすめです。
そんなプリントサービスの主なメリットは以下のとおりです。
• 簡単入力で注文できる
郵便局のプリントサービスは、テキストの直接入力や宛名の一括登録(エクセルフォーマットをダウンロードしての一括登録)が可能です。さらには旧字や特殊文字にも対応しています。
• 宛名の仕上がりの確認
自宅のパソコンで作成した宛名の画像を確認できます。これにより、印刷される前に正確な宛名を確認できるため、ミスをどこまでも減らすことが可能です。
• おうちポストでの投函
宛名の確認した後、購入手続きが完了すると郵便局が直接ポストへ投函します。これにより、郵便物の配送を安心して任せることができます。
このように郵便局のプリントサービスは、ハガキのデザインから印刷・投函までを一貫して代行してくれる使い勝手の良いサービスです。
年賀状の作成が難しい場合や、多忙で作成できない場合におすすめといえます。
2.【初心者向け】郵便局の年賀状印刷 注文から投函までの8ステップ
郵便局のプリントサービスの利用手順を詳しく解説します。

1. 会員登録
まずは郵便局のプリントサービスを利用するためには、会員登録をしましょう。公式サイトにアクセスし、必要な情報を入力して登録を行います。
2. マイページでの住所登録
会員登録を済ませたら、マイページにアクセスしてください。ここで使用する住所を登録します(送付先の住所や自分の住所などを登録できます)。
3. 宛名印刷の設定
宛名印刷を利用する場合は「宛名印刷を利用する」を選択します。ここで宛名のデザインや書体、レイアウトなどを設定することが可能です。
4. 宛名の入力
宛名は直接入力するか、エクセルフォーマットをダウンロードして一括登録が可能です。外字など特殊な文字にも対応しています。
5. 宛名の仕上がり確認
宛名の設定が完了したら、パソコンの画面上で仕上がりの確認を行います。これは印刷前に宛名が正確かどうかチェックする重要なステップなので、入念にチェックしてください。
6. 投函代行の選択
宛名を確認した後、投函代行の有無を選択してください。投函代行有を選択すると、郵便局が直接ポストへ投函してくれます。
7. 購入手続き
すべての設定が完了したら、商品がカートに入ります。ここで購入手続きを行い、支払いを完了させてください。
8. 印刷と投函
注文が完了すると、印刷工場で宛名が印刷される仕組みです。投函代行を選択している場合は、郵便局が代わりにポストへ投函します。
郵便局のプリントサービスは、大量の宛名印刷や投函をかんたんに行えるため、特に年賀状や招待状などの大量送付と代行におすすめです。
仕上がり確認の段階で、差出人面に一言を入れたい場合は、PDFelementでテキストを配置してからPDF保存→注文という手順にすると、レイアウトの崩れを減らせます。
関連記事:郵便料金値上げに対応!ビジネスに影響を与えるポイントと対策>>
3.【2025年】郵便局で使える年賀状デザイン・無料テンプレート
年賀状印刷でおすすめのデザインとテンプレートを無料で提供しているサイトおよびツールはいくつかあります。ここでは無料で便利なツールを三つ紹介します。
年賀状のデザインにこだわる方や、テンプレートから作成したい方はぜひ参考にしてみてください。
① 郵便局プリントサービス
郵便局のプリントサービスは、日本郵便が提供する年賀状をはじめとするハガキの印刷サービス。デザインとテンプレートの数がとにかく豊富です。

特徴:年賀状のデザインテンプレートが豊富に用意されているだけでなく、宛名印刷と投函代行サービスを提供している
メリット:日本郵便の公式サービスなので信頼性が高く、宛名印刷から投函までを一括で行うことができる
② PDFelement
PDFの編集・体裁調整をまとめて行えるソフトです。年賀状向けのテンプレートを読み込み、文字の位置やフォント、写真の差し替え、QRコードの追加などを画面で確認しながら調整できます。
向いているケース:
・既存テンプレートを少しだけ直して使いたい
・縦書きの行間や均等割りを整えたい
・翌年以降も同じデザインを使い回ししたい

特徴:PDF編集のオールインワンソフトなので、PDFのさまざまな編集と変換はもちろん、年賀状などのテンプレートが充実しているのでデザインの編集やカスタマイズも可能
メリット:普段からPDFファイルで編集を行う方におすすめ
関連記事:年賀状もDX化!PDFelementで年賀状の作成方法とメールの送り方を紹介!>>
③ 無料の年賀状デザインテンプレート:J:COM年賀状テンプレート&素材集
J:COMが提供する無料の年賀状テンプレートと素材集サイト。多岐にわたるジャンルのテンプレートを利用できるので、非常に使い勝手が良いです。

特徴:フォーマルやカジュアルなデザインが約500種類揃っている
メリット:完成度の高いデザインが多く、会員登録不要で利用しやすい。
以上、郵便局で使える年賀状デザイン・無料テンプレートを紹介しました。
それぞれ特徴やメリットが異なるので、自分のニーズに合ったものを選んでみてください。
4.「年賀状じまい」の方法・文例
近年、「終活」の一環やライフスタイルの変化から、年賀状のやり取りを辞退する「年賀状じまい」を考える方が増えています。失礼なく、かつ丁寧に最後の挨拶を伝えるために、そのまま使える「年賀状じまい」の文例集が必要になります。
どのような文章を書けばよいか分からない方向けに、状況別の文例を3つ用意しました。
文例1:一般的な理由の場合
謹んで新春のお慶びを申し上げます
旧年中は大変お世話になり 誠にありがとうございました誠に勝手ながら 本年をもちまして 年賀状による年始のご挨拶を
控えさせていただくことといたしました今後はLINEやメールなどでご連絡をさせていただければ幸いです
皆様の益々のご健勝を心よりお祈り申し上げます
文例2:高齢を理由にする場合
皆様には佳き新年をお迎えのことと存じます
さて 私も高齢となり 細やかながら続けてまいりました
年賀状でのご挨拶を 本年限りで失礼させていただきたく存じます長年にわたるご厚情に心より感謝申し上げます
今後とも変わらぬお付き合いのほど よろしくお願い申し上げます
文例3:デジタル移行を伝える場合
あけましておめでとうございます
さて 誠に勝手ではございますが
来年より年賀状でのご挨拶を控えさせていただき
今後はSNSやメールにてご連絡を差し上げたく存じます皆様の変わらぬご多幸を心よりお祈りしております
ポイント:「年賀状じまい」のはがきは、相手が年賀状を準備する前の11月中旬から12月上旬までに届くように送りましょう。
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5.郵便局の喪中はがき印刷サービス|無料テンプレートはある?
身内に不幸があった年に、新年の挨拶を辞退することをお知らせするのが「喪中はがき(年賀欠礼状)」です。郵便局では、この喪中はがきの印刷サービスも提供しており、マナーを守った挨拶状を簡単に作成できます。
まず、キーワードにもある「無料テンプレート」について解説します。
郵便局の「喪中はがき印刷サービス」では、デザインを選ぶこと自体は無料です。しかし、それはあくまで印刷注文を前提としたサービスの一部です。
WordやPDFなどで完全に無料でダウンロードして自宅で印刷できるテンプレートは、このサービスには基本的に含まれていません。
「手軽に、マナーを守った高品質な喪中はがきを作りたい」という場合は、デザインを選んでそのまま印刷注文できる郵便局のサービスが最適です。
郵便局で喪中はがきを印刷する手順
公式サイトにアクセス:「郵便局のプリントサービス」から「喪中はがき印刷」のページへ進みます。
デザインを選択:菊や蓮、胡蝶蘭など、落ち着いたデザインのテンプレートが多数用意されています。故人のイメージに合わせて選びましょう。
文章を入力:定型文が用意されているため、誰が・いつ亡くなったかといった情報を入力するだけで、マナーに沿った文章が完成します。続柄、故人名、没年月日、享年などを正確に入力します。
差出人情報を入力し、注文:ご自身の住所・氏名を入力し、枚数を指定して注文します。宛名印刷もオプションで依頼できます。
喪中はがきを出す際の注意点
送る時期:相手が年賀状の準備を始める前の11月中旬から、遅くとも12月上旬までに届くように手配するのが一般的です。
内容:「年賀」などのお祝いの言葉は使わず、あくまで「新年の挨拶を辞退する」という主旨を伝えます。
デザイン:派手な色やデザインは避け、薄墨(うすずみ)や落ち着いた色合いのものを選びます。
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6.郵便局の年賀状 いつからいつまで?販売・投函時期まとめ
郵便局における年賀状の販売についてまとめました。
ポイントを解説しているので、年賀状の購入にお役立てください。
1. 販売時期
年賀はがきは例年11月1日から販売されます。
2. 年賀はがきの種類
年賀はがきはいくつか種類があり、無地のものや特定の加工が施されたもの、インクジェットプリンター向けのもの、写真印刷に特化したものなどがあります。また、デザインや写真入りのはがきも人気です。
3. 年賀はがきの利用方法
年賀はがきは郵便局で直接購入するか、プリントサービス(オンライン)から購入できます。
これらの情報は、郵便局の年賀状プリントサービスの一般的なものです。具体的な情報については、公式サイトを確認してください。
郵便局での年賀状の投函に関するポイント
1. 受付期間の確認
年賀状を元旦に届けるためには、郵便局が設定する受付期間内に投函する必要があります。この期間に投函された年賀状は、元旦に配達される確率が高いです(※絶対ではないので注意)。
2. 受付開始日と最終締切日
年賀状の受付期間は一般的に12月15日に開始されます。もし元旦に届けたい場合は、12月25日の最終集荷までに投函しましょう。ただし、ポストの集荷時間に注意が必要です。25日の夕方に投函しても、そのポストの最終集荷時間が早ければ翌日の集荷となります。25日の集荷に間に合わせるためには、集荷時間内に投函するか、直接郵便局に持ち込みましょう。
3. 12月25日以降の投函について
12月25日以降に投函された年賀状は、元旦に届きません。12月26日から12月28日に投函された年賀状は三が日以内に。12月29日から1月5日に投函された年賀状は松の内(関東・東北・九州地方などは1月7日まで、関西地方は1月15日(小正月)までが目安)に配達されます。
4. 年賀状を送る際のマナー
年賀状は松の内までに届くように送るのがマナーとされています。松の内を過ぎた場合は、寒中見舞いとして送るのがベストです。なお、寒中見舞いは松の内が明けてから立春(2月4日)までになります。
5. 早めの準備とプリントサービスの利用
年賀状の作成はできるだけ早めに準備することが大切です。目安としては住所録の整理を11月中に済ませ、年賀状の印刷を12月から始めると、時間的に余裕が生まれます。また、郵便局のプリントサービスを利用することで、自宅での印刷作業と年賀ハガキを購入する手間を省くことが可能です。プリントサービスは年賀状を豊富なテンプレートから簡単に作成できます。
年賀状の投函は以上の点に考慮して、計画的に作成しましょう。そうすることで、スムーズな年始の挨拶を行うことができます。
7.失敗しない!年賀状を自宅やサービスで印刷する際の3つの注意点
年賀状を印刷する際の注意点は以下のとおりです。
1. はがきの種類にこだわる
• 普通紙:手書きやカラーレーザープリンターに適しています。一枚一枚手書きをする場合におすすめです。
• インクジェット紙:インクジェットプリンターに最適で、キメが細かく鮮やかな印刷が可能です。イラストのみの年賀状に最適ですが、写真を印刷するとぼやけることがあります。
• インクジェット写真用:写真印刷に最適で、インクが滲みにくく、鮮明な印刷が可能です。写真入り年賀状をキレイに仕上げたい場合に最適ですが、価格は高めです。
2. プリンターのタイプを把握する
プリンターが「インクジェットプリンター」か「レーザープリンター」かによって、使用できるはがきが異なります。プリンターのタイプを確認し、それに合った年賀はがきを選びましょう。
3. 写真の選び方
• 光の当たり方:写真を選ぶ際には、均一に光が当たっているものを選びましょう。逆光になっている写真は避けるべきです。
• コントラスト:写真は全体のコントラスト(濃淡)がはっきりしているものを選びましょう。人物と背景の色がはっきりしているものを選ぶことで、年賀状をキレイに仕上げることが可能です。
• 写真の大きさ:大きめのサイズで高画質の写真を選びましょう。小さいサイズの写真を拡大すると、画質が粗くなることがあります。
これらの注意点を守ることで、年賀状のクオリティを高めることができます。
なお、既存テンプレートを基に体裁を整えてから注文したい、縦書きの行間や禁則を整えたい、翌年以降も同じファイルを使い回したいといった場合は、PDFelementで調整→PDF出力の手順が便利です。必要に応じてご検討ください。
8.郵便局の年賀状印刷に関するよくある質問(Q&A)
郵便局のプリントサービス(年賀状)におけるQ&Aについてまとめました。
問題の解決やヒントにお役立てください。
Q1:年賀状じまいの印刷も郵便局にお願いできますか?
A:はい、郵便局では年賀状じまいの印刷も依頼できます。
年賀状じまいとは、年賀状のやり取りを辞退することを伝える最後の年賀状のことです。近年では終活とセットで実行されることが多く、スマホの普及によって40~50代の方からの依頼が増えているようです。
年賀状じまいをする際は、相手に失礼にならないよう適切な文例を選びましょう。
「年賀状じまい」を送る際のマナーや、失礼にならないための具体的な文例については、こちらの記事で詳しく解説しています。
Q2:年賀状はネット注文(郵便局)できる?
A:郵便局のプリントサービスを利用すれば、年賀状をネット注文することが可能です。
このサービスは、インターネットから希望する条件で注文をおこない、専門業者に依頼して年賀状を印刷・投函してもらう流れになります。
利用者はサービス上から好きなデザインを選んで注文するだけでOK。プリンターやインク、年賀はがきなどが不要なので、誰でもかんたんに年賀状を作成できます。
Q3:郵便局の総合印刷サービスって何?
A:郵便局の総合印刷サービスとは、この記事で紹介している「プリントサービス」のことです。年賀状のデザインから印刷、宛名書き、投函代行までを含む一連のサービスを指します。
Q4:郵便局は年賀状の宛名印刷のみを持ち込みで対応していますか?
A:郵便局では年賀状の宛名印刷サービスを提供していますが、窓口への持ち込みには対応していません。
したがって、年賀状の宛名印刷を利用する場合はオンラインで利用できる「プリントサービス」を利用しましょう。
Q5:郵便局の年賀状印刷はスマホからでもできますか?
A:はい、郵便局の年賀状印刷はスマホからでも利用できます。
オンラインで利用できるプリントサービスを利用し、好きなデザインを選び、差出人データなどを入力⇒注文することで、年賀状の印刷と投函を代行してもらうことが可能です。
自宅にパソコンやプリンターがなく、年賀状を作成するソフトなどもない場合は郵便局のプリントサービスがおすすめです。
まとめ
郵便局のプリントサービスと年賀状における情報を解説しました。
郵便局のプリントサービスを利用する際のポイントをおさらいしましょう。
1. 利用方法
郵便局のプリントサービスにアクセスして、会員登録を済ませるだけでOK。あとはお好みのデザインを選び、注文します。なお、最寄りの郵便局でも同様のサービスを注文することが可能です。
2. 年賀はがきには様々な種類がある
年賀はがきはシンプルなものからデザイン性が高いものまで多種多様です。理想のテンプレートを選び、納得のいく年賀状を作成しましょう。
3. 料金
料金は数やカラー、デザインや写真の有無によって大きく異なります。詳細は郵便局のプリントサービス公式サイトをご覧ください。
4. 受取方法
印刷後に相手にそのまま投稿するスタイルと、印刷後に指定郵便局で受け取るスタイルがあります。希望にあわせて最適なスタイルを選びましょう。
5. 注意点
キレイに仕上げたい場合は写真の画質やサイズに注意してください。
郵便局のプリントサービスを有効活用して、年賀状をスムーズに作成しましょう。
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