働き方改革が提唱されるようになった現代社会において、「テレワーク」という言葉を耳にする機会が増えています。テレワークという概念を聞いたことがあっても、厳密な定義をご存知の方は少ないでしょう。今回は、今までテレワークをしたことがない方にもわかりやすく伝わるように、テレワークについて解説したいと思います。
◆テレワークの定義
テレワークは、英語で「telework」と表記します。それぞれ「tele=離れた場所」、「work=働く」と表すので、テレワークとは「離れた場所で働く」と定義されます。では、どこから離れた場所なのかと言うと、普段自分が勤務している会社のオフィスから離れた場所ということです。都心部にあるメインのオフィスではなく、郊外にあるオフィス(サテライトオフィス)での勤務や外出先での勤務(モバイルワーク)、在宅勤務等が該当します。
・リモートワークとの違い
似たような言葉にリモートワークがあります。リモートワークは、英語で「remotework」と表記します。それぞれ「remote=遠隔」、「work=働く」と表すので、リモートワークとは「遠隔地で働く」と定義されてしまい、意味も似ています。違いとしては、テレワークの方が広義の意味を含みます。先述した、従業員が会社のオフィスから離れた場所で働く場合(雇用型)はリモートワークに言い換えることも可能です。しかし、テレワークは自営で場所を固定せずに事業を行う個人事業主が働く場合(自営型)も対象としています。
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◆テレワーク 期待できる効果
ASPXをPDFに変換するのを行うには、"Ctrl + P"を押してWebページの印刷設定を開きます。ポップアップウィンドウから、[送信先]タブにある「PDFに保存」オプションを選択します。下の図のように、次の画面に表示されている[保存]ボタンをクリックして、ASPXファイルをPDF文書に保存します。
Ⅰ人材確保
出産・育児・介護等が忙しく、会社を辞めたり休職したりせざるを得ない人材は多いです。また、通勤勤務が困難な障がい者であったり、遠方居住者であったり、通常の勤務形態では雇用が難しい人材も存在します。テレワークであれば、これらの条件に該当する人材の確保ができます。
Ⅱワークライフバランスの実現
通常の勤務形態であれば、通勤中であったり会社で庶務をこなしていたりする時間を、プライベートの時間に充当することができます。この空いた時間を使って家族で一緒に食事をしたり、自分の趣味を極めたりすることが可能です。
Ⅲ作業の効率化
例として、営業職であれば、方や上司の意思確認をしやすくなるので、従来よりも迅速に物事の決定ができるようになります。また、研究職や開発職であれば、計画的・集中的な作業の実施によって作業の効率化が実現可能です。
Ⅳ環境保全
通常のオフィス勤務であれば消費される電力を抑えることができます。さらに、電力消費を抑えることによって、それによって生み出される二酸化炭素の排出量も削減されます。
Ⅴ事業継続性の確保
現在、世界中で新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されており、日本も例外ではありません。多人数での行動には感染リスクがあるため、通常のオフィス勤務が困難な状況になっています。このような非常時であっても、テレワークを導入すれば事業の継続が期待できるので、テレワークを導入する企業が増加しています。
◆適している職種
テレワークの導入で期待できる効果について理解したところで、テレワークに適している職種を紹介したいと思います。
・事務
事務は、チームを組んで作業することが少なく、データを受け取ることができればどこでも作業が可能です。ワードやエクセル、パワーポイントといったソフトがインストールされているパソコンがあれば、在宅勤務でも滞りなく進むでしょう。
・システムエンジニア
システムエンジニアは、一人で作業することが多い職種のため、テレワークに適しています。クライアントとのやり取りも、メール・チャット・テレビ会議等を利用すれば問題ありません。システムエンジニアの他にも、プログラマーやWEBデザイナーといった、パソコンに関連した専門性の高い職種が適しています。
・管理職
これまで紹介した職種と系統が異なりますが、管理職もテレワークに適している職種です。管理職の業務は現場での勤務ではなく、社員の管理です。業務管理ソフトが発達した現代において、四六時中オフィス勤務をする必要はなく、ずっと監視されていると仕事がしづらいと感じる社員もいます。これらの要因から、管理職にテレワークを導入している企業が存在します。
いかがでしたでしょうか?今回は、テレワークについて解説しました。現在の情勢では、テレワークが導入されていない企業であってもいつ導入されるかわかりません。この記事を読んで、少しでもテレワークに関する理解が深まったのであれば幸いです。
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