はじめに
一生懸命書いた文章も時間をおいて確認すると、誤字脱字や誤った言葉の表現などが見つかりますね。ライターとしてこのような文章を納品したら信用問題にもなります。
この記事では、文法チェックが無料でできるオンラインツール(5本)を徹底的に解説します。また、画像やPDF内のテキスト編集ができるソフト「PDFelement」(PDFエレメント)も合わせて紹介します。
目次:
1.テキストをチェックするオンラインサイト
①日本語校正サポート
日本語校正サポート、正しい日本語の文章表現を支援するオンラインサイトです。このサイトのメリットは、種々のレベル設定で文法チェックができることです。下記にチェック可能な項目を説明します。
1)基本(レベル1)
・誤字、誤変換や禁忌、不快語、言葉の誤用など。
2)難読レベル(レベル2)
・仮名表記が望ましい当て字、常用漢字表記外など。
3)品質(レベル3)
・冗長表現、助詞不足、二重否定など。
4)除外文字)
・句読点、改行、空白など。
5)カウント方法
・文字数カウント。
②オンライン文章校正支援サービス「PRUV」
オンライン文章校正支援サービス「PRUV」とは、文章校正を手伝うサービスです。そのメリットは、文法、固有名詞、おくり仮名、誤入力、表記ゆれ、及び出版業界規則等の多彩な校正ルールと比較検証していることです。
デメリットは、「過剰な指摘」を受けることです。そのためすべてを直すのではなく「参考にする」くらいの気持ちで指摘を受け止めましょう。
③接続詞マーカー
接続詞マーカーは、ライターなどの文章作成者のための文章推敲ツールです。テキストBOXに張り付けた文章は、接続詞の部分がハイライト表示されます。
このサイトのメリットは登録された96個の接続詞の中から最適なものを抽出することです。尚、すべて正確に選択するわけではないため、参考程度に使いましょう。
④文体診断ロゴーン
文体診断ロゴーンはオンライン上で文書解析をおこなうツールです。参考とする作家64名の各作品の文体と比較して、10項目に分けて採点する方法です。ここでは代表的な評価項目を4つ紹介します。
1) 文章の読みやすさ
「平均分長」と「平均句読点間隔」で判断します。
2) 文章の硬さ
「ひらがなの出現率」をベースに判断します。
3) 文章の表現力
「言葉の重複」が少ないか否かで判断します。
4) 文章の個性
比較対象のテキストと、かけ離れる程度により個性の有無を判断します。
⑤漢字使用率チェッカー
漢字使用率チェッカーは、文章中の漢字の使用率をチェックするツールです。このサイトのメリットは漢字使用の程度を評価して、改善部分を教えてくれることです。もし、漢字が多い場合には、漢字を使わなくても良い部分「~出来る、~の為など」をひらがなに修正できます。
2.画像やPDFにあるテキストをチェックしたい場合は?
画像やPDF内に記載された文書の場合、「PDFelement」(PDFエレメント)の変換機能により個々の文字を認識してテキスト化することが可能となります。そしてこのソフトは、画像データ、エクセルデータ、メモ書き、紙情報を簡単にPDFフォームへ変換し、電子署名を付加する機能も含んでいます。尚、読み込んだ文字データは、上記に紹介した5つのツールを使用して文法チェックができます。
紙に記載された文字情報の場合は、OCR(文字認識処理)機能でPDFを作成したのち文法チェックができます。さらにOCR機能は他のツールに比べ非常に高性能であり、全文検索・編集、及び表中の罫線認識も可能となります。また、複数の言語が混在する文書でも認識できる機能を兼ね備えています。
OCRができるソフトについて、
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まとめ
「文法チェックツール」を使う場合、ツールによる指摘事項を改善するだけでは文章は良くなりません。 あくまで文法ミスに気づくため、またはどのような視点が大事なのかを知るために使用してください。ツールを上手に使って文法確認の時間を短縮しましょう。
そのほか、Macを使っている場合は、プレビューでもいろいろできますので、
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