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現在、新型コロナウイルスの感染拡大によって、オフィス勤務や電車での通勤が困難な状況になっています。それに伴い、テレワークを導入する企業が増加しています。しかし、今までテレワークをしたことがない方は不安や戸惑いも大きいと思います。今回は、テレワークの中でも、在宅で仕事をする場合の一日の流れと注意点について解説していきます。
テレワークと在宅ワークは同義か?
テレワークと在宅ワークを混同していたり、同義だと考えていたりする方は多いです。テレワークとは(通常の勤務地から)離れた場所で働くという意味です。よって、在宅ワーク以外にも、サテライトオフィスでの勤務や通勤中にスマートフォンを利用した勤務等もテレワークに含まれます。また、テレワークと似たような言葉にリモートワークが存在します。リモートワークとテレワークは意味もほぼ同じですが、テレワークにはフリーランスの労働者が在宅で仕事をする場合も含まれるという違いがあります。
在宅勤務の一日の流れ
ここからは、具体的な在宅勤務の一日の流れを見ていきたいと思います。企業によって差異はありますが、(休憩1時間の場合)9時始業・18時終業のケースが多いようです。
・9:00 始業
始業時間に認証用キーで企業のネットワークにアクセスし、始業報告メールを上司・同僚に送信します。
・10:00 メールチェック
オフィス勤務の場合と同様に、メールチェックを行い、必要なメールに返信します。
・11:00 通常業務
メールチェックや朝のルーティーンの後は、資料作成やデータ分析等の通常業務を行います。資料作成やデータ分析に必要なデータは会社のサーバーに保管されています。
・12:00 ランチ
オフィス勤務と同様、ランチ休憩があります。休憩時間終了5分前にはパソコンの前に待機しておくと良いでしょう。
・13:00 社内ミーティング
web会議にて社内ミーティングを行います。互いの顔を確認し、必要な資料を共有しながらミーティングができるので、オフィスの会議室でミーティングをしている状況とほぼ同じと言えます。
・14:00 クライアントとの打ち合わせ
クライアントとの打ち合わせもSkypeやテレビ電話などを使って行います。現在の情勢であれば、クライアントの担当者もテレワークをしているケースも多いかもしれません。
・15:00~17:00 通常業務
午前同様に通常業務を行います。社内ミーティングや打ち合わせとは別に、同僚やクライアントから電話で問い合わせされることがあるので、個別に対応します。
・18:00以降
始業時と同様、終業報告メールを上司・同僚に送信します。19時頃まで緊急連絡や業務連絡に対応できる姿勢を維持するようにします。
あくまでも一例ですが、大まかな一日の流れはこのようになります。通勤・退勤時間が空くので、その時間で保育園へ子どもの送迎をするといったこともできます。テレワークは企業全体で見れば、不必要な打ち合わせや会議が無くなり仕事効率が向上すると考えられます。しかし、在宅勤務を普段していない方からすれば、仕事をサボタージュしてしまう懸念があるでしょう。
在宅勤務の注意点:
そこで、通常のオフィス勤務以上に、意識して報告・連絡・相談、いわゆる「報連相」を行わなければなりません。
・業務計画の届出
在宅勤務をする際は、その前の週に在宅勤務計画を届け出る必要があります。在宅勤務計画書には業務内容や成果目標を記します。成果物は指定されたフォルダに提出します。
・始業時/終業時に報告
先述した通り、始業時/終業時にはメールまたは電話で上司・同僚に報告します。勤務時間の証明となり、タイムカードと同じ役割を果たします。
・チャットツールの利用
在宅勤務と言うと、一人で黙々と仕事をするイメージを抱いている方もいらっしゃるでしょう。しかし、現在ではチャットツールの発達によってそのようなことは無くなりつつあります。メールに比べて気軽に話ができるので、業務内容に関する質問もしやすいと思います。
いかがでしたでしょうか?今回は、在宅で仕事をする場合の一日の流れと注意点について解説しました。在宅勤務を一度もしたことがない方にとっては不安も大きいとは思いますが、自分のプライベートの時間を確保しやすいというメリットもあります。この文章を読んで、在宅勤務に対する不安が少しでも和らいだのであれば幸いです。
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