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最近では、働き方の多様化に伴い、「テレワーク制度」の導入を検討している企業・事業者は多いと思います。しかし、テレワークを導入するには、PCの性能やセキュリティなど、様々な要件をクリアする必要があります。そのため、中々導入をためらっている企業・事業者も多いと思います。そこで今回は、テレワークに必要なPC要件とセキュリティ対策について紹介します。
どんなPCを使うべき?テレワークで必要なPC要件&ポイント
・テレワークは基本的にノートPCを使う
テレワーク制度(以下テレワーク)を導入するにあたって、まず確認しておきたいのが「どこで仕事を行うのか」です。 一般的に「テレワーク」というと、自宅で行うのを前提にしている事が多いと思います。 しかし、業務形態よって、テレワーク専用のオフィスや営業先で作業を行う場合もあります。 そのため、オフィス等に出社する事を想定して、基本的にノートパソコンを使用します。
・PCは軽くて堅牢性の高いものを選ぶ
会社でPCを購入する場合、基本容量が多くハイスペックな製品を選びがちです。 しかし、テレワークでは、必ずしもスペックが高いPCが良いとは限りません。 テレワークでのPC選びで、特に重要なのは「軽さ」と「堅牢性」です。 先ほども説明したように、テレワークといえども、営業先に出て作業を行う事もあります。 そんな時、軽くて堅牢性(丈夫さ)の高いPCだと、持ち運びしやすく、万が一落としてしまった場合でもデータを守ることができます。
・テレワークでは周辺機器も重要
テレワークでは、PCだけでなく周辺機器も重要になります。 例えば、音声会議を行う際、マイク付きのヘッドホンを使うと、周囲の雑音をシャットアウトして、会話を円滑に進める事ができます。 また、マルチタスクな業務の場合、マルチモニターを追加すれば、作業と同時にメール作成やチャットを行う事が可能です。 周辺機器を揃えるだけでも、テレワークにおける作業効率がグンと上がります。
このように、テレワークでのPC選びには、以上の要件&ポイントが重要になります。
情報漏洩を防ぐには?テレワークで必要なセキュリティ対策
テレワークを導入する上で、一番重要なのがPCやネットワークのセキュリティ対策です。 ここでは、テレワークで必要なセキュリティ対策をいくつか紹介します。
対策その1 ドライブの暗号化
データを保存する上で、盗難や紛失のリスクはつきものです。 いざとなった際に、慌てないよう予めドライブを暗号化しておきましょう。 暗号化は、暗号化ソフトを使用するあるいは、暗号化機能付きのHDD・SSDに付け替えるなどがあります。
対策その2 ウイルスソフトを利用する
多くのWebサイトやアプリケーションの中には、ウイルスへの感染を誘発するものも少なくありません。 ウイルスに感染してしまうと、機密情報などに不正アクセスされる危険があります。 そのため、業務で使うPC、アプリには必ずウイルス対策ソフトをインストールしておきましょう。
対策その3 安全性の高いネットワークの導入
テレワークでは、様々な場所から社内システムにアクセスするため、安全性の高いネットワークが必要になります。 通常、外から社内サーバー・ネットワークに接続してやり取りを行う場合、データ漏洩や改ざんを防ぐため、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)を利用します。
対策その4 OSを定期的に更新する
業務で使うPCでは、更新プログラムが来たら定期的に適用し、システム・セキュリティの脆弱性を修正しましょう。 ただし、個々で行うと更新し忘れなどが起きる場合もあるので、「月一回は必ず更新を行う」などのルールを制定しましょう。
対策その5 覗き見防止はしっかりと
業務によっては、営業先に出て作業する事もあると思います。 その際は、必ずスクリーンロックあるいは、覗き見防止フィルターなどを活用して、第三者による覗き見を防止しましょう。 また、電車内やロビーなど、覗き見される恐れの高い場所での使用は避けるといった個々の対策も必須です。
皆さん、いかがでしたでしょうか? 今回紹介したように、テレワーク制度を導入するには、様々なPC要件やセキュリティ対策が必要になります。 もし、テレワークの導入でPCの要件・セキュリティ対策にお困りの場合は、ぜひ今回の記事を参考にしてみましょう。
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