ビジネスにおいてメールのやり取りは日常業務化しており、すでに欠かせない業務です。その中でも添付ファイルの扱いは特に重要事項となっており、漏えいやデータ損失などは避けたい所です。そのために、メールを効率的に管理したり、共有できるツールが必要となります。
この記事では、Adobe Acrobat for Outlookの概要と利用方法を紹介します。また、同じPDF共有機能を持つPDFelementとの比較についてもあわせて紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
Part 1. Adobe Acrobat for Outlookとは
Adobe Acrobat for Outlookとは、Microsoft Outlook内で使えるプラグインの1つです。Adobe Acrobat for Outlookをインストールすることで、直接PDFファイルの作成や編集に加えて共有などができるようになります。
世界的に有名なMicrosoftとパートナーシップを結ぶことにより、トップレベルのデータ保護機能を活用できます。
そのため、メール送信時のoutlookでpdfや添付ファイルなどの漏えいやデータ損失などのリスクを回避でき、安心して利用が可能です。
Part 2. Adobe Acrobat for Outlookができること
Adobe Acrobat for Outlookができることは主に次のことです。
●ファイルをパブリックリンクとして送信
●メールをPDFに変換する
●既存のPDFに電子メールを追加する
Adobe Acrobat for Outlookは、大きなファイルの送信や保存などをサポートしているのが特徴です。
通常のメールでは送れないような大容量の添付ファイルでもAdobe Acrobat for Outlookをインストールすることで可能になります。
また、Adobe Acrobat for Outlookを活用することで、Outlookでpdfを添付する際にも安心して利用可能です。
Part 3. Adobe Acrobat for Outlookの対応バージョン
Adobe Acrobat for Outlookの対応バージョンは、Adobe社の公式サイトでWindows 2010、2013 および 2016 版 Outlookと紹介されています。
Windows 2010、2013 および 2016 版 Outlookをインストールすれば、Outlook に自動的に追加されます。Adobe Acrobat for Outlookの対応バージョンをインストールすれば、他にすることはありません。
Part 4. PDFelementとAcrobat:Outlookプラグイン機能の比較
PDFelementも、バージョン「10.3.12」以降にOutlookプラグイン機能を新たに搭載しました。これにより、Outlook上でPDFファイルを直接操作したり、PDFelementからOutlookをシームレスに起動したりすることが可能になり、作業効率を大幅に向上させることができます。
PDFelementとAcrobat Outlookプラグイン機能の比較を以下の表にまとめました。
機能/ツール名 | PDFelement Outlookプラグイン | Acrobat Outlookプラグイン |
ソフトからOutlookを直接起動 | 可能 | 可能 |
OutlookのメッセージをPDFとして出力 | 可能 | 可能 |
PDFファイルをOutlookのメールに直接添付 | 可能 | 可能 |
PDFelementとAcrobat、どちらもOutlookプラグイン機能を搭載し、機能面ではほぼ同等ですが、コスパと操作性の面で、PDFelementが優れていると言えます。
PDFを直接メールに添付したい場合やメッセージをPDFとして出力したい場合は、PDFelementを活用してみてください。また、PDFelementは、PDF編集やPDFへ変換するだけでなく、PDFへの署名などもツール上ですぐにできます。
まとめ
Adobe Acrobat for Outlookは、Microsoft Outlook内で使えるプラグインの1つで、利便性が高いのが特徴です。
PDFファイルをメール添付する際には、一度別のPDF変換ツールを使用している人もいるかもしれません。AcrobatのOutlookプラグインを利用すれば、Outlookでpdfを添付する際に便利です。
また、同じPDF編集ソフトであるPDFelementもOutlook内で直接PDFファイルを編集すること以外は可能です。PDF編集が主なユーザーやAdobe社よりも安価で、同程度の性能を持つツールを利用する場合はPDFelementがおすすめです。