昔は学術論文の多くは紙ベースで発行されていました。そのため大学で先生や学生が論文を探して入手する場合には、冊子にまとめられた雑誌をコピーしなければなりませんでした。紙ベースの学術雑誌をコピーするためには、文献が保管されている図書館に出向く必要があります。そのため、論文を探して入手するだけで1日仕事でした。これに対して現在はオンライン上で論文が提供されているので、自分用のパソコンで簡単に入手することができます。大学では多くの学術雑誌と購読の契約を結んでいるため、学内のコンピュータであれば無料で電子化された論文をダウンロードすることが可能です。
昔は図書館で丸1日かけて行っていたような作業も、今は自分のデスクでお弁当を食べながらパソコンを操作するだけで簡単に済ませることができます。ちなみにパソコンが普及するよりも前に発表された昔の論文の多くも、現在はPDF化されてオンライン上で提供されています。電子化された論文は全てPDFドキュメントの形で提供されるので、データをダウンロードするとPDFファイルがパソコンに保存されます。入手した論文を閲覧する場合は、PDFの閲覧ソフトを利用する必要があります。プリンターで印刷する場合にも、閲覧ソフトが必須です。編集機能を持たない閲覧専用のソフトであれば無料で入手することができるので、大学で先生や学生が使用するパソコンには必ずPDFリーダーがインストールされています。スマートフォンやタブレット端末でもPDF論文の閲覧ができるので、移動中に論文を読むこともできます。学術雑誌以外にも、学会の予稿集や特許関係の書類もPDFで保管・公開されるので、専用の閲覧ソフトは必須です。
論文を読むだけであれば無料で入手可能な閲覧専用のソフトがあれば十分ですが、学会発表の予稿原稿を提出したり学術雑誌に投稿する場合にはPDF変換・編集ソフトが必要です。
学会発表用の予稿集はPDF形式のデータを送信する必要があるので、ワープロソフトの文書データをPDFに変換するツールを利用しなければなりません。論文の原稿を作成する段階で、複数の共著者にデータを送信して修正作業が行われます。少しだけ手直しするだけであればPDFドキュメントを編集することができますが、大きく変更する場合にはワープロソフトを利用する必要があります。このような時は送信されてきたドキュメントのデータをワープロソフト用のファイルに変換してから修正作業を行い、修正後に再度PDFに変換してから返送します。学術雑誌に投稿する場合には最終的なレイアウト作成作業は出版社が行うので、投稿者は文章部分と図や表などのオブジェクトを別々に送信します。それでも本文や引用文献のリスト、図や表の説明文などは全てPDFドキュメント形式のデータに変換してから送信することが求められます。
国際学会の英文の予稿は学術論文と同格に扱われますが、自分でレイアウトの編集作業をして完成させた状態で提出する必要があります。Wordなどのワープロソフトで作成したデータをPDFに変換するとレイアウトが変わってしまう事があるので、最後に細かい部分の修正を行うためのPDF編集ソフトが必要です。PDF形式の論文を閲覧するだけであれば無料で入手できるソフトでも十分ですが、研究結果を発表したり特許の出願を行う場合には変換・編集も可能なソフトウェアが必須です。
ここでは、論文閲覧・編集に役立つPDF編集ソフトのPDFelement がおすすめです。以下のボタンから、そのPDFツールを無料ダウンロードし体験することができます。
学校教育の現場では、現在でもさまざまな紙の資料が使われています。授業で使う教材プリントはもちろんですが、生徒用のテストなど、紙だらけの職場と言っても過言ではありません。紙資料の整理や、パソコンへの打ち込みなど、大変時間が掛かるし、正確率も保証できないものです。実は紙資料を、PDFソフトのOCR機能で処理すれば、膨大な紙資料から解放できます。
ある中学校で教員を努めるYさんは、英語を担当しています。英語の教員の場合、いろいろな英文の資料を使うことが多いため、紙がかさばりがちです。そんな時、活用したのがPDFelement でした。PDFelement には、OCR機能が搭載されています。
OCRとは、紙の書類をプリンターなどでスキャンして、PDF化したソフトコピーを編集、検索することができる機能です。Yさんのケーススターディでは、授業で配った資料は日付ごとにソフトコピーを取り、紙の保管をやめてしまいました。PDFelementのOCR機能を活用することで、PDF化資料の検索ができますので、3カ月前の授業で使用した資料なども簡単に見つける、内容を検索することができます。
理系の大学生で研究室に配属されたら、研究内容に関連する論文を読むためのPDF閲覧ソフトが必要です。研究結果を学会発表したり論文に投稿する場合には、ワープロソフトのデータをPDFに変換するための有料のPDF編集ソフトも用意しておくと便利です。大学やその他の研究機関であれば、機密情報の流出を防ぐためにフリーソフトの使用が禁止されている場合があります。不正アクセスの被害を防ぐために、フリーソフトで出来るような事であっても有料ソフトを使用することが推奨されます。
教育の現場でPDFelement のOCR機能を活用し、作業効率を高めた事例を紹介いたしました。この事例では、PDF OCRによって、紙の保管が必要なくなり、バインダーのコストや紙資料を格納しておく場所がいらなくなるなど、さまざまなポジティブな出来事までおきました。
また、この事例では、採点したテストのプリントなどもOCR機能を活用してソフト化が行われました。これにより、生徒がどこで間違えたかを後になっても把握することができ、授業中もどの生徒がどのようなところで間違えやすいかということを、把握しながら授業を進められるようになったのです。PDFelementの活用によって、本来の目的に加えて、別の良い作用まで生まれる形になりました。
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