販売代理店契約書とは？書き方と重要ポイントを詳しく解説

はじめに

販売代理店契約について、興味があるけど調べ方が分からない。
そんな方へ、販売代理店契約について概要や契約書の内容についての記事です。
この記事を読んで、参考にしていただければ幸いです。

目次：

1. 販売代理店契約書とは？
2. 販売代理店契約書の書き方
3. 販売代理店契約書の重要ポイント
4. 無料で販売代理店契約書のひな形・テンプレートをダウンロードできるサイト
5. 販売代理店契約書に関するよくある質問
6. まとめ

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１．    販売代理店契約書とは？

 

販売代理店契約書とは、商品やサービスの販売を代理店に委託する契約を刺します。
販売代理店契約と販売店契約の2種類あり契約の形態が異なります。
販売代理店契約はエージェント方式と言われます。
この方式では、代理店は販売業務のみを受け持ちます。
商品の所有権は供給者にあり、顧客とのやり取りは供給者が行い手数料を受け取るのです。
一方、販売店契約はディストリビューター方式と言われていて、代理店が商品の現物を在庫として持ち顧客に直接販売をします。
商品の販売価格の決定も販売店により、販売店は商品売買の利益を受け取れます。

また、似たような販売形態について違いと共にお伝えします。
・特約店契約
販売店が商品の供給者から継続的に商品の提供を受けて販売をする契約。
食品、酒類、証券、自動車など様々な業界で見られます。
流通経路の拡大が図れるのがメリット。
・フランチャイズ契約
本部からのノウハウ、営業ツール、制服などの提供を受けて販売をする契約です。
用意された運営方法に基づいて、営業活動をする形態となります。
事業を始めるには、フランチャイズ権の購入が必要です。
・取次店契約
商品やサービスを取り次ぎして提供元に渡す契約です。
クリーニングなどが例で、取次店自体は商品、サービスを提供しません。
そのため取次店が提供元から得られる、インセンティブは低めとなります。

販売代理店契約書について、具体的な内容を次の見出しで見ていきましょう。

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２．    販売代理店契約書の書き方

販売代理店契約書に記載される主な事項は以下の通りです。
・ 販売の方式
販売店契約か代理店契約かということ
・任命条項
供給者が販売店を、販売店として任命する旨
製品の取り扱いについて独占的か非独占的かを明記する必要があります
・代金の計算方法・支払い
供給者が販売店に支払う代金について計算方法・支払い方法・支払期日について
・商品の種類・名称・単価等
取引を行う商品の種類・名称・単価の定め
・販売代理店の裁量
商品の販売額や販売方法について代理店に与えられる裁量
・直接販売権
独占権が与えられる契約の場合、代理店が商品を直接販売する権利
・所有権移転時期
共有者から販売店に所有権が移転になる時期
・瑕疵担保責任の範囲
商品に瑕疵があった場合の責任の所在や報告義務についての定め
・独占権の有無
商品販売の独占権を販売店に与えるかどうかという旨
・販売を行う地域の範囲
商品販売を行う地域として許可できる範囲
・契約解除の方法
契約解除の方法についての定め
・損害賠償
契約違反があった場合の損害賠償についての定め
・秘密保持
双方の間で秘密情報をやり取りすることも想定されることから秘密保持契約の定め
・競合店取扱
販売店で、競合他社の商品の取扱いを制限することについての定め

主な項目は以上になりますけど、販売代理店契約と販売店契約で項目が変わることもあります。
また、独占契約をする場合は販売店の販売の成績に売り上げが左右されることとなります。
そこで、契約の内容に直接販売権、競合店取扱、最低購入数量について定めるのが一般的です。

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３．    販売代理店契約書の重要ポイント

販売店契約書を締結する際はどのようなことに気を付けるべきなのでしょう。
・ 再委託について
代理店契約の場合は再委託をすることが可能です。
販路が拡大するというメリットもあります。
しかし、再委託による新たな販売店と供給者が直接契約しない形となります。
なので、供給者側としては販売の実態が把握できにくくなるというデメリットがあります。
・ 再販売価格について
販売店契約の場合の販売価格は販売店で決定されます。
この価格を再販売価格と言います。
そのときの、再販売価格を供給者が拘束することは独占禁止法違反に該当します。
また、提示した価格で販売しない場合に出荷停止をするなどの行為も間接的ですが違反行為となります。
・当事者間の公平性を遵守する
契約というものは、締結する当事者の間での対等な関係の下に成立します。
お互いにとって有利、不利となる契約にならいないことが肝要です。
特に、販売代理店契約は継続的な取引となり契約書は重要な存在で欠かせません。
トラブルを回避するためにも契約書は、内容が複雑になるためできれば専門家に作成を依頼するといいでしょう。

販売代理店契約書は、電子契約ができる契約です。
電子ファイルでよく使われるPDFファイルを利用する際にPDFエレメントをおすすめします。

 

 

 

 

 

 
PDFエレメントは、直感的に操作がしやすく使いやすいソフトウェアです。

公式のサイトからダウンロードしてご利用が可能です。
有料会員になると、以下のような機能が利用できます。
    PDFに注釈、フォーム挿入
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    PDF圧縮
    クラウド上で共有
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最新版はAIによるPDFの要約、校正などの機能も搭載しています。
セキュリティも万全で、機密性の高い文書の管理も安心できます。
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WEB上で、簡単にユーザー登録が完了するのでダウンロードしてみてはいかがでしょう。

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４．    無料で販売代理店契約書のひな形・テンプレートをダウンロードできるサイト

販売代理契約書が欲しい、参考にするひな形が見たいという方へ。
販売代理店契約書のテンプレートを提供しているサイトをご紹介します。
    Bizoceanのホームページ
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    BOXILのホームページ
https://boxil.jp/business_templates/825/
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５．   販売代理店契約書に関するよくある質問

販売代理店契約書について、よくある質問及び回答です。

Q1:販売代理店契約書に印紙は必要ですか？

原則として必要です。
しかし、法律で定める第七号文書に当てはまらない例であれば必要ありません。
その要件としては
①委任契約、準委任契約の場合
②契約期間が3カ月以内、かつ更新の定めのないもの
③電子契約
のいずれかに該当する場合です。

Q2:リーガルチェックはどこに依頼したらいいですか？

取引に関するトラブルを回避するためにリーガルチェックをする場合は弁護士、行政書士に頼むことが多いです。
AIによるチェックツールもありますけど形式的な指摘をすることとなり、専門職の手によるものとは精度が違います。
ですから、弁護士、行政書士に依頼することをお勧めします。

Q3:契約においての支払期日に当日は含まれますか？

期日とは、当日を含みます。
但し、期日が休日である場合は法律により順延することもできます。

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まとめ

代理店契約書についてお伝えしました。
代理店契約というのは、代理店契約か販売店契約かをしっかり定めることが重要です。
また、契約の内容についてはお互いの利益の取り分について明確な規定をします。
販売に関する裁量や、クレームについての責任の所存などもお互いが納得する者でなければいけません。
トラブルを招かないために契約内容を細かく定め、合理的で信頼関係の続く取引をしていきましょう。