PDFに載っている表やデータを、エクセルへ貼り付けて編集したいと思ったことはないでしょうか。コピペだけで簡単にできそうなのにレイアウトが崩れたり、列がズレたり文字がバラバラになったりなど、意外とうまくいかないことも少なくありません。
この記事では、PDFをエクセルに貼り付ける基本的な方法から、できるだけキレイに貼り付けるためのコツまでを分かりやすく解説します。
PDFをエクセルに貼り付ける方法はいくつかありますが、見た目重視なのかデータとして編集したいのかによって適切な方法が異なります。ここでは、PDFをエクセルへ貼り付ける代表的な3つの方法と、それぞれどんな場面に向いているのかをまとめました。
|
方法の名称 |
おすすめの活用シーン |
注意点 |
|
PDFを資料として添付したいとき、元データをExcelと一緒に管理・共有したいときに向いています。 |
基本的に1ページ目のプレビュー表示のみで、内容の直接編集や一部分だけの切り出しには向きません。 |
|
|
表や図の見た目をそのまま見せたい資料、レイアウト重視の共有・説明資料におすすめです。 |
画像扱いになるため、文字・数値の編集や計算はできません。 |
|
|
表データや数値を再利用したいとき、Excel上で編集・集計・並び替えしたいときに最適です。 |
変換精度は元のPDFの作りに左右され、レイアウト確認や微調整が必要になる場合があります。 |
PDFファイルをオブジェクトとしてエクセルに挿入可能です。挿入すると、PDFファイルの1ページ目がエクセルシート上に表示されます。表示されたPDFは、画像のように大きさや配置を自由に調整できるので、資料内に収まりよく配置することが可能です。
また、挿入したPDFはクリックもしくはダブルクリックするだけで、元のPDFファイルを開いて閲覧できます。エクセルファイルとPDFをひとまとめに管理できるので、内容を編集せず資料として添付したいとき、元データを確認できる形で残したいときにおすすめの方法です。
実際にPDFをオブジェクトとしてエクセルに挿入する手順を確認してみましょう。


これでPDFがエクセルに挿入されました。1ページ目がプレビューとして表示されます。

PDFをオブジェクトとしてエクセルに挿入する方法は便利ですが、使い方によっては扱いづらく感じることもあります。注意点をあらかじめ確認しておきましょう。
PDFをオブジェクトとしてエクセルに挿入した場合、画面に表示されるのはPDFの1ページ目のみになります。2ページ目以降を指定して貼り付けたり、複数ページを同時に表示したりすることはできません。
貼り付けたPDFは画像の一部分だけをトリミングすることもできないため、「この表だけ使いたい」「一部分だけ抜き出したい」といった用途には向いていないでしょう。
PDFをオブジェクトとしてエクセルへ挿入すると、表示されるプレビューは簡易的なサムネイル画像になるため、拡大すると文字や表がぼやけて見えることがあります。
これはエクセル側の仕様によるもので、画質を細かく調整することはできません。見た目のキレイさや画質を重視したい場合は、PDFを画像として貼り付ける方法や、PDFをエクセルに変換して利用する方法がおすすめです。
PDFをオブジェクトとしてエクセルへ挿入するときは「リンク」という項目にチェックを入れるかどうかで挙動が変わります。

チェックを入れるとエクセルファイル自体は軽くなりますが、別途、元のPDFファイルが必要となります。また、PDFの保存場所を変更したり削除したりすると、リンクが切れて開けなくなるので注意が必要です。チェックを入れるのは、社内で共有する場合や、常に同じ場所へ保存されているPDFを使う場合に適しているでしょう。
一方、チェックを入れない場合は、PDFファイル自体がエクセルに埋め込まれます。エクセルファイル単体でPDFも開けるので、メールに添付したいときや。エクセルと一緒にPDFを渡したいシーンで活用できるでしょう。ただし、PDFファイルを直接埋め込むため、エクセルのファイルサイズが重くなる点に注意が必要です。
このようにチェックの有無で挙動が変わってくるので、用途や共有方法に応じて、使い分けるのがポイントです。
PDFをオブジェクトとしてエクセルに挿入すると、通常だと1ページ目のプレビューが表示されますが、設定によってはPDFアイコンのみが表示されることがあります。

これは、PDF挿入時に「アイコンで表示」にチェックを入れていることが原因です。プレビュー表示にしたい場合は、PDF挿入時の設定画面で「アイコンで表示」のチェックを外すことで、PDFの1ページ目が表示されるようになります。
見た目をシンプルにしたいときや、エクセルの作業スペースを確保したいときなどは、あえてアイコン表示を選ぶのもいいでしょう。
PDFのページや一部をそのまま画像としてエクセルに貼り付け可能です。PDFのレイアウトやデザインを崩さずに表示できるので、見た目を重視したエクセル資料作成に向いています。数値の計算や文字の編集には不向きですが、PDF内の表や図を資料としてそのまま載せたいときなどにおすすめの方法です。
この方法は、WindowsやMacといったパソコンに標準搭載された機能でも対応できますし、よりきれいに切り出したい場合は、PDFを画像として書き出せるPDFelementなどの専用ツールを利用するのがいいでしょう。
WindowsやMacなどのパソコンに標準搭載されているスクリーンショット機能を使えば、PDFの表示画面をそのまま画像として撮影し、エクセルへ貼り付けできます。追加でソフトを準備する必要がないので、いつでも手軽に試せる方法です。
Windowsの場合は、下記手順でスクリーンショットを撮影してエクセルへ貼り付けできます。
続いてMacの場合は、下記手順となります。
スクリーンショットでエクセルへ貼り付けたPDF画像は、エクセル上でサイズ調整や配置変更が自由にできます。ただし、文字や数値は画像扱いになるため、編集や計算はできないので注意してください。

PDFelementは、PDFの閲覧はもちろん、編集・変換・画像書き出しまで対応した多機能なPDF編集ソフトです。PDFのページや一部を高画質な画像として抽出できるので、PDFのレイアウトを保ったままエクセルへ貼り付けたい場合に向いています。
PDFelementは通常のスクリーンショットと違い、画面解像度に左右されにくく、文字や表がくっきりした状態で画像化できるのが大きな特長です。見た目重視の資料を作るときや、PDF内容の表や図をそのままきれいに使いたいときにおすすめです。
ここからは、PDFelementを使ってPDFから画像を抽出して、エクセルに貼り付ける方法を具体的に紹介していきます。
プライバシー保護 | マルウェアなし | 広告なし
スクリーンショット機能を利用する方法は、PDFファイルの一部だけをエクセルに貼り付けたいときに最適な方法です。PDFelementでスクリーンショット機能を使うには、左側メニューの「ツール」から「スクリーンショット」メニューを選ぶことで利用できます。

PDFファイルに画像が含まれており、その画像を劣化させずにエクセルへ貼り付けたいのであれば、PDFelementを使ってPDFにある画像を抽出するのがおすすめです。具体的に操作手順を解説します。

エクセルへ貼り付けたいPDFが複数ページある場合は、PDFファイルを画像に変換すると貼り付けやすくなります。PDFelementは、複数ページあるPDFでもすべて一括で画像へ変換可能です。
PDFelementを使い、PDFファイルを画像へ変換する手順を確認してみましょう。
プライバシー保護 | マルウェアなし | 広告なし

画像に変換するページを指定することも可能なので、特定のページだけを画像に変換すれば、効率よくPDFをエクセルへ貼り付けることができます。

PDFを画像としてエクセルに貼り付けると、設定や操作次第で画質が落ちて見えることがあります。ここでは、PDFの画像をできるだけキレイな状態でエクセルに貼り付けるコツを紹介します。
エクセルには、貼り付けた画像を自動的に圧縮する設定があります。この設定が有効になっていると画像がぼやけて見えるため、事前に設定をオフにしておくのがおすすめです。
以下の設定方法は、Windows/Macで共通の手順となります。
この設定をオフにしておくことで、PDFから貼り付けた画像の画質が劣化しにくくなります。

関連人気記事:「ぼやけない」パワーポイントにPDFファイルを簡単・高画質に貼り付ける方法
PDFをスクリーンショットで画像化した場合、画面に表示されているサイズ=画像の解像度になります。小さく表示したまま撮影すると、エクセルへ貼り付けたときに文字が粗く見えてしまうため注意が必要です。
スクショを撮る前に、PDFをできるだけ大きく表示(拡大表示)してから撮影することで、より鮮明な画像として貼り付けることができるでしょう。

プライバシー保護 | マルウェアなし | 広告なし
PDF内の表をレイアウトを崩さずにエクセルで使いたい場合は、PDFを一度エクセル形式に変換してから貼り付ける方法がおすすめです。
オブジェクトや画像として貼り付ける方法と違い、数値や文字がそのままデータとして扱えるため、編集・計算・並び替えといった作業をスムーズに行えます。特にビジネスで使う資料や集計表など、レイアウト崩れをできるだけ避けたいときにはこの方法が最も確実です。
また、PDFをエクセルに変換するツールとしては、PDFelementをおすすめします。
PDFelementは、PDF内に含まれる表の構造を認識してエクセルに変換できるので、修正の手間が少ないのが特長です。日本語PDFにも対応しており、操作も直感的なので、初心者でも扱いやすいツールといえるでしょう。
PDFelementでは、わずかな操作でPDFをエクセルへ変換することができます。


関連人気記事:【PDFをExcelに変換】フリーツール・無料ソフト12選
プライバシー保護 | マルウェアなし | 広告なし
PDFをエクセルに貼り付ける作業は一見簡単そうに見えますが、貼り付ける方法によって結果や見た目が大きく変わります。
PDFをエクセルに貼り付ける際に実際によくある質問と対処法を、Q&A形式でまとめました。
簡単な文章や小さな表であれば問題ありませんが、表の構造が複雑だと列がズレたりレイアウト崩れが起きやすいです。正確にデータを貼り付けたい場合は、PDFをエクセルに変換するか、画像として貼り付けることをおすすめします。
PDFを画像としてエクセルへ貼り付けた場合は、文字や数値を使った編集も計算もできません。
画像として貼り付けるのは、PDFを見た目のまま表示したい資料に適した方法です。エクセル上で数値を扱いたい場合は、PDFをエクセルに変換してから利用しましょう。
PDFをどのように活用したいかによっておすすめの方法は異なります。
用途や目的に合わせて、PDFをエクセルへ貼り付ける方法を使い分けるようにしましょう。
この記事では、PDFをエクセルに貼り付けるいくつかの方法について解説しました。
どの方法が合うのかは「見た目をそのまま使いたいのか」、「数値や表を編集したいのか」といった目的によって変わってきます。適切な方法を選ぶことで、PDFをエクセルに貼り付ける作業もぐっと楽になるでしょう。
また、PDFelementを活用すれば、変換や画像化もかんたんに行えるので、レイアウト崩れや画質の心配も減らせます。PDFをエクセルで扱う機会が多いのなら、PDFelementを活用して無理なく効率アップを目指してみてはいかがでしょうか。
プライバシー保護 | マルウェアなし | 広告なし
この文書または製品に関するご不明/ご意見がありましたら、 サポートセンター よりご連絡ください。ご指摘をお待ちしております!
役に立ちましたか?コメントしましょう!