圧縮されたZipの中身をpdfに変換したいと思ったことはありませんか?わざわざZipを解凍して中身を一つ一つ変換していては非常に面倒ですし、時間もかかります。そんな時はzipファイルをpdfに変換してしまうことで、手間を省いて時間も省く。その上本来起こってしまっていたかもしれないミスを未然に解決するメリットもありますから、これを試さない手はありません。
初めに
会社の方針などで、zipファイルの中身、例えばjpegファイルなどをpdf形式へ変換してデータのやり取りをしないといけないということがあります。容量の差異はほとんどありませんので、一見すると特に変わらない、手間だけがかかる作業なのではないかと思ってしまいますが、pdfファイルは保存するだけのjpegファイルと違って、様々な編集をファイルそれそのものに行うことが出来、保存するという点においては非常に便利なのです。
ですから、重要なファイルがjpegファイルだった場合はpdfファイルとして保存した方が今後のことを考慮すると便利である、という状況が出てくるのです。
目次:
zipファイルとは?
一言で言うと、zipファイルとは、Zip形式の圧縮ファイルで、拡張子に「.zip」と表記されているものがそれにあたります。圧縮ファイルとは、ファイルやフォルダをひとまとまりにして、文字通り圧縮したものです。圧縮することで、本来のファイル容量よりも小さくして保存することが可能で、大きな容量のファイルをアップロード、ダウンロードする際に非常に便利であり、圧縮前よりも多くのデータをより速く転送することが可能です。
zipファイルは専用の圧縮・解凍ツールを使用することで中身を閲覧したり、取り出したりすることが可能です。
歴史的な説明をするのであれば、zipファイルとは、1989年にフィル・カッツという人物が考案したもので、トム・ヘンダーソンという人物がこれまでに考案したARCフォーマットに置き換わるものとして生み出されました。ファイル名の由来は、「速さ」を意味する言葉で、zipファイル考案者の友人であるロバート・マホーニーという人物がこれまでのARCや圧縮フォーマットの圧縮にかかる時間よりもzipファイルの方が速くて優れているとして命名したと言われています。
現在では様々な種類の圧縮フォーマットの標準形式としてこのzipの機能が組み込まれており、よく似た名称のファイルフォーマットや圧縮アルゴリズムのものを表す記号として使用されています。これは、考案者であるフィル・カッツがどのようなアーカイブ種別でも「zip」という名称を使用してよいとしたことにあります。
→関連記事:zipファイル解凍する時に文字化けの原因と解決方法とは?
ZIP ファイルをPDFに変換する方法
zipをpdfに変換する方法の最も簡単なものとして、オンライン変換サービスを利用するという手段があげられます。変換したいZipファイルを直接指定するか、ドラッグ&ドロップして指定することで、後は自動的に変換が行われますので、後は変換が終わったものを自分のストレージに保存すればOKです。こちらの方法はインターネットの検索エンジンなどで「zipファイルpdf変換方法」などといったワードで検索すると見つけられます。
もう一つの方法としては、フリーソフトなどのツールを用いて変換を行うという方法です。使用方法は利用するツールによって様々です。例えばzipファイル内のデータを一つ一つ変換していくものや、準備するデータは多いものの、必要なファイルを適切な方法且つ適切な場所に配置することで指定した変換を行いたいzipファイルを丸ごと一発でpdfに変換してくれるもの等があります。こちらの方法も同じくインターネットの検索エンジンを使って「zipファイルpdf変換フリーソフト」といったワードで検索すると実に多くの様々なソフトウェアが見つかりますので、メリット・デメリットを熟読して、自分に合った物をダウンロードしてお使いください。
最後に、非常に面倒で時間もかかってしまう方法ではありますが、zipの中身をひとまず解凍して取り出し、上記の方法で一つ一つファイルを変換した後、それをもう一度フォルダに戻し圧縮し直すという方法です。上記二つの方法で万が一変換できなかった場合など、最後の手段として考えておくといいかもしれません。
pdfに変換するメリットがある
pdfはほぼすべての環境で閲覧することが可能なファイル形式です。よって、ハードウェアやOS(WindowsとMAC等)の違いで閲覧・編集が不可能な場合でも、pdfであれば可能となります。ですので、一見不要な作業とも見えるzipファイルのpdf変換作業ですが、環境を統一するという目的を持っている場合であれば、この編集作業も無駄ではないということです。
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