はじめに
Q:zipファイルが圧縮できない理由とは?
A:PCの標準の圧縮ツールを使用した場合、データ容量は圧縮前が最大4GB、圧縮後が2GB以下の制限があります。 それを超えるファイルを圧縮すると、解凍時にファイルが壊れてしまいます。
インターネット技術やパソコンの技術が目覚ましく発展したこともあり、ビジネスにおいても日常生活においても、これらの技術を使わない日はないほどです。基本的なツールの使い方を覚えておくと、ビジネスでもスムーズに活動することができるでしょう。
電子文書の作成の仕方なども重要ですが、データの取り扱い方法を知ることも重要です。データの取り扱いで頻繁に使用されるzipについて紹介します。
目次:
Part1. zipファイルとは?
パソコン上では様々な形式でデータを取り扱うことになり、このデータを取り扱う形式をファイルと呼びます。zipファイルもそれらの形式のひとつであり、ファイル圧縮形式のひとつです。拡張子は、「.zip」であることが多いでしょう。
圧縮とは、多種多様に存在しているファイルやフォルダをひとつにまとめて、そのサイズを小さくすることを言います。圧縮ファイルとは、その小さくまとめたファイルのことです。zipファイルは、ひとつのパソコンで自分だけで作業をする場合には使うことがないファイル形式です。しかし、データのやり取りをほかのパソコン間で行いたいとなった場合やパソコンの容量の関係でデータを整理したい場合に必要となります。
通常、ファイル形式のデータを送ることは容易ですが、いくつものファイル形式をまとめたフォルダごとデータのやり取りを行うことはできません。データはあくまで、ファイル形式でしか送ることができないからです。
そこで必要となる作業が圧縮といえます。フォルダを圧縮してファイル形式にすることで、データとしてほかのパソコンなどへ送ることが可能となります。
圧縮形式は、zipファイル以外にもrarやlzhなど様々ありますが、zip形式が世界で最も広く使われている圧縮ファイルということができるでしょう。日本においては、windowsで最初から専用ソフトが入っていることから、どの圧縮形式にするか迷った場合にはzipファイルを選べばよいとされています。
zipファイルでデータを圧縮する方法は比較的簡単です。必要なデータをまとめたフォルダの上にカーソルを合わせて右クリックし、「送る」、「圧縮(zip形式)フォルダ」を選択するだけで圧縮することができます。
なお、圧縮したzipファイルは、専用の解凍ソフトを使用することで元に戻すことができます。zipファイルをはじめとしたファイルの圧縮と解凍は、基本的な作業のひとつです。
Part2. zipファイルが圧縮できない場合の対処法
zipファイルの圧縮方法自体は簡単ですが、常に万全に圧縮できるというわけではありません。何らかの原因で圧縮できないということもあります。
作業をしていたら、突然「圧縮(zip形式)フォルダエラー」という窓が出てきて、「アクセスが拒否されました」と表示されることがあります。 これは、何らかのトラブルが発生してzip形式で圧縮することができなくなったことを表している表示です。いくつかの対処方法があるので、簡単な方法から試していくとよいでしょう。
☛① 圧縮したいフォルダに支障がある
フォルダの圧縮は、どのようなものでもできるわけではありません。圧縮したいフォルダに何らかのwindwsのシステムファイルが含まれている場合、圧縮不可となることが多いです。
なお、隠しファイルとなっていることもあるので、一見問題ないフォルダのように見えることもあります。フォルダの中身によって圧縮できない場合は、圧縮したいフォルダのコピーと貼り付けをすることで解決可能です。
圧縮作業の前に、パソコン上でコピーと貼り付けを行った後で、コピーした後のクローンフォルダに圧縮作業を行います。クローンフォルダには、圧縮の妨げになるようなシステムファイルがコピーされないことから、この方法で圧縮することが可能となります。
☛② ドライブの空き容量が足りない
ドライブの空き容量がない場合、容量不足によって圧縮作業をすることができません。
このトラブルの対処法としては、ディスクのクリーンアップと一時ファイルの削除、または作業場所をデスクトップに移すなどがあげられます。
ディスクのクリーンアップによって作業場所の容量を広げることでスムーズに作業することが可能です。ファイルを削除できない場合は、デスクトップで作業するとよいでしょう。
☛③ 圧縮フォルダで使用できない文字を使用している
圧縮フォルダのデータファイル名として使用することができない文字や記号を使用すると、エラー表示が出ます。また、ファイル名が長すぎると、ファイル名を変更することが必要です。全角文字をはじめとして、スペースやアスタリスクなどの記号、ドットから始まるファイル名を使用していないかをチェックして対処するとよいでしょう。
Part3. zipを使ってデータを送ろう
データを正しく共有することは非常に重要です。基本的にデータはファイル形式でしか送ることができませんが、zipを使用して圧縮すればフォルダで送ることが可能となります。zipで圧縮することができない場合には、作業場を広げたり、クローンファイルを圧縮したり、設定を変更したりすることで対処が可能です。zipをうまく使用してデータをスムーズに共有して下さい。
また、PDFファイルが大きい場合、文書自体を圧縮することもできます。PDFelementを使ってPDFファイルを最適化の方法>>
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