PDFファイルを作ろうと思っても、なぜかPDFファイルが作れなくて困ってしまうことがありますよね。自分ではPDFファイルを作ったつもりだったのに、ファイルの拡張子を見てみたら「.prn」だった。なんてご経験をされた方も多いのではないでしょうか?今回は、PRNファイルについての解説と、PRNファイルをPDFファイルに変換するやり方を2つご紹介します。
初めに
「拡張子」という言葉が聞きなれないという方も多いのではないでしょうか。拡張子というのは、色々なファイルをパソコンに識別させるために割り当てられた.(ピリオド)から終わる半角英字の文字列のことです。例えば、メモ帳ならば「.txt」、Wordならば「.doc」など使うアプリケーションごとに決まった拡張子が割り当てられています。私たちが普段アイコンの色や形でファイルを区別していますが、これも拡張子ごとにパソコンがアイコンを自動で変えているのです。
拡張子は、WindowsOSでは標準では見えないように設定をされていますがフォルダの表示内容を変えることで拡張子が見えるように変更することが可能です。フォルダ内の「表示」を選択し、「ファイル名拡張子」にチェックを入れれば拡張子が見えるように設定を変えることができます。
MacOSも標準では見えないようにされています。MacOSの場合は、「Finder」から「環境設定」を選択し、詳細画面を表示させます。それから、「すべてのファイル名拡張子を表示」を選択すればファイルの拡張子が自動的に見えるように設定を変更することができます。画像アイコンだけを表示している場合だと、ファイルの形式が異なっていることに気が付かないことがあります。普段からファイルの拡張子を表示させておくように設定をすると、ファイルの形式が違ったときにすぐに気づくことができるため設定を変更しておくのもおすすめです。
目次:
prnファイルとは
それでは、PRNファイルについて詳しく解説をしていきます。「PRNファイル」と聞いてもピンとこないという方が多いのではないでしょうか。PRNファイルとは、プリンターの印刷先や、特定のファイルを印刷する時などの印刷設定情報などを保存したファイルです。PDFファイルは、プリンターに印刷をするための画像や文字などのレイアウト情報を保存しているファイルになります。この2つのファイルは、名前こそ似ていますが用途が全く違うことがわかります。
拡張子が「prn」のファイルは、印刷設定などの情報が保存され、拡張子が「pdf」の時は印刷した時の情報が保存されていると覚えておけば安心です。また、この2つのファイルであるアイコンの画像も異なります。PDFファイルは赤色のファイルでパソコン画面に表示されるのに対し、PRNファイルは白いファイルで表示されるため色でパッと見分けることもできます。これから拡張子が「.prn」のファイルを「.pdf」ファイルに変換する方法を詳しく解説していきます。
PRNファイルをPDFに変換する方法
それでは、prnファイルからpdfファイルへ変換するための2つの方法をご紹介します。
#1.PDFファイルの印刷設定を変更する
PDFファイルがPRNファイルしか作成できない時の原因の1つに、印刷設定の設定内容が誤っている可能性があるので、修正をするのが一番簡単な方法です。やり方は、PRNファイルを開き印刷画面の「詳細設定」を開きます。次に、「詳細設定」を表示して、詳細設定画面を表示させ「ファイルへ出力」にチェックが入っていたらチェックを外して保存をして終了です。
#2.フリーソフトを使用して変換する
PRNファイルをPDFファイルに変換するためのフリーソフトがあるので、ダウンロードする方法もあります。例えば、「PDF24クリエイター」というPRNファイルをPDFファイルに変換するためのフリーソフトも存在します。フリーソフトを使うのも便利ですね。
また、拡張子を「.prn」から、「.pdf」に変えてファイルを変換すれば解決すると考える方もいると思いますがおすすめできません。拡張子を変えると、ファイルの中に保存されているデータもパソコンの中で自動的に拡張子ファイルの内容に沿ったデータに変更されるわけではないため、最悪データが破損することがあります。ファイルの破損をしてしまうとファイル自体も使えなくなってしまうため、正しいやり方でファイルを変換するようにしましょう。
→関連記事:prnファイルをpdfに変換することができるソフトについて紹介
拡張子の役割を知っておこう
今回は、PRNファイルについての解説と、PDFファイルとの違い、PRNファイルからPDFファイルに変換する方法を2つご紹介しました。PRNファイルとPDFファイルは名前が似ているけれど、ファイルの役割が全く異なります。拡張子について普段私たちは意識して使うことが無いですが、知っておくとトラブルが起きた時の対策が立てやすくなります。
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