学校や職場でポスターを制作する機会があります。専門業者に依頼するのも一案ですが、高画質で複雑な図案になると、コストがかかります。
ポスターが印刷できるソフトはpdf形式のファイルの編集機能が付いていて、印刷時にポスターのサイズ、A1もしくはA2サイズが指定できることが必須になります。パソコンにインストールするタイプ、クラウドで使用するタイプと大きく2種類あります。無料のフリーソフトもありますが、オリジナルロゴを作成する、サーバにファイルを格納して、グループで編集作業を行う際に他のメンバが不用意に編集できないようにテンプレートロックを実装しているものを求めると有料版を選ぶのが得策です。
pdfはadobe社製品で使われているファイル形式ですが、他社製品でもpdf形式のファイルの読み書きができるものがあります。詳しくはソフトの仕様を確認します。また、ソフトを選ぶ際にはポスター作製の方針によって、選択肢が変わってきます。画像中心で画像を組み合わせて編集していく場合と文字情報にもこだわって制作していく場合では選ぶソフトが変わってきます。価格だけで選ぶとこういったことが疎かになるので、注意しましょう。
そこで、パソコンを使って自作する方法として、専用ソフトを使う方法があります。
PDFファイルをポスターとして印刷できるソフト5選
ポスター印刷ができるソフトを5つ選びました。それぞれの特長を見ていきましょう。
#Illustrator
adobe社の製品です。ポスターだけでなく、ロゴやTシャツのデザインもできる高機能なデザインツールです。強みは画像、イラスト、文字を自在にレイアウト、編集可能できることです。できあがったものを印刷する際はファイルメニューから印刷を選び、接続しているプリンタを指定、印刷サイズをポスターのサイズにして印刷です。クラウド版は月額2,480円で使用可能です。弱みはクラウド版のインストールが途中で止まるケースが散見されることです。adobe社のホームページに対応方法が記載されています。
#「PDFelement」(PDFエレメント)
ワンダーシェア社が提供しています。強みはオフィス製品並みの感覚で手軽に操作できることです。ポスター印刷もWordやPowerpointを使ったことがある方ならファイルメニューから簡単に操作できます。弱みはインストールにはインターネット接続できることが条件になっていること、ハードディスクの空き容量が1.5GB以上必要なので、相応のスペックのマシンが必要になることです。
#Canva
エンタープライズ版 強みはドラッグアンドドロップであらゆるデザインが編集できること、ファイルをグループで編集できること、24時間365日対応のエンタープライズレベルのサポートサービスが受けられることです。弱みは無料トライアル期間が経過して、契約する際にクレジットカード決済になることです。セキュリティ対策が取られているとはいえ、不安な面もあります。この辺りが心配な方は代引きやコンビニ決済可能なソフトを購入するのも一案です。
#PDF xchange
エディタ ベクター社の製品です。強みはPDFファイルをwordやexcel形式にできることです。弱みは日本語版OSしか対応していないことです。海外にいるメンバとファイル共有するのは困難でしょう。
#いきなりPDF
いきなりPDF COMPLETE Edition ソースネクスト社の製品です。強みは複数ファイルをまとめてPDFファイルにできることです。弱みは日本語版OSのみ対応になっていることです。
まとめ
PDFファイルをポスターとして印刷するためのソフトとその特長を見てきましたが、編集をグループで行う場合はクラウド版、個人事業主が単独で行う場合はインストール版またはクラウド版から使い勝手のいい方を選ぶとよいでしょう。また、海外のメンバと共同で作業することを視野に入れている場合はクラウド版を展開しているソフトが有用です。クラウド版であればweb上で稼働するため、OSに依存しません。
役に立ちましたか?コメントしましょう!