PDFのスナップショット機能を紹介

目次

1. スナップショットツールを使用するメリットは？
2. スナップショットの使い方
• Wondershare PDFelementの場合（キャプチャ）
• Adobe Acrobat Reader DCの場合（スナップショットツール）
3. PDFのスナップショットが使用できない場合の対処方法

スナップショットツールを使用するメリットは？

スナップショットツールを使うと、PDFファイルの一部を画像として抽出し、クリップボードにコピーしたり、そのPDF文書の別の場所、あるいは別のアプリケーションで開いてる文書に貼り付けたりすることができます。

➬関連記事：PowerPointの中にPDFを貼り付ける二つの方法

また、オールインワンPDF編集ソフトPDFelementのキャプチャ機能を利用すれば、そのままJPEG形式等の画像ファイルとして保存したり、そのまま編集したりすることも可能です。

スナップショットの使い方

ここでは、2つのソフトのスナップショットツールの使い方を紹介します。

Wondershare PDFelementの場合（キャプチャ）

①他のソフトで開いた文書に貼り付けるには

• 1）PDF ファイルを開く
• 2）ツール→「キャプチャ」アイコンをクリック
• 3）スナップショットする範囲をドラッグして選択
• 4）キャプチャする範囲をドラッグして選択
• 5）右端の「コピー」ボタンをクリックすればクリップボードにコピーされる
• 6）画像編集ソフトなどを開き、貼り付けを行う

以下のボタンをクリックして、PDFelementを無料ダウンロードして体験してみてください。

②スナップショットを解除するには

• 「Esc」キーを押す

③スナップショットをそのまま保存するには

「PDFelement」（PDFエレメント）では、スナップショットをそのまま画像ファイルとして保存できます。

• ・スナップショット範囲選択時に表示されるツールバーの右から三つ目の「保存」ボタンをクリックすれば「名前をつけて保存」ダイアログボックスが表示
• ・ファイルの種類（BMP、JPEG等）を選択し、名称をつける
• ・「保存ボタンをクリック」

④スナップショットをそのまま編集するには

スナップショット範囲選択時に表示されるツールバーの左から順番に以下の編集が可能です。

以下のボタンをクリックして、PDFelementを無料ダウンロードして体験してみてください。

➬関連記事：Macでスクリーンショット画像をPDFに

Adobe Acrobat Reader DCの場合（スナップショットツール）

①他のソフトで開いた文書に貼り付けるには

• PDFファイルを開く
• 「編集」→「スナップショット」 を選択、あるいはツールバーから「スナップショット」アイコンをクリック
  （ツールバーにスナップショットツールが表示されていない場合は、以下の操作を行う。
  　「表示」→「表示切り替え」→「ツールバー項目」→「編集ツールを表示」→「スナップショット」 を選択）
• スナップショットする範囲をドラッグして選択
　
• 「選択した領域がコピーされました」と表示されたら「OK」をクリック
　
• 画像編集ソフトなどを開き、貼り付けを行う

②スナップショットを解除するには

• 「Esc」キーを押す

③スナップショットを印刷するには

• 範囲選択後、ツールバーの「印刷」アイコンをクリック

④スナップショットの解像度を高画質にするには

• 「編集」タブ→「環境設定」で「環境設定」ダイアログボックスを表示
• 「一般」を選択
• 「スナップショットツール画像に固定解像度を使用」に「チェックマーク」を入れ、「任意のピクセル/インチ（上限：720）」を入力して「OK」をクリック

PDFのスナップショットが使用できない場合の対処方法

PDFファイルの作成者によってPDFが保護され、コピーが制限されている場合は、テキストや画像をコピーすることはできず、スナップショットも使用できません。

PDFが保護されている場合には、パスワードを入力して保護を解除すれば編集が可能となり、スナップショットツールを使用することが可能となります。

その確認方法と解除方法をPDFelementで紹介します。

①確認方法

・PDFファイルを開いた段階で、「本文書は保護されています・・・」の表示がされる

②解除方法

• 「編集を有効にする」をクリック

• パスワードを入れて「OK」をクリック

• 保護が解除され、スナップショットツール（キャプチャ）が使用可能となる

➬関連記事：PDFのパスワードを解除する5つの方法

まとめ

PDF編集ソフトのスナップツールについて説明しました。これを使えば、PDF文書の一部を簡単ににコピーして別の文書に貼り付けたり、そのまま画像として保存したり、そのまま編集したりできるので、非常に便利です。

ただし、他人が作成したPDF文書を使用する際には著作権に注意する必要がありますし、また、作者が保護パスワードを使って使用制限をしている場合もあります。何でも自由にコピーして使える、という風には考えないようにしましょう。

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作成日： 2022-05-25 15:48:15 / 更新日： 2023-05-22 11:39:39

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