はじめに
大学生が大学から出された課題で、レポートの表紙の書き方が分からない方が多いはずです。特に大学に入学したばかりの方は、レポートの作成方法や項目などが分からないと感じるでしょう。レポートには構成や表紙にそれぞれルールがあり、基本的な書き方を知ることが大切です。
本記事では、レポートの作成方法と表紙の書き方についてご紹介します。
目次:
1.レポートの作成方法
大学のレポート用紙には、提出日や生徒の学籍番号などを書く必要があります。
レポートは報告書の一つで、教授に対して「与えられた問いに対してどのような過程で問題に解答しているか」を報告するための書類です。
レポート用紙を作成する際、教員がいつレポートを提出したのか把握しやすい書き方で記入することが重要です。
ここからは、レポートの作成方法について詳しく解説します。
序論
序論とは、レポートの書き出し部分で何を明確にするか、何を目的にするかを示す論説です。
序論は、レポートのテーマについての背景から問題提起を分かりやすく伝えるために、明確に述べる際に使用します。
大学のレポートでは「はじめに」とタイトル付けをするケースが多く、自分は何を主張したいのかを理解するために読み始めることが可能です。
例えば、研究テーマについてのレポートである場合、「実験を行った」などを記載して、本論でどのような解説をするのか順序立てて伝えるようにしましょう。
自分が書きたいテーマを記述する際は、まず初めて読む人をイメージしながら書くのが大切です。
序論を書くときには、レポートの目的やどのような意見を行っていくのかを簡潔に記述します。
本論
本論は、序論で書いた問題提起やテーマについて最も伝えたい内容を詳しく説明する文章です。
本論では、レポート作成の中で最も重要な部分で自身の考え方や感情などを表現することができます。
本論の分量は全体の60%程を目安に執筆すると、バランスのいい内容になり読みやすくなります。
また、自身の考え以外の文章やデータを用いることができ、テーマの内容に信頼性を高められるのが特徴です。
読者が読みやすいと評価される本論を作成するには、根拠に基づいた事例やデータを用いることで信頼性を高める必要があります。
結論
結論とは、本論で解説した内容を簡潔にまとめた部分の文章です。
レポートを作成する際、結論で書くポイントを箇条書きでまとめて書くと手間が省けます。結論の内容をまとめるために、分量の多いレポートを読み直すのは労力と時間が大幅にかかります。
結論の文章を決める上で、序論の問題提示への答え・今後の課題などを書くと読み手に伝わりやすくなります。
参考文献
参考文献とは、資料に書かれていた情報を批判する場合やそれがどこに書かれていたのかを読み手に伝えるための文献です。
レポートに参考文献を記載する際は、引用文章の場素に「出店:著者名、出版年、雑誌名、雑誌の巻数」を記載します。
レポートを作成するにあたってインターネット上で調べた情報も、参考文献を明記することが必要です。
2.レポートの表紙の書き方
レポート表紙とは、生徒の学籍番号や氏名・提出日などの情報を把握しやすくする項目です。
大学教員は多くの生徒のレポートを確認しないといけないため、一目で分かる書き方をすることが重要です。
ここからは、レポートの表紙の書き方について詳しくご紹介します。
・Wordでの書き方
レポート用紙には裏表と上下が設けられていて、学籍番号・氏名・提出の日付を見落としさないようチェックすることが大切です。
レポート用紙をWordでの書き方は、黒のボールペンが基本となっています。
大学側からの指示では、鉛筆やシャープペンでの書き方でも問題ない場合もありますが消し跡から書き直されたりと悪用される可能性があるからです。
・一般的なレポート
本文を書くときに気を付けることは、書式や見出しをつけることが重要です。
・本文は明朝体、見出しはゴシック体
・見出しの文字は大きく書く
・枚数が多い場合、レポートにページ数を付ける
これらの3つの要素を守っていれば、スッキリとしたレイアウトで記載することができます。
・文字の字体とサイズ
レポート用紙を書くフォントは、教授からの指示がない限り初期設定のままで問題ありません。
ただし、教授に提出する上で気を付けることはレポートの統一感です。
文字の字体やサイズを大きすぎず全角半角を分けて書くことが大切です。
・漢字とかな・カナ
→全角
・数字・アルファベット(横書き)
→半角
・文字の色
→黒
文字の大きさは10.5ptが使われていることが多く、明朝体で使用することができます。
Wordで書く際は、初期設定の游明朝やMS明朝で本文と見出しの文章で書いても問題ありません。
フォントの種類は、ゴシック体か明朝体のどちらでも問題ありませんが、行書体やポップ体で書くのは厳禁です。
・数字の書き方
レポートの作成で数字を書く際は、半角数字で書くことが一般的です。
レポートが横書きのタイプでは、「12345・・」といった算用数字を使います。
桁数が大きい場合、「,」コンマを3桁ごとに記載し、1,000、10,000のように表記します。
あまりにも数が大きい場合は、2兆3420億のように漢字を記載することが可能です。
レポートをWordで記載する際は、余白・行間や数字の書き方を間違いやすいケースが多いので書式ルールを確認するようにしましょう。
3.表紙のデザイン
レポートの表紙を書く上で、教授が提出時に確認しやすいデザインで作成することが重要です。
表紙には、教授の名前・授業名・タイトル・学籍番号・自身の氏名・提出日を書きます。
表紙でこれらの要素を書く際は、以下の2つの注意点を押さえる必要があります。
・タイトルは中央揃えで大きく書く
・ページ番号を付けない
表紙のデザインは、教授から指示がなければ厳密なルールはありませんが、フォントを全体的に大きめに作成すれば印象が良くなります。
表紙の作成で、文字の読みやすさを意識することで、教授が提出時に確認しやすくなります。
4.レポートを作成する際によくある質問
大学生がレポートを作成する際によくある質問についてご紹介していきます。
Q. 大学のレポートを作成に手書きでも問題ないでしょうか
A. レポート作成で大学からパソコンで作成するように指示されていない場合は、手書きでも問題ありません。特に大学に入学したばかりで、経済的な事情でパソコンを購入できないことや、図やグラフを描くために手書きの方が作成しやすいケースがあります。ただし、手書きでの提出は原本がなくなってしまうので、一度コピーを取ってから提出するようにしましょう。
Q.レポートを書くときの一人称は何が適切でしょうか?
A. 大学のレポートを作成するときの一人称は、「私」を使用することが適切です。レポートで自分自身を主語として使う場合は、僕や俺ではなく、男女関係なく「私」で表現します。
Q. 大学から指定がないときには表紙はつけるべきでしょうか。
A.大学からの指示がないときは、表紙を付けることが原則です。レポートに表紙を書く際は、授業名・学籍番号・氏名・教員名・学部学科・学年の情報を記入すると提出時に教員に伝わりやすくなります。教員は多くの生徒のレポートを評価・配点チェックするので、表紙を加えると学籍情報が確認しやすくなります。
まとめ
本記事では、レポートの作成方法と表紙の書き方についてご紹介しました。レポート作成を初めて書く方は、序論→本論→結論→参考文献と読み手がテーマに対する自分の主張を分かりやすく記載することがポイントです。
特に序論と結論は長く書きすぎず、レポート全体の文字数のうち約10%〜15%の分量でまとめしょう。また、レポートの表紙には、提出時に担当教員が確認しやすいよう学籍情報を記載することが重要です。
表紙のデザインは教員が確認しやすいよう、派手過ぎずシンプルなデザインを選ぶことがおすすめです。大学に入学したばかりでレポートの作成方法が気になる方はぜひ参考にしてみてください。
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