まずこの手段を使うにあたってiBooksを用意する必要がありますが、iOS8以降であればプリインストールされているので特に下準備は不要です。メールに添付されたPDFファイルを表示する場合、PDFファイルが添付されたメールを開いて、添付ファイルをタップすると「メッセージ」「メールで送信」などの項目の中にあるiBooksにコピー」をタップします。すると、iBooksが自動的に開かれて、そこにPDFの棚に表示されていれば完了です。棚に格納されている状態ならばiBooksを閉じても保存されたままです。OS X Maverick以降ではPDFがiBooksライブラリに同期される仕組みになっています。OS Mountain Lion以前のiOSやWindows の場合は、iTunesブックライブラリに同期されるようになっています。インターネット上の文書なども同様の操作を行うことでiBooksにPDFファイルとして保存することができます。インターネット上にあるPDFを開いた際にも共有アイコンからiBooksを開けば自動的に保存されます。
PDFをiBooksに保存するとコンピューターのiTunesライブラリに追加することもできるようになります。その際にはコンピューターからiOSデバイスを選択し、「設定」「ブック」の順にクリックします。その後「ブックを同期」「同期」をクリックすればOKです。全てのファイルを選択するのではなく、選択したブックのみを同期する場合は該当するブックにチェックをしておく必要があります。PDFに保存しておけば簡単にプリントアウトすることも可能です。最近ではコンビニのコピー機で印刷できるようになっているケースが多いので家に印刷設備がない方でも安心です。
iBooksに保存したPDFはメールで送ることも可能になります。その際にはまずiBooksを開きます。iBooksの画面上部にあるメニューをタップすると、ポップアップメニューが表示されるのでPDFを選択します。使用中の表示形式に応じて、メニューのラベルには「すべてのブック」「ブック」「PDF」などがあるので、こちらを操作すれば目的に合った物を探すことができます。メールで送信するPDFが見つかったらタップします。すると共有アイコンが表示されるのでそこをタップします。一度のタップでは共有アイコンが表示されないこともあるので注意しておきましょう。共有アイコンをタップして「メール」をタップすると後は必要に応じて本文を入力し、いつものメールと同様に送信すれば完了です。
PDFをiBooksに保存するメリットは非常に大きいと言えます。iBooksはiPadだけでなく、iPod touchやiPhoneなどでも使用できます。また、元々のレイアウトを崩すことなく保存できるのも魅力です。iBooksのバックアップを取るにはまずUSBケーブルなどを用いてコンピューターとiPadを繋げます。その後、コンピューターの認証を済ませ、AppleIDとパスワードを入力します。「ファイル」「デバイス」「購入した項目を転送」をクリックします。その後、iTunesの項目である「すべてのブック」のところに該当するブックが表示されていれば完了です。この状態になっていればiPadがもし壊れてしまっても新しいiPadへといつでも転送することができます。
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