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製造業の企業変革力を強化するツールを紹介

ドイツの「インダストリー4.0」、フランスの「未来の産業」、中国の「中国製造2025」など、世界的に第4次産業革命への対応が進んでいます。日本も「コネクテッドインダストリーズ」というコンセプトを提唱し、データを介して ”機械”、”技術”、”人”などがつながることで生産性の向上と、新たな付加価値を生み出そう、と動き始めたところです。


このコンセプトを実現するために不可欠なのが、IoTやAIなどの最新デジタル技術。「ただ単にモノを製造して売れば利益が上がる」という考えでは継続的に収益を上げることができない「デジタル経済」が到来しています。


今回は、「モノを作る」という社会的に重要な役割を果たしている「製造業」のみなさまに向けて、一助となるデジタルツールをご紹介したいと思います。


製造業におけるデジタル技術のインパクト

最新のデジタル技術を導入する目的は、社内/社外の提携先/顧客などとの関係をシームレスにつなぎ、画期的な改革「デジタルトランスフォーメーション(=DX)」をもたらすことです。



たとえば、AIを導入することで研究開発(R&D)や商品企画の促進、IoTデバイスを導入して予知保全を行うなど、【企業としての変革力】を高めることが結果としてコスト削減など多くのメリットをもたらすと考えられています。


では、日本の現状はどうでしょうか?

●現状


残念ながら、国内製造業企業のデータ活用は遅れており、データ収集・活用への取り込みは足踏み状態です。


「設計開発・生産・販売など、複数部門間での情報・データ共有について販売後の製品の動向や顧客の声を設計開発や生産改善に活用しているか」という質問においては、「実施している」と回答した企業はわずか「8.4%」

つまり、部門間との情報共有ができていない、顧客への付加価値も見出せていない、という本来目指すべきDXへの取り組みは、まだまだ進んでいないというのが現状でしょう。

➬関連記事:遠隔化が進む現状とリモートワークの実施に必要なデータ管理の課題


データ


●DX取り組みへのヒント

DXの取り組みでは、デジタル化を進めることが必須です。以下のようなことで思い当たることはないでしょうか?


 
  • ・設計図や各種図面は、紙ベースで作成して各自で保管している。共有できていない。
  • ・一度作成した設計図を再利用できていない。
  • ・書類のほとんどが紙媒体なので、やりとりは郵送やFAXで行うことが多い。
  • ・紙媒体なのでミスが減らず、作業効率が上がらない。
  • ・他部門との情報共有に時間がかかり、相談ごとや商品企画がスムーズに進まない。

これらはほんの一例ですが、デジタル化を推進することですぐに改善できる内容です。


確かに、機材やソフトなどの導入には投資が必要です。また、デジタル化に伴い知識のある人材を育成する必要も出てきます。

しかしながら、中長期的に考えればコストの削減はもちろん、時間も削減できたことで新たなビジネスに着手して付加価値を上げることに成功した企業があるのも事実です。


ここからは、業務効率化にお役に立てるデジタルツールをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。


デジタルツールを導入して業務効率化をアップ


●EdrawMax:多彩な描画編集ソフト


EdrawMaxは、回路図やプロジェクト管理など、設計やビジネスに利用できるテンプレートを豊富に搭載した描画ソフトです。テンプレートを使えば作業効率もUp!もちろん一から作成してクラウド上で保存&共有することも可能です。コミュニティで公開されたテンプレートもダウンロードして再利用できるので、ますます作業が捗りますね。



◇使いやすい編集画面

編集画面の左側の [ライブラリー] には、テンプレートに合わせた各種記号などがカテゴリ別で表示されています。


編集画面


追加したい記号を選択したら、キャンバスにドロップするだけでOK。簡単操作で作図を進めることができます。


記号を追加


画面の両脇にある [ライブラリー] などのメニューを縮小すれば、キャンバスは広々。[全画面モード] で画面を最大化して作業をすることもできるので描画時のストレスが軽減します。


編集画面


◇エクスポート

エクスポートできるファイル形式は、PDF/画像/Word/Visio/SVGなどを選択できますので、ファイルの保存や共有に手間取ることがありません。


エクスポート



●PDFelement:オールインワンのPDF編集ソフト


PDFelement」(PDFエレメント)は、PDFの作成/編集、ページの回転、注釈追加、署名などを行えるPDF編集ソフトです。



◇変換

変換機能では、PDFをWord/Excel/PowerPoint/画像などのファイル形式に変換できます。また逆に、それらのファイルをPDFに変換して編集することも可能です。
更に、[一括処理] では複数ファイルを一度に変換できるので効率的です。


PDF変換


➬関連記事:PDFを利用したい 形式に変換しよう!

◇ファイル比較

PDFファイルの内容を比較して、その差分を「削除/挿入/変更」で色分けして表示します。書類を目検で比較する手間が不要です。


ファイル比較


➬関連記事:PDFファイルとWord文書を比較する方法紹介!

◇OCR処理

紙の請求書や領収書、レシートなどをPDFに変換してデータ化したい場合にオススメの機能です。画像の中の文字を自動認識してPDFに変換してくれます。


OCR処理


➬関連記事:OCR 機能活用! 紙の資料をデジタル化!

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業務プロセスの最適化・標準化は、業務効率化への第一歩です。

EdrawMaxとPDFelementは、設計部だけ、経理部だけ、と限られた部署にだけ有益なソフトではなく、全社的に活用できるソフトです。




まとめ

バッチ処理は覚えているととても便利です。やり方を覚えていくと、業務時間短縮につながりますので活用してください。

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作成日: 2021-12-27 15:35:58 / 更新日: 2023-05-22 11:39:39

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