PDFファイルは、OSなどの環境も選ぶことなく、誰でも閲覧ができ汎用性が高いため、さまざまなシーンで活用が進んでいます。以前は閲覧のみに使われると考えられていたことも多いPDFですが、最近では編集する機会も増えているのではないでしょうか。
PDF編集ソフトを持っていないなら、手軽なオンラインツールでPDFを編集する、というときもあるかと思います。 だから、オンラインツールは段々気になるところです。 今回は、PDF編集で人気のオンラインツール「iLovePDF」をご紹介し、また、ローカル編集で安全性の高いPDF編集ソフト・「PDFelement」(PDFエレメントについてもご紹介しますね。
目次:
PDF編集ツール「iLovePDF」とは
「iLovePDF」は、スペインのバルセロナにあるiLovePDF.comの開発するソフトウェアシリーズです。
「iLovePDF」シリーズにはオンライン版とデスクトップ版が有り、オンライン版は「iLovePDF」のサイトにアクセスすればすぐに利用することができ、アカウントを作成しなくても基本的な機能が使えることから、便利でとても人気のあるサービスとなっています。
完全無料のオンラインツールでありながら、さまざまなPDF編集が可能です。例えば:
- ・PDFの結合、分割
- ・PDFからOfficeファイルや画像ファイルへの変換
- ・PDFへのパスワードロックの追加、削除
などといった、一通りのPDF編集機能を利用することが可能です。
→関連記事:「i love pdf」のオンライン版とデスクトップ版をそれぞれ解説
ソフトをわざわざ購入し、インストールする必要もなく、ある程度の機能が利用できるため、気軽で便利に使用できるサービスです。
利便性の裏に潜むオンラインツールのリスクとは
オンラインツールは、ソフトをインストールする必要が無いため手間を省くことができ、その手軽さが人気の要因となっています。
ですが、オンラインである以上は、その危険性を理解しておく必要はあるでしょう。 「iLovePDF」では、「iLovePDF」のサイトにPDFファイルをアップロードし編集作業をおこないます。
インターネット上にアップロードするわけですから、データ流出の危険性は0ではありません。
オンラインツールがあるインターネット上には、不正アクセスやウィルス感染への危険性が潜んでいます。 アップロードしたファイルを第三者に盗み見られる、あるいはインターネット上で編集する際にウィルス感染する恐れもある、などといった危険性は十分あり、完全に安全とはいえないでしょう。
オンラインツールの情報流出の事例は実際にあり、アカウントを盗まれて闇サイトで売買されたり、編集した音源データがウィルス感染してしまったりといった事例もあります。
•ちなみに「iLovePDF」の公式サイトでは、危険性に関してユーザーに次のように答えています。
・サーバーにアップされたファイルは誰からもアクセスできないようになっている ・編集後にユーザー側でデータを削除することが可能である ・サイトはアップロードされたファイルのコピーや分析をしない ・サーバーに保存されるのは最大2時間まで 以上のようにセキュリティーについて説明されていますが、どれもユーザー側では確認することはできません。 |
オンラインツールは、便利な反面、完全には安全であるとはいえない面もあるので、重要な文書についてはアップロードしないなど、気を付けながら使っていく必要があります。
→関連記事:オンラインPDF編集---I love pdf(アイラブpdf)
安全性の高い編集ソフトならPDFelement!
「PDFelement」(PDFエレメントはWondershare社の開発する高度な機能を備えたPDF編集ソフトです。 ソフトウェアをダウンロードしてインストールする必要がありますが、ローカルで編集作業を行うので、インターネット上にファイルをアップロードする必要がありません。
またオンラインツールに比べ、高度な機能も搭載されています。 たとえば、高性能なOCR機能でスキャンしたPDFファイルの編集もできたり、暗号化や電子印鑑などの機能も備えているので貴重な文書も取り扱ったりすることも可能です。
PDFに関することなら、ほぼ全ての機能を網羅しているPDFelement。 これからPDFファイルの取り扱いに関する安全性を求めるなら、無料版もありますので、ダウンロードして試してみてはいかがでしょうか?
まとめ
今回はPDF編集のオンラインツール「iLovePDF」をご紹介し、オンラインツールの危険性についてお伝えしました。
オンラインツールは、とても便利なのですが、その危険性を知ったうえで気を付けて利用することが大切です。 絶対に流出させてはならないような重要な文書に関しては、ローカル編集ソフト「PDFelement」(PDFエレメント)で編集作業をすることをおすすめします。
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