はじめに
職場やビジネスシーンで利用する機会が多いPDFファイル。サイズの大きくなったPDFフィアルを圧縮したり、PDF同士で結合したりと、ユーザーのニーズも様々です。「i love pdf」を利用することで、多様化するPDF編集の要望に応えられるでしょう。
「i love pdf」には、オンライン版とデスクトップ版があります。それぞれの主要機能や使い方、さらに評判についても解説します。また、同じくパソコンで便利に使えるPDFelement(PDFエレメント)も紹介しますので、ご参考ください。
目次:
1. i love pdfオンライン版の使い方と解説
「i love pdf」のオンライン版は、公式サイトにアクセスするとすぐに利用できます。有料会員プランも用意されていますが、アカウントを作成しなくても、基本的な機能は利用可能です。
(1)PDF結合
PDF結合のページでは、複数存在するPDFファイルを1つのファイルに結合することが可能です。
「PDFファイルを選択」ボタンを押し、結合したいファイルを選択して読み込みます。または、該当ファイルをドラッグ・アンド・ドロップで取り込んでも問題ありません。
更にファイルを追加したい場合は「もっとファイルを追加する」アイコンから追加できます。また、結合後のページ順序を調整することも可能です。
次に「PDF結合」ボタンを押してください。すると、生成されたファイルが自動でダウンロードされます。結合したPDFは、Google Driveに保存したり、ドロップボックスに保存したりすることも可能です。
(2)PDF分割
PDF分割のページでは、数ページあるPDFファイルを分割することが可能です。
「PDFファイルを選択」のボタンを押下して、分割したいPDFフィアルを選択して下さい。
また、そのようなPDFファイルをドラッグ・アンド・ドロップしても良いでしょう。PDFファイルの分割方法は、大きく二つあります。
「範囲別に分割」では、任意の範囲を指定して複数ページのPDFファイルに分割することが可能です。一方の「ページを抽出」では、任意のページのみを単一のPDFとして抽出できます。いずれかの方法を指定した後、「PDF分割」ボタンを押すと、すぐに作業が完了します。
生成されたPDFファイルは、ドロップボックスやGoogle Driveに保存することが可能です。
(3)PDF圧縮
PDF容量が重い場合は、クオリティーを保ったままファイルサイズをダウンできる、PDF圧縮機能がおすすめです。
まずはPDF圧縮のページにアクセスしてください。画面中央に「PDFファイルを選択」ボタンが表示されるので、押して、該当ファイルを選択します。
もしくは、圧縮したいPDFファイルをドラッグ・アンド・ドロップしても結構です。圧縮レベルは、低クオリティーだけれど高圧縮できるもの、クオリティーと圧縮率が中程度のもの、クオリティーを重視するために低圧縮になるもの、といった3段階から選べます。
レベルを選び「PDF圧縮」をクリックすると、数秒で圧縮され、自動でファイルがダウンロードされるはずです。また、圧縮率が円グラフとして表示されるので、参考として下さい。
(4)ページ番号
PDFファイルのページに、番号を振ることが可能です。
まず、「ページ番号」の作業ページに遷移してください。その後、番号を振りたいPDFファイルを読み込みます。
ページ番号オプションでは、番号を振る位置、余白のとり方、テキストフォントやデザインなどが指定可能です。
設定を終えたら、「ページ番号の設定」ボタンを押すと、作業が完了します。最後に、自動ダウンロードされるファイルを確認してください。
2. i love pdfデスクトップ版の使い方と解説
「i love pdf」デスクトップ版のソフトは、公式サイトからダウンロードすることで利用できます。
デフォルト設定では英語表記ですが、メニューバーの「File」から「Settings」を選択、「General」タブを選び、Language項目から「日本語」を選択し、ソフトを再起動すれば、日本語で利用できます。
(1)PDF結合機能の使い方
- 右メニューから「PDFの結合」を選択すると、「PDFをマージ」というタイトルの作業エリアが表示されます。
- 右上のファイル追加用アイコンをクリックするか、デスクトップなどから該当ファイルをドラッグ・アンド・ドロップすることによって、結合するPDFファイルを選択して下さい。
- また、取り込まれたPDFファイルをドラッグ・アンド・ドロップすることによって、結合時のページ順序を変更することが可能です。
- 取り込むファイルやページ順序を決定したら、「PDFの結合」ボタンを押して下さい。作業はすぐに完了します。
(2)PDF分割機能の使い方
- まず、メニュー一覧から「PDFの分割」をクリックします。
- 作業エリアが表示されるので、分割したいPDFファイルをドラッグ・アンド・ドロップするか、ファイル追加ボタンをクリックして、該当ファイルを追加して下さい。
- 「範囲別に分割」と「ページを抽出」のどちらかを選び、「PDFの分割」ボタンをクリックします。すると間もなくファイルは分割されるでしょう。
- ファイルの保存先リンクからフォルダーを確認して下さい。
(3)PDF圧縮機能の使い方
- ソフトのメニュー一覧から「PDFの圧縮」を選択すると、PDFファイルを圧縮して容量を少なくできます。
- 作業エリアに圧縮したいPDFファイルをドラッグ・アンド・ドロップするか、ファイル追加アイコンから、該当するファイルを追加して下さい。
- その後、最大圧縮、推奨の圧縮、低圧縮という3つの圧縮レベルの中からひとつを選択し、「PDFの圧縮」ボタンを押します。すると、どれくらい圧縮できたのかが、パーセンテージで表示されるでしょう。
- また、ファイルの保存先リンクも生成されるので、クリックして内容を確認できます。
(4)PDFページを削除する方法
- 「PDFページを削除」メニューを選ぶと、複数あるPDFページのうち、指定するページだけを削除できます。
- まずは、処理を施したいPDFファイルを読み込んで下さい。
- その後、1ページずつ画像で表示されるので、削除を希望するページをクリックします。
- この時、一度に複数のページを選択することが可能です。
- また、ページ数を入力しても指定することが出来ます。このように削除するページを指定したら、「PDFページを削除」ボタンを押して下さい。
- 「ページは正常に削除されました」と表示されれば成功です。ファイルの保存先リンクからフォルダーを確認し、PDFファイルをチェックしましょう。
3.i love pdfの評判
「i love pdf」のオンライン版は、手軽にPDFを処理できる点が、ユーザーから好評を得ています。
特に会員登録をしなくても基本機能を使える点が、評価されたポイントです。
一方のデスクトップ版は、処理スピードが格段に早いので、その点が高く評価されています。無料で様々なPDFの加工が行える「i love pdf」は、オンライン版、デスクトップ版を問わず、ユーザーから高い評価を受けている便利ツールだと言えるでしょう。
ilovePDFのほかには、より多くのデスクトップ版PDFソフトもあります。
➬Microsoft Office、画像、テキストなど合計17種類のファイル形式に対応。
➬レイアウトと書式を崩さずに、各形式に合わせた高度設定も可能。
➬互換性あり!他のファイル形式からPDFまで直接作成/変換可能。
以下のボタンからPDF編集変換ソフトのPDFelementをダウンロードしてすぐ使えます。
まとめ
PDFは、あらゆるシーンで利用される汎用性の高い文書ファイルです。そのため、編集する機会も多くなりがちですが、扱いに不慣れな方は、戸惑ってしまうこともあるでしょう。
そのような場合でも、「i love pdf」のように、シンプルに操作できる便利ツールがあれば、難なく目的を達成することができるはずです。オンライン版、デスクトップ版とそれぞれ特徴があるので、記事を参考にして自分の用途にあった方を選んで下さい。
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