資格を持っていれば、好条件の仕事の獲得や就職、昇進、給与UP、報奨金獲得等に非常に有利になりますが、あなたは何か資格を持っていますか?
資格を取るには学校へ通わなくてはならず、そんな時間や金銭的余裕が無いと諦めていませんか?
実は独学でも取れる資格がたくさんあります。以下では、独学で資格が取れる、FP技能士(ファイナンシャル プランナー)、宅地建物取引士(宅建士)、保育士、行政書士について、その資格概要や試験概要、独学に役立つ勉強法や利用したいソフトについてご紹介します。
目次:
一、独学で取れる資格4選
ここでは、独学でとれる5つの資格について、その資格概要、試験日程、試験料目、独学で取れる理由(合格率など)を紹介します。
(1)FP技能士(ファイナンシャル プランナー)
①資格概要
・FPとは、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家です。
具体的には、ライフプランに基づく将来の収支見通しを立て、最適な資産設計・資金計画を提案、アドバイスを行い、その実行をサポートします。
FPは金融、税制、保険、ローンなどの幅広い知識とスキルを活かして、就職・結婚・出産・マイホーム購入・退職などのライフイベントにおける「お金の流れ」を見越して将来のプランを立てたり、現状の収入や支出のバランスなどを分析して家計の見直しを提案したりします。
・国家資格のFP技能士(1級、2級、3級)と民間資格のCFP、AFPがありますが、以下では受験資格の不要な国家資格の3級FP技能士について説明します。
②試験日程
・2022年度は5/22(日)、9/11(日)、2023/1/22(日)の3回、13時~15時実施予定です。
③試験科目
・学科試験と実技試験が同日に行われ、それぞれマークシート形式です。
・学科試験の合格者は学科試験が、実技試験の合格者は実技試験が、それぞれ免除されます。
④独学で取れる理由
・3級の実技試験の合格率は過去3年間では約70~80%の間で推移しており、行政書士の合格率11%、宅地建物取引士の合格率15%に比べて圧倒的に難易度が低いです。
(2) 宅地建物取引士(宅建士、旧称宅地建物取引主任)
①資格概要
・不動産取引の専門家を示す資格で、不動産に関する重要事項の説明などは宅建士だけに許された独占業務です。
②試験日程
・2022年度は10/16(日)13時~15時です。
③試験科目
・50問・四肢択一式による筆記試験で、宅地建物取引業に関する実用的な知識を有するかどうかが判定されます。土地、宅地、建物に関する法令や実務に関する問題が出題されます。
④独学で取れる理由
・合格率は15%程度と低いですが、会社命令等で「とりあえず受けてみる」という人が多く、合格率を下げていると思われます。
・合格基準点は、年によって変動しますが50点中31点~37点なので、頻出問題を理解して、40点取れるくらいまで勉強すれば十分合格圏内です。
(3)保育士
①資格概要
・保育士は、かつては「保母」、「保父」と言われていましたが、児童福祉法第18条では、「登録を受け、保育士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、児童の保育及び児童の保護者に対する保育に関する指導を行うことを業とする者」と規定されています。
・国指定の保育士養成施設を卒業したり、実務経験がなくても、短大を卒業していて保育士試験に合格すれば取得できる国家資格です。
②試験日程
・前期と後期にそれぞれ筆記試験と実技試験があり、2022年度は以下の日程です。
前期 筆記試験:2022/4/23(土)、24(日) 実技試験:2022/7/3(日)
後期 筆記試験:2022/10/22(土)、23(日) 実技試験:2022/12/11(日)
③試験科目
・筆記試験:保育原理、教育原理、社会的養護、子ども家庭福祉、社会福祉、保育の心理学、子どもの保健、子どもの食と栄養、保育実習理論の9科目
・実技試験:音楽に関する技術、造形に関する技術、言語に関する技術のうち2科目選択
④独学で取れる理由
・合格率は以前と比べ高くなっているとはいえ、20~25%程度で、高くはありません。
・ただし筆記試験9科目それぞれ6割以上の点数を取れば合格でき、近年の合格率の上昇や、年2回に受験回数が増えたことから、他の国家資格と比べると、合格しやすいと言えます。
(4)行政書士
①資格概要
・行政書士は法律系の国家資格で、官公署(都道府県庁など)に提出する書類の作成、同内容の相談やこれらを官公署に提出する手続について代理することを業としていて、その書類の殆どは許認可に関するものです。
・行政書士試験は、年齢、学歴、国籍等に関係なく、誰でも受験することが可能です。
②試験日程
・2022年度は2022/11/13 13:00~16:00
③試験科目
・「行政書士の業務に関し必要な法令等」5科目と「行政書士の業務に関連する一般知識等」3科目があります。
・法令等科目は択一式及び記述式、一般知識等科目は択一式で、記述式は40字程度の記述問題。
④独学で取れる理由
・試験は300点満点で180点以上、つまり6割とれれば合格となります。
・行政書士試験の合格率は、例年10%前後で、司法書士の4%、社労士の6%等と比べると、合格率は高いです。
・また、地方公務員や国家公務員を17年以上勤めていれば自動的に行政書士の資格が与えられ、行政書士として登録できるという制度もあります。
二、独学で役に立つ勉強法
では、どのように勉強すれば資格がとれるのでしょうか。ここでは、独学で役に立つ勉強法のポイントを3つご紹介します。
①過去問で試験全体の傾向をつかむ
試験の過去問が公開されている場合、過去10回分程度の問題を入手しましょう。資格試験ごとに特有の傾向がありますし、過去問を解いてみることで、問題量や出題形式、難易度、時間配分をつかむことができます。
②動画・音声教材を活用する
動画や音声教材があれば入手し、活用しましょう。視覚・聴覚を駆使すると理解を深めることに役立ちますし、動画や音声はスマートフォンで視聴できますので、移動中や就寝前などに「ながら勉強」をすることも可能です。
③模擬試験を受ける
資格によっては、模擬試験を実施している場合があります。模擬試験を受けることで勉強の進捗度合いを知る手がかりになり、また、得点率の低かった分野を発見して集中的に勉強することも可能となります。
三、独学で取れる資格を選ぶ際のポイント
独学で取れる資格を選ぶ際のポイントを3つご紹介します。
①興味のある資格を選ぶ
まずは、自分が興味のあるものはなにかを考えてみましょう。興味のあるものであれば、その興味を更に深めるために、関連情報を積極的に収集でき、資格取得の勉強もはかどるはずです。
②取得後の活かし方が明確な資格を選ぶ
資格取得へのモチベーションを維持するためには、取得後の活かし方がはっきりと決まっている必要があります。例えば資格を活かして転職する、昇進して給与をアップさせる、フリーランスとして独立するなど、さまざまな活かし方が考えられます。取得後の資格の活かし方は、自分のライフプランの目標と繋がっているため、資格取得へのモチベーションとなります。
③難易度や受験条件が高すぎない資格を選ぶ
独学で資格を取得したいという場合、受験条件や難易度が高すぎないものを選ぶことで取得の確率が高まります。もちろん難易度が高い資格は、その努力に見合うだけの価値がありますが、そういった資格を目指す場合は、スクールなどの教育機関で受講されることをおすすめします。
四、独学に役立つソフトの機能について
学習にはテキストなどのPDF文書を使う場面が多くあり、その際、PDF編集ソフトがあると便利です。ここでは、オールインワンPDF編集ソフトPDFelementの持つ独学に役立つ機能のうち、代表的なものをいくつかご紹介します。
(1)注釈機能
①重要な箇所にアンダーラインを引けます。
・「注釈」→該当部分を選択→アンダーラインを選択
②吹き出しを追加することができます。
・「注釈」→上部の吹き出しマークをクリック
・カーソルの形が変わるので、該当箇所に移動し、テキストを挿入
・連続処理をしない場合は「ESC」キーで終了
(2)編集機能
別の資料にリンクすることが可能です。
・「編集」→「リンク」をクリックするとカーソルの形状が変わる
・リンクをおきたい範囲を指定するとリンクの入力画面が開く
・「スタイル」、「オプション」を選択(ここではファイルを選択)して「適用」をクリック
・リンクをクリックすると指定したファイル(回答)が表示される
(3)OCR機能
スキャンされた資料の場合、OCR機能を使えば編集可能なPDFに変換できます。
・「ホーム」→{OCR処理」をクリック
・OCRの選択画面が開くので、「ページ範囲」、「言語」等を選択して「適用」をクリック
・OCR処理が行われ、編集可能なPDFとなる
まとめ
独学で取れる4つの資格の概要と、取得のための独学の勉強法や役立つソフトについてご紹介しました。資格を取得して、是非あなたのライフプランに活かせてください。
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