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PDF編集--ページ編集はじめに
近年、資料はすべてデータで管理、やり取りするというケースが増えています。
特に、Surface（サーフェス）に代表されるタッチ端末の場合、移動中や外出先などで利用されることが多く、資料はPDFといった「データ」で持ち歩くのが一般的です。
さらに、複数のメンバーとOSや端末の種類など環境を選ばずにデータ共有ができることからもPDFの使用率は高く、PDFに直接書き込むができるツールは、必要不可欠といえます。
では、「PDF書き込みツール」にはどのようなものがあり、何を選んだら良いのでしょうか？
今回は、代表的なタッチ端末「サーフェス」で使える無料のPDF書き込みツールをご紹介していきます。
目次：
１． PDF書き込みツールの必要性
PDFは、「印刷時のレイアウトそのままに保存することができる」「OSやハードウェアなど環境に依存せず表示することができる」といった特徴をもつファイル形式です。
このような特徴から、PDFはデータの保存・配布・共有など、さまざまな場面で多く利用されています。
たとえば、PDFであれば、配布されたファイルを端末上で開きそのまま資料としたり、複数のメンバーが1つのファイルを端末上で共有したりするなど、「ペーパーレス」で作業することも可能です。
とはいえ、ただファイルが見られるだけでは、作業は進みません。
そこで必要となるのが、既存のPDFに直接メモや注釈を書き込むことができる「PDF書き込みツール」です。
ツールを使ってPDFに直接文字を書き込むことができれば、ペーパーレスでの作業であっても、スムーズに作業を進めることができます。
さらに、PDFに文字を書き込むだけであれば、無料の「PDF書き込みツール」で十分作業可能です。
このように、PDFの特徴を十分に生かすには、「PDF書き込みツール」は必要不可欠といえます。
２． サーフェスユーザーに使える無料のPDF書き込みツール
「PDF書き込みツール」には、「Microsoft社が提供するアプリ」と「Microsoft Storeからダウンロードできる専用アプリ」があります。
Microsoft社が提供するアプリの場合、主となる機能に書き込み機能が付加されており、PDFの編集機能はもちません。
ここでは、これらのなかからサーフェスユーザーにおすすめの無料PDF書き込みツールをご紹介します。
● Microsoft Edge
「Microsoft Edge」は、WindowsにプレインストールされているWebブラウザです。
Microsoft Edge には、Webのブラウジング機能のほかに、電卓や翻訳などが使用できる「ツール」、買い物が簡単にできる「Microsoft ショッピング」など、便利な機能が搭載されています。
さらに、PDFをMicrosoft Edgeで表示し、「手書き」や「強調表示」から「色」を選択すると、マウスやタッチペンなどを使って書き込むことも可能です。
もちろん、書き込んだ内容を保存することもできます。
▼ Microsoft Edgeの「インク」機能で書き込み
● OneNote
「OneNote」は、Windows 10のすべてのエディションにプレインストールされているノート作成アプリです。（Windows 11の場合は、Microsoft Storeからのダウンロードが必要になる場合があります。）
PDFをOneNoteで表示し、「描画」タブから「ペン」や「蛍光ペン」を選択すると、マウスやタッチペンなどを使って書き込むことができます。
もちろん、書き込んだ内容の保存も可能です。
▼ OneNoteの「描画」機能で書き込み
● その他のアプリ
Microsoft社が提供するアプリのほかに、「Microsoft Store」から入手可能な無料アプリもあります。
・Drawboard PDF
「Drawboard PDF」は、Drawboard社が提供するPDFに文字や図形、注釈などを自由に書き込める PDF編集アプリです。
タッチペンでの操作がスムーズで、特にSurfaceユーザーに好まれています。
なお、すべての機能を使用する場合は、有料版に切り替える必要があります。
▼ Drawboard PDF
・PDF X
「PDF X」は、NG PDF Lab社が提供するPDFの表示・印刷・編集・注釈の付加が可能なPDF編集アプリです。
なお、すべての機能を使用する場合は、有料版に切り替える必要があります。
▼ PDF X
３． PDF書き込みツールを利用する際によくある質問
ここでは、PDF書き込みツールを利用する際によくある質問についてお答えしていきます。
Q1. 一般的なPDF書き込みツールには、どのような機能がありますか？
A1. 多くのPDF書き込みツールには、重要な箇所にマーカーをつけたり、説明が必要な箇所に文字を書き込んだりする機能が搭載されています。
Q2. 有料のPDF編集ソフトでしかできないことは何ですか？
A2. 有料のPDF編集ソフトでは、PDF内の文字列が修正できたり、画像などを削除できたりするのはもちろん、OCR機能やセキュリティ機能などが搭載されており、無料のPDF書き込みツールでは実現できない高度な編集を行うことができます。
Q3. PDFにタッチペンで書き込みができません。なぜですか？
A3 タッチペンを使用する場合は、「手書きパネルで指先を使って書く」機能をONにする必要があります。
なお、タッチペンの設定を確認する手順は、次にとおりです。
【Windows 10】
「設定」の「デバイス」から「ペンとWindows Ink」を開き、「手書きパネルで指先を使って書く」にチェックが入っているか確認してみましょう。
【Windows11】
「設定」の「「Bluetoothとデバイス」」から「ペンとWindows Ink」を開き、「手書きを使用してテキストを入力」、または「手書きパネルの設定」から「指先を使って書く」にチェックが入っているか確認してみましょう。
Q4. PDFに書き込みができません。どうしたらよいですか？
A4. 書き込みができないようにセキュリティ設定されていたり、スキャンして作成されたりしたPDFの場合は、書き込みはできません。
まずは、ファイルの作成者に確認しましょう。
Q5. スキャンにより作成されたPDFに書き込みをするにはどうしたらよいですか？
A5. スキャンして作成されたりしたPDFは、PDFelementなどOCR機能を搭載したPDF編集ソフトを利用することで、書き込みできるようになります。
まとめ
今回は、タッチ端末「サーフェス」で使える4種類の無料「PDF書き込みツール」をご紹介しました。
無料とはいえ、いずれのツールも直接PDFに修正ポイントを書き込んだり、重要な項目をハイライトで強調したりするなどの操作を行い、保存することもできます。
このように、PDF書き込みツールがあると、外出先や移動先でメモを取る、共有ファイルに意見を書き込むといった場合にとても便利です。
さらに、今回ご紹介したツールには、PDFの書き込み以外のメイン機能があったり、PDFに対しての高度な機能が搭載いたりするなどの特徴があるため、目的に合わせたツールの選択をおすすめします。
PDFへの書き込みや編集ができるツールは、業務効率を格段に向上させます。
是非、ベストなツールを見つけてください。
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