社労士資格試験の合格方法、試験内容、難易度と学習方法を徹底紹介

　法律に基づき、労働者の雇用や権利に関する書類を作成する業務を担う社会保険労務士は、社労士試験を受験し合格しなければその業務にあたることができません。この資格の保有者は、企業などに重宝され社会への貢献度も高い職となっています。

この記事では、そんな社労士になるための資格試験について詳しくまとめました。様々なスキルが必要となる社労士ですが、まずは試験の合格を目指すことからスタートとなります。社労士という資格に興味のある方は、ぜひ最後まで読んでみてください。

1. 一、社会保険労務士の資格を取得するための試験とは
2. 二、社労士資格試験の合格率の分析
3. 三、試験に合格するポイントと勉強方法は？
4. 四、2022年の合格に向けて準備できることは？

1.社会保険労務士の資格を取得するための試験とは

社会労務士として業務を行うためには、社会労務士資格試験に合格しその資格を有しなければいけません。これは社会保険労務士法（昭和43年法律第89号）に基づく制度になります。

【試験の科目について】

社会保険労務士試験は、択一式計7科目(70問)、選択式計8科目(8問)で出題されます。具体的な科目については以下のようになります。

　択一式・選択式により出題範囲のバランスが偏る科目もありますが、すべてを網羅した学習が必要となります。

【受験日時と受験料】

試験は例年8月に実施され、11月に合否の発表となります。他の国家試験とは異なり1日のみで試験が完結するのが特徴です。試験時間は選択式試験が80分、択一式試験が210分となります。長丁場になるので、体調管理には注意が必要です。

受験料は15,000円(払込手数料203円は払込人(受験申込者)負担）で、専用の受験手数料払込用紙を使用し納付します。

【受験資格】

社会保険労務士試験には受験資格が必要となります。受験資格は主に学歴、実務経験、試験合格の3つに分かれているので必ず確認しましょう。

例えば、学歴では大学などを修了した者や卒業要件単位を修得した者、実務経験では国又は地方公共団体の公務員として行政事務に従事した者など、それぞれ細かく規定があります。また、試験合格においては行政書士試験に合格した者等も対象になっています。

【受験の申し込み方法】

試験を受験するために提出する願書は、その年の4月中旬から配布されます。願書の受け付けはその後の4月中旬から5月末日になるので、期間中に提出します。

願書の他に、写真、払込受領証又は振替払込受付証明書、受験資格を証明する書類等が必要になります。特に受験資格証明書類は、発行に時間が掛かる場合があるので早めに用意しましょう。受験の申し込みが遅れると試験を受けることができなくなるので、必要書類は願書配布時には準備しておく方が安心です。

2.社労士資格試験の合格率の分析

社労士資格試験の合格率は約6～7%で、年により増減しています。

直近数年間の合格率は6%台になりますが、低い年だと4%や2%、また高い年だと9%台に昇ることがあるので、合格率にはかなりのバラつきがある試験と言えるでしょう。また、近年だと100人が受験をして6～7人ほどしか合格することができない大変厳しい試験となりますが、毎年4万人近くの方が受験をしています。

3.試験に合格するポイントと勉強方法は？

試験は択一式と選択式の2つの方法で出題されますが、この双方の合格基準点を満たすことが合格の要件になります。解答はすべてマークシート記入式なので、難しいワードを覚えていなくても解答することが可能ですが、決して簡単なわけではないので油断は禁物です。

　試験科目の出題範囲は広く、それぞれに法律特有の「理解すべきこと」と「覚えるべきこと」がたくさんあるため、バランスよく勉強をし試験に挑まなければいけません。きちんと学習スケジュールを立て、苦手な科目もカバーできるようしっかりと学習する必要があります。

　社労士の資格試験は馴染みのない用語が多く複雑な法律や、学習アプローチの難しい統計数字などの科目が対象となっています。過去の受験者が得意不得意とした科目もデータとして公開されているので、自身の学習具合と合わせて参考にし、試験勉強に取り組むと良いでしょう。

4.2022年の合格に向けて準備できることは？

　社労士試験は毎年8月に行われます。2021年度も例年通り開催されたので、2022年度も同じように実施されるとの予想です。

合格率の低い試験になるので、学習環境を整え効率的に試験科目の習得をしていく必要があります。社労士試験にはすでに働いている方が仕事と両立をし、受験するというケースが多くなっています。仕事の合間に勉強となると、時間の確保が大切になってきますよね。

そんなときは、仕事の効率を上げるビジネスツールを活用してみてください。Wondershareの文書管理ソフト「PDFelement」（PDFエレメント）なら、仕事の書類を効率よく管理することができます。また、このソフトは社労士試験合格後の実務においても大変役に立つツールとなっているので、ぜひ今のうちから取り入れてみてはいかがでしょう。社労士が行う書類作成の業務は、作業に時間を取られる場合が多くなっています。細かい修正や、クライアントとの電子でのやり取りを効率的に行うためには、専用の文書管理ソフトの導入がおすすめです。

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→あわせて読みたい：役立つPDFテンプレート、PowerPointテンプレート

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まとめ

社会人の資格試験受験は、勉強と仕事の両立がネックとなります。すでに実務で経験している方でも、改めて試験を受けるとなるとそれなりに学習しなければなりません。

そんなときは社労士になってからも役に立つ文書管理ツールを利用し、仕事の効率アップを図り学習時間の確保を行ってみてはいかがでしょうか。「PDFelement」（PDFエレメント）は、煩わしいPDFの編集などを素早く行うことができます。これは社労士業務でも活用することができるので、今から導入しても無駄になりません。