スキャンアプリとは、スマートフォンのカメラでスキャン(撮影)することで、デジタルデータに変換することができるアプリです。
たとえば、領収書をデータ化して経理システムで利用したり、書籍をデータ化して書き込み可能な教材にしたりすることができます。
特に、iPhoneやAndroidなど、スマホで利用できるスキャンアプリは、いつでもどこでも操作可能。デバイスの購入も不要で、とても便利です。
ここでは、さまざまな機能を有する、10種類のおすすめのスキャンアプリをご紹介します。
紙の書類をデータ化するなど、スキャン機能を活用する場面は、年々増えています。
スキャンというと、プリンタや複合機といった大掛かりな機器の利用を想像するかもしれませんが、実際には、スマホとスキャンアプリさえあれば、特別な機器を持つことなく、いつでもどこでもスキャンが可能です。
しかも、スマホに搭載されたカメラは解像度が高く、紙の書類を鮮明にスキャンできるだけでなく、多くのスキャンアプリには自動補正機能があり、簡単に明るさやコントラストの調整もできます。
ここでは、そんな便利なスマホ用スキャンアプリのなかから、おすすめの10種類をご紹介します。
PDFエレメントは、PDFの閲覧・編集・変換・OCR・署名・保護・注釈・共有など、PDFに関連するすべての機能が1つになったPDF編集アプリです。
クラウドストレージとの連携により、ファイルの保存や共有も簡単で、いつでもどこでもファイルにアクセスすることができます。
さらに、PDFエレメントを使えば、スキャンしたPDFを搭載されたOCR機能で変換し、テキストの検索や編集をすることも可能です。
特徴 | ・使用しやすいインターフェース ・OCR機能で文字データへの変換が可能 ・AI機能による要約、リライト、校正、翻訳、文法チェック、AIコンテンツ検出が可能 |
対応OS | ・iPhone/iPad(iOS)、Android ・macOS、Windows ・クラウドプラットフォーム |
こんな方におすすめ | 手軽な価格で高機能なPDF編集アプリを求めている方 |
メリット | ・スキャンファイルの高度な編集が可能 ・24時間サポートの利用可能 ・7日間の無料トライアルあり |
価格 | プロ版マルチプラットフォーム1年プラン:7,280円 (税込) プロ版マルチプラットフォーム 永続ライセンス:9,980円 (税込) |
アプリの評価 | 4.6★(App Store) |
Camscannerは、高い認識力と画質調整機能が特徴のスキャンアプリです。
スキャンしたデータに透かし・タグ・メモを追加したり、OCR機能でテキストを自動認識したり、PDFやJPG、Word、TXT形式で保存したりすることができます。
さらに、文書を原寸大でスキャンする、クラウド上での同期やワイヤレス印刷に対応するなど、スマホアプリのメリットを最大限に利用した操作が可能です。
特徴 | ・AirPrintを利用したワイヤレス印刷が可能 ・30以上の国や地域へのファクス送信が可能 ・OCR機能で文字データへの変換が可能 |
対応OS | iPhone/iPad(iOS)、Android |
こんな方におすすめ | 高品質なスキャンが可能なスキャンアプリを求めている方 |
メリット | ・正確なトリミングと自動調光 ・10GBのクラウドストレージが利用可能 |
価格 | 年間5,400~6,400円の有料プランあり |
アプリの評価 | 4.6★(App Store) |
Google フォトスキャンは、無料で使用できるスキャンアプリです。
スキャンした画像は、Googleフォトアプリで安全に保存できるだけでなく、被写体(人物や物体)による検索も可能になります。
さらに、Google フォトスキャンを使えば、スキャン時に写真に反射した光を自動で除去したり、遠近や角度を補正したり、写真の端を検出して自動でトリミングしたりすることも可能です。
特徴 | ・写真の端を自動的に調整 ・光の反射を自動で除去 ・Googleフォトへの自動保存 |
対応OS | iPhone/iPad(iOS)、Android |
こんな方におすすめ | 無料で使用できるスキャンアプリを求めている方 |
メリット | ・コストパフォーマンスがよい ・Google関連アプリとの連携が可能 |
価格 | 無料 |
アプリの評価 | 4.6★(App Store) |
Adobe Scanは、AIを利用した鮮明なスキャンが可能な無料で使用できるスキャンアプリです。
スキャンした画像は、マーカーや注釈機能で書き込みをしたり、PDFやJPEGファイルとして保存したり、リンクで複数のメンバーと共有したりすることができます。
さらに、Acrobat Proのサブスクリプションを使うことで、ファイルの結合、ページの削除や並べ替えなど、高度な編集作業を行うことも可能です。
特徴 | ・境界線検出機能で文書の境界を自動的に検出 ・AIを利用した鮮明なスキャン ・OCR機能で文字データへの変換が可能 |
対応OS | iPhone/iPad(iOS)、Android |
こんな方におすすめ | 無料で使用できる高機能なスキャンアプリを求めている方 |
メリット | ・コストパフォーマンスがよい ・Acrobat Proのサブスクリプションを利用した高度な編集が可能 |
価格 | 無料(月額1,080円の有料「Scan premium」プランあり) |
アプリの評価 | 4.7★(App Store) |
Microsoft Lensは、スキャンした書類や既存の画像をテキストに変換するスキャンアプリです。
スキャンした画像は、歪み補正やトリミングなどの画像処理機能を利用して、より正確にテキスト化することができます。
さらに、Microsoft Lensを使うことで、WordやPDFファイルとして保存することができるため、一般的な文書と同じように編集したり、複数のメンバーと共有したりすることも可能です。
特徴 | ・歪み補正やトリミングなどの画像処理機能 ・画像を表に変換可能 ・複数のファイル形式での保存が可能 |
対応OS | iPhone/iPad(iOS)、Android |
こんな方におすすめ | 無料で使用できるスキャンアプリを求めている方 |
メリット | ・コストパフォーマンスがよい ・Microsoft Officeとの連携が可能 |
価格 | 無料 |
アプリの評価 | 4.6★(App Store) |
iScannerは、AIを利用した高度なスキャンが可能なスキャン・文書管理アプリです。
スキャンした画像から、20か国語のテキストを認識し、PDFやJPEG、TXTファイル、Microsoft Officeアプリのファイル形式として保存することができます。
さらに、iScannerを使うことで、画像内に含まれた類似するオブジェクトの数をカウントしたり、面積や物体の大きさを測定したりすることも可能です。
特徴 | ・スキャンした数学問題や複雑な式の計算が可能 ・オブジェクトの長さの測定や面積の計算が可能 ・類似オブジェクトの自動カウントが可能 |
対応OS | iPhone/iPad(iOS)、Android |
こんな方におすすめ | 豊富な機能をもつスキャンアプリを求めている方 |
メリット | ・AIを利用した高度なスキャン ・テキスト化以外の豊富な機能 |
価格 | 無料(3日間の無料トライアル後、自動的に週450円の課金) |
アプリの評価 | 4.4★(App Store) |
Photomyneは、AIを利用した高度なスキャンが可能な写真スキャンアプリです。
カラーフィルターを適用してスキャンした白黒写真をカラー化したり、スキャンした画像に詳細な情報を追加したりすることができます。
さらに、Photomyneを使うことで、一度の撮影で複数枚の写真をスキャンし、スピーディーにアルバム化することも可能です。
特徴 | ・プリント写真のデータ化が可能 ・高解像度でのスキャンが可能 ・白黒写真のカラー化が可能 |
対応OS | iPhone/iPad(iOS)、Android |
こんな方におすすめ | 写真のデータ化ができるスキャンアプリを求めている方 |
メリット | ・AIを利用した高度なスキャン ・一度に複数枚のスキャンが可能 |
価格 | 無料(月額500円、年額3,000円の有料プランあり) |
アプリの評価 | 4.4★(App Store) |
Mobile Scannerは、高解像度のPDFや画像として保存するスキャンアプリです。
高い解像度でスキャンした画像もとに、OCR機能で正確にテキストを認識し、TXTファイルとして出力することができます。
さらに、Mobile Scannerを使うことで、自動的に画像を最適化し、さまざまなクラウドストレージに保存することも可能です。
特徴 | ・画像の自動最適化 ・高速スキャニング ・OCR機能によるテキストの抽出 |
対応OS | iPhone/iPad(iOS)、Android |
こんな方におすすめ | 書類をPDF化できるスキャンアプリを求めている方 |
メリット | ・自動で画像を最適化 ・高精細で高速なスキャンが可能 |
価格 | 無料(3日間の無料トライアル後、年間5,500円の課金) |
アプリの評価 | 4.5★(App Store) |
vFlat Scanは、本のように曲がってしまう対象物をスキャンしても真っ直ぐな画像にすることができるスキャンアプリです。
スキャンする文書や本のページの周りを自動的に認識し、曲面を自動補正することで、きれいにトリミングされた画像として保存することができます。
さらに、2ページスキャンやスキャン対象の自動認識機能を搭載したvFlat Scanを使うことで、本や大量の書類をすばやくスキャンすることが可能です。
特徴 | ・スキャンエリアや曲面の自動補正 ・スキャン対象を認識した自動撮影 ・OCR機能によるテキストの抽出 |
対応OS | iPhone/iPad(iOS)、Android |
こんな方におすすめ | 本などのデータ化に適したスキャンアプリを求めている方 |
メリット | ・自動で画像を最適化 ・2ページスキャンが可能 |
価格 | 無料(月額500円、年額3,000円の有料プランあり) |
アプリの評価 | 4.7★(App Store) |
Genius Scanは、文字をくっきりとスキャンし、複数ページのPDFファイルとしてエクスポートすることができるスキャンアプリです。
スキャンした画像は、無加工または白黒化のいずれかで保存することができ、A4・はがきなど、用紙サイズを選択することもできます。
さらに、Genius Scanを使うことで、数十ページをすばやく一括スキャンすることが可能です。
特徴 | ・背景、影、汚れの除去が可能 ・一括スキャンが可能 ・OCR機能によるテキストの抽出 |
対応OS | iPhone/iPad(iOS)、Android |
こんな方におすすめ | 読みやすくデータ化できるスキャンアプリを求めている方 |
メリット | ・自動でゆがみを補正 ・データの白黒化で文字をくっきりとさせることが可能 |
価格 | 無料(月額4.99ドルの有料プランあり) |
アプリの評価 | 4.6★(App Store) |
スキャンアプリでは、紙の資料や書籍、名刺、写真などをスマホでスキャン(撮影)して、データ化します。
ここでは、PDFエレメントを使って、スキャンアプリで紙の書類等をスキャンする方法をご紹介していきます。
▼PDFelement iOS版で資料をスキャンする
1)スマホでPDFelement iOS版(PDFエレメント)を起動します。
2)画面右下のプラス(+)ボタンをタップします。
3)「スキャン」をタップします。
4)画面がカメラに切り替わります。被写体に照準を合わせると自動的にスキャンします。
5)スキャンが完了したら「保存」をタップします。
最適なスキャンアプリを選ぶ際は、必要な機能が搭載されているかどうかを確認することが重要です。
以下のような機能があるかどうかを確認するとともに、デバイスに対応しているか、見合ったコストで導入できるかどうかも確認することをおすすめします。
・高解像度で鮮明なスキャンを行えるかどうか
・自動トリミングや補正機能があるかどうか
・画像からテキストを抽出するOCR機能(光学文字認識)があるかどうか
・PDFや画像ファイル、使用頻度の高いファイル形式での保存ができるかどうか
・使用しているクラウドストレージとの連携が可能かどうか
・PDFなど、スキャン後の編集が可能かどうか
・注釈やマークアップが追加できるかどうか
・操作がスムーズで使いやすいかどうか
・用途に応じた機能が搭載されているかどうか
ここでは、スキャンアプリに関するよくある質問についてお答えしていきます。
Q1.影が入ってしまい、うまくスキャンすることができません。どうしたらよいですか?
A1. 自然光や白い光源の下でスキャンすると良いでしょう。
また、AIで影を除去できるアプリを使用するのもおすすめです。
Q2.スキャン後のファイルを編集できるようにするにはどうしたらよいですか?
A2.スキャン後は画像ファイルとして保存されます。
そのため、OCR機能のあるアプリを使い、画像からテキストを抽出する必要があります。
Q3.スキャン後、テキスト化したPDFを編集するにはどうしたらよいですか?
A3.PDFを編集するには、PDF編集アプリが必要です。
スキャン後のPDF編集を必要することが多い場合は、PDFエレメントなどスキャン機能のあるPDF編集アプリを使用することをおすすめします。
今回は、iPhoneやAndroidなどスマホを使って紙の資料や領収書などをデータ化することができる「スキャンアプリ」についてご紹介してきました。
ここで挙げた10種類のスキャンアプリは、それぞれ機能に特徴があります。
たとえば、PDFでのデータの保管や共有が多い場合は、PDFエレメントなど、スキャン機能を搭載したPDF編集アプリを選ぶなど、使用する環境や必要な機能を考慮し、適切なアプリを選択しましょう。
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