はじめに
外出先で、持参した印刷物に間違いを発見し、PDFを編集する必要があるけどパソコンが無い! そんな経験はありませんか? そんな時、スマホのPDF編集アプリがあれば、クラウド上のファイルを開いてPDFファイルを編集し、近くのコンビニで印刷! ということも可能です。
以下ではスマホ用のPDF編集アプリの選び方、おすすめのPDF編集アプリ、スマホでPDFファイルを編集するときの注意点などについて説明します。
目次:
1.スマホ用のPDF編集アプリの選び方
スマートフォン用のPDF編集アプリを選ぶ際には、以下のポイントを考慮しましょう。
①基本機能の確認
PDFの閲覧、編集、作成、注釈追加、テキスト編集、電子署名、OCR、AI機能など、必要な基本機能がアプリに含まれているか確認します。
②使いやすさ
インターフェースが使いやすく、直感的に操作できるかどうかを確認します。
③クラウド連携
ドキュメントを、Google ドライブや Dropbox などクラウドに保存できるか、あるいは独自のクラウドサービスと連携しているかどうかを確認します。
④セキュリティ機能
PDFにパスワードをかけたり、安全な方法でファイルを共有できるかを確認します。
⑤互換性
PDF以外の他フォーマットとの相互変換が可能かどうかを確認します。
⑥価格
アプリの価格や利用料金体系を確認し、自分の予算に合ったものを選びましょう。無料版や試用版があるか、その制限事項も確認します。
⑦更新頻度
アプリが頻繁に更新され、サポートが続いているか確認します。セキュリティの更新や新しい機能の追加が行われていることが望ましいです。
⑧タブレットへの対応
大きな画面で見たい時、タブレットでも使えるかどうかを確認しておきます。
⑨オフライン機能
通信が使えない場合もあるので、オフラインでも使用できるかどうかを確認しておきます。
⑩レビューと評価
アプリのストアでのユーザーレビューや評価を確認して、他のユーザーの意見を参考にしましょう。
2.おすすめのPDF編集アプリランキング
以下に、無料で使えるおすすめのPDF編集アプリの特徴、機能、料金プランなどを紹介します。
(1)Adobe Acrobat Reader
PDFと言えば、やはりAdobe Acrobatですね。無料版でも閲覧だけではなく、ある程度の編集も可能です。
・特徴:快適な操作で編集可能、電子署名に対応
・編集機能:文書の閲覧、手書きメモ、コメント
・その他の機能:PDF変換、圧縮、パスワード保護、スキャン(他ソフト連携)、Word/Excel/PPT等に書き出し
・連携クラウド:Google ドライブ、Oneドライブ、Dropbox
・料金:Reader:無料、Premium;\1,080/月・\7,500/年、PDF編集とファイルの変換:\1,080/月
(2) PDFリーダー– PDFelement
オールインワンPDF編集ソフトとして定評のあるデスクトップ版のスマホリーダー版で、完全無料です。
・特徴: テキストや注釈などが入れやすく、操作性は快適
・編集機能:文書の閲覧、手書きメモ、コメント、画像の挿入
・その他の機能:PDF変換、結合、圧縮、ページ入替、スキャン、Word/Excel/JPEG等に書き出し
・連携クラウド:Google ドライブ、Oneドライブ、Dropbox
・料金:リーダー:無料、PDFelement iOS版;\6,000
(3) iLovePDF– PDFエディター & スキャン
オンラインツールとして定評のあるiLovePDFのスマホ版で、無料の編集機能が多様です。
・特徴: 幅広い変換ファイルに対応、充実した編集機能を無料で使える
・編集機能:文書の閲覧、手書きメモ、コメント、画像の挿入、音声の挿入
・その他の機能:PDF変換、結合、圧縮、ページ入替、スキャン、パスワード保護、Word/Excel/JPEG等に書出し
・連携クラウド:Google ドライブ、Dropbox
・料金:無料、プレミアム(モバイル版含む);\525/月、\6,300/年
(4)PDF Expert
多機能で使い易いアプリです。。
・特徴: 使い易さと豊富な機能が両立している。
・編集機能:文書の閲覧、コメント、署名、文書の編集(有料)
・その他の機能:PDF変換、結合、圧縮、ページ入替、スキャン、パスワード保護、Word/Excel/PNG等に書出
・連携クラウド:Google ドライブ、Oneドライブ、Dropbox
・料金:無料、PDF Expert Premium :¥5,400
(5) Documents
パソコンのようにわかりやすくファイルを管理でき、音楽も聞けます。
・特徴:PDF以外のファイルも含めて、一括で管理 可能
・編集機能:文書の閲覧、手書きメモ、コメント、文書の編集
・その他の機能:PDF変換、結合、圧縮、ページ入替、スキャン、パスワード保護
・連携クラウド:Google ドライブ、Oneドライブ、Dropbox
・料金:無料、Documents Plus :¥1,080
(6) CamScanner
OCR機能で、スキャンした文書からテキストを抽出できます。
・特徴: スキャンの精度は高く、スキャンしたファイルを編集可能
・編集機能:文書の閲覧、手書きメモ、署名の挿入、ぼかし(有料)
・その他の機能:PDF変換、結合(有料)、圧縮、ページ入替、スキャン、パスワード保護、Word/Excel(有料)に書き出し
・連携クラウド:Google ドライブ、Dropbox、Evernoteなど
・料金:無料、Premium Account: ¥6,400/年
(7) PDF Pro PDF編集
編集、書き込み、PDF書類の管理が効率化できます。
・特徴: PDFの管理に特化 ソートや検索機能に優れている
・編集機能:文書の閲覧、手書きメモ、コメント、画像の挿入
・その他の機能:ページ入替、パスワード保護
・連携クラウド:Google ドライブ、Oneドライブ、Dropbox
・料金:無料、PDF Pro - プレミア機能 :¥200/月・¥2,500/年
(8) OfficeSuite & PDFエディター
Word、Excel、PowerPointのドキュメントを簡単に作成でき、PDF操作もできます。
・特徴:様々なOfficeファイルを閲覧でき、有料でファイルの編集も利用可能
・編集機能:文書の閲覧、手書きメモ、コメント、署名の挿入(有料)
・その他の機能:PDF変換(有料)、Word/Excel/ePub(有料)等に書き出し
・連携クラウド:Google ドライブ、Oneドライブ、Dropbox
・料金:無料、OfficeSuite Premium: ¥3,300
3.スマホでPDFファイルを編集するときの注意点
スマートフォンでPDFファイルを編集する際には、いくつかの注意点があります。以下は、PDF編集時に留意すべきポイントです。
①セキュリティ
機密情報が含まれている可能性があるファイルを編集する場合は、セキュリティ機能を確認し、必要に応じてパスワードの設定や暗号化を行いましょう。
②オリジナルファイルのバックアップ
編集前に元のPDFファイルのバックアップを取るか、クラウドストレージに保存しておくと、誤って変更を加えた場合でも元に戻すことができます。
③注釈の利用
注釈機能を活用して、コメントやマークアップを追加することで、他のユーザーとのコラボレーションがしやすくなります。
④クラウド連携
クラウドサービスとの連携が可能な場合、ファイルの同期や共有がスムーズに行えます。編集したファイルが複数のデバイスで同じように見えるか確認しましょう。
⑤ファイルサイズの管理
大きなPDFファイルを編集する場合、編集が容易でないことがあります。必要な場合を除いて、ファイルサイズを適切に管理しましょう。
⑥アップデートの確認
使用しているPDF編集アプリが最新の状態になっているか確認し、必要に応じてアップデートを行います。最新版ではバグが修正されたり、新機能が追加されたりすることがあります。
4.スマホ用のPDF編集アプリに関するよくある質問
Q1:スマホで編集したPDFファイルは他のデバイスやコンピュータで開けますか?
A1:ほとんどのPDF編集アプリは標準的なPDFフォーマットを使用しており、他のデバイスやコンピュータ上で開くことができます。ただし、フォントやフォーマットの互換性に注意することが必要です。
Q2:スマホで編集したPDFファイルをコンビニで印刷することはできますか?
A2:セブンイレブン、ローソン、ファミリーマーケットに設置されているプリンターで印刷することが可能です。
まとめ
ここでは、スマホ用のPDF編集アプリの選び方、おすすめのPDF編集アプリ、スマホでPDFファイルを編集するときの注意点などについて説明しました。
Wondershare社の提供する「PDFリーダー– PDFelement」は完全無料で安心して使うことができます。是非一度、その使い易さをお試しください。
役に立ちましたか?コメントしましょう!