パソコンでの作業しか知らないままでは、業務の効率が上がらず、大切な情報共有もスムーズに進みません。
この記事ではスマートフォンでのPDFを作る方法に悩む方へ、アプリを使った作成手順を解説します。
スマホでゼロからPDFを立ち上げられるほか、写真や紙の書類、Officeファイルなど、身の回りのあらゆる文書を変換して業務に活用しましょう。
「PDFelement」は、iOSとAndroidのどちらでも提供されており、基本無料でダウンロード可能。コスパに優れたおすすめのPDF専用アプリです。
標準機能や専用のアプリを用いると、場面や状況を問わずにPDFをスマホ1台で作れます。
移動中などのパソコンが使えないシーンでも、サッと電子資料を作成し、外出先でも時間を無駄にせず仕事をこなせます。他にもカメラを使って手元の紙書類をスキャンし、データ保存ができます。
一方でスマホで作成する場合の大きなデメリットは、画面が小さく編集しづらいことです。
細かな位置調整が必要な作業や、大きな画面で見たほうが確認しやすい書類の場合は、パソコンのほうが向いています。
そのためオフィスにいるよりも移動や外出が多い方や、手軽に資料を共有したい、ペーパーレス化したい方にとって、スマホでのドキュメント作成は欠かせません。
スマホの標準機能でもPDFは作れますが、より手軽に、かつ多くの用途で利用する場合には専用アプリがおすすめです。
PDFの作成・編集に特化したアプリのため、対応できる範囲が広いからです。
例えば既存テキスト・画像の編集や、ファイルの結合・分割・変換は標準機能では難しいですが、専用アプリなら簡単な操作で使えます。
さらに電子署名機能や繰り返し使える入力フォームの挿入、機密情報を保護する墨消し、AI機能まで備えています。
専用アプリさえスマホに入れておけば、PDFに関する作業がいつでもどこでもスマートにこなせます。

PDFelementはiPhone・Androidスマホのどちらにも対応しており、基本無料で提供されているPDFに特化したアプリです。
直感的に操作可能なUIを備えており、初めて触る方でも容易にPDFの作成や編集を行えます。
パソコン版ソフトも用意されており、クラウドストレージにデータを保管すれば、オフィスでも外出先でもドキュメント作成が簡単です。
次に、PDFelementアプリを用いたPDFの作成方法についてご紹介します。
空ページのPDFにメモやスケッチを書き込みたい、あるいは印刷して使いたいフォーマットがあるときには、次の手順でスマホで空きのPDFを作成します。



また、PDFelementでは注釈機能でタッチ操作を利用した手書きも使えるため、作成された文書へすぐに書き込めます。
ページのスタイルも豊富で、罫線付き、TODOリスト、マンスリー・ウィークリーの日記フォーマットなど、20種類から選べます。
撮影した写真や画面のスクリーンショット画像も、保管や編集がしやすいPDF形式のデータとして即座に作れます。
iPhoneとAndroidで画像データをPDF化する具体的な手順は次の通りです。
選択が終わったら、右上にある「追加」をタップします。



Officeファイルは表示環境により見た目がバラバラになってしまう一方、PDFは広く閲覧に適したフォーマットです。外部の取引先に送る書類はPDF形式にしておけば、相手が表示に困ることも、情報の誤った伝達をすることもなくなります。
エクセルなどのOfficeファイルをPDF形式に変換するのは、標準アプリではなかなか難しいです。PDFelementなどの専用アプリを使えば、レイアウトや表組みを崩すことなく、共有も簡単なPDFファイルに変えられます。
PDFelementモバイル版はワードやPPT、エクセルなどからのPDF作成に対応しています、ぜひ必要に応じて自由に選択しましょう。


ビジネス上の文書のやり取りは、現在電子データで行われていることがほとんどです。しかし中には紙で受け取らざるを得ない資料、紙媒体でしか存在していない古い書類などもまだまだ多く残っています。
そんなときにPDFelementのスキャン機能は、スマートフォンのカメラで手元の書類をすぐにPDFに変換できます。ペーパーレス化による事務作業の負担が軽減できますよ。
PDFelementモバイルを使って書類をスキャンしてPDF化する方法は次の通りです。


「書類は見やすく、1つにまとめてくれない?」と上司や取引先、経理担当者から言われた経験がある人も多いのではないでしょうか?
PDFelementアプリの結合機能は、バラバラなPDFファイルを1つに統合し、見やすく整理されたドキュメントとして出力します。
また、画像やOfficeファイルをPDFに変換する機能と併用すれば、あらゆるフォーマットのデータを1つのドキュメントとして整理できます。
レシート・Webの請求書などの経費精算書類や、見積もりとプレゼン資料をまとめた提案書など、関連資料を集約して効率的な情報共有に役立てましょう。


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書類を共有したり、別の資料に二次的に活用したりするとき、必要なページだけに絞るには抽出機能による整理を使いましょう。
ページ数の多い書類から関係する部分だけを抜き出し、別のデータとして新たに保存します。ファイルサイズが軽くなり、不要な情報を相手に与えないので、効率的な再利用に役立ちます。
PDFelementアプリを使ってドキュメントから特定のページを抽出して新しいPDFファイルを作成する手順は以下のとおりです。



PDFelementアプリは作成機能だけではなく、ドキュメント作成後の高度な編集機能やスムーズな共有機能も提供しています。
以下のようにアプリをうまく活用すれば、移動時間も有効に使って仕事を軽快にこなせるビジネスパーソンになれますよ。
ここではスマホでPDFの内容を柔軟に修正したり、安全に他の人と共有したりするための主な機能を紹介します。
急ぎでPDF資料の修正をしなければならなくなったとき、アプリからでもPCソフト同様の編集が可能なのがPDFelementアプリの強みです。
「注釈」ツールを使うと重要な部分の強調や手書きメモの追記、図形の描画など、タッチ操作を利用してPDF文書へ書き込めます。
また「PDF編集」機能は既存テキストの削除や追記で誤った文章を修正したり、画像の追加・削除も行えます。

タッチ操作でハイライトやマーカーを引いたり、手書き文字を加えることが可能です。


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OCR(光学文字認識)とは、画像データ上に表示されている手書きや印刷された文字を読み取り、テキストデータへ変換する技術です。
PDFelementアプリにも標準搭載されており、スマホ内の写真やアプリで取り込んだスキャンデータを編集・検索できるドキュメントに処理します。
認識精度が非常に高い上、日本語・英語・中国語・スペイン語を含む22以上の言語に対応しています。
OCR機能でPDFにテキストデータを入れる手順は以下の通りです。


ドキュメントにテキストを埋め込むことにより、多くのドキュメントの中から必要なデータをキーワード検索ですぐに見つけ出せるようになります。
コピー&ペーストが容易なデータになるので、手動での入力も省けるほか、他の資料や作業に再利用できる幅も広げられます。
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URLによる共有は、メールのようなファイルサイズの制限が少なく、重たいPDFでもスムーズに相手へ送れます。
またPDFelementでは共有リンクの有効期限や、ダウンロードやコメント権限など、細かい設定にも対応。
勝手な編集や再利用を制限し、有効期限が切れたあとはリンク先が自動で削除されるため、文書データの外部への流出を防止します。
アプリからPDFの共有URLリンクを作成する手順は次の通りです。



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iPhoneとAndroidスマートフォンでPDFを作成・編集・共有するための具体的な方法を、専用アプリ「PDFelementモバイル」を中心に解説しました。
アプリを活用すれば、PDFの新規作成や紙文書のスキャン、Officeファイルからの変換、結合・抽出など、あらゆる作業がスマホで完結します。特に移動や外出の多い営業職の方にとっては、スマホで電子書類を効率的に作成・管理・活用することで、移動時間も有効に使えます。
しかし本当に使えるアプリなのか、自分のやりたい作業が実現するのか、疑問に感じている方もいるかもしれません。
PDFelementアプリは、各アプリストアから無料でダウンロードし、今回紹介したあらゆる機能が費用をかけずに試せます。
今すぐPDFelementをダウンロードして、書類スキャンやエクセル・ワードからの変換などよく使う機能から試してみてはいかがでしょうか。
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