はじめに
スマホで撮った写真や動画を保存するときに役立つのが、オンラインサービスです。
iPhoneやiPadなどでは主に「iCloud」が使用されますが、Android(アンドロイド)では利用しにくいという難点があります。その点、Google ドライブであれば、iOS端末でも、Android端末でもアプリが使用できるため、特にファイルを共有する際に便利です。
とはいえ、ファイル共有にはどうしても使用している端末やアプリのバージョンなどによって、開けたり、開けなかったりすることがあります。また、いくら便利でも決められた容量以上のファイルをGoogle ドライブに置いておくことはできません。これらの問題点を解決するには、「ファイルをPDFに変換する」のが一番です。
今回は、さらにGoogle ドライブを使いやすくするテクニックのひとつ、「Googleドライブに保存されているドキュメントを、スマホ(iPhone/Android)やPCでPDFに変換(PDF化)する方法」について、ご紹介していきましょう。
1. Google ドライブについて
「Google ドライブ」とは、Google社が提供するオンラインストレージサービスです。
パソコンでの使用はもちろん、iPhone(iOS) やAndroidといった「スマホ」や「タブレット」を使って、PDF、画像、動画などのファイルを保存したり、フォルダーを作成してファイルをまとめて管理したりすることができます。
また、Google ドライブ上に保存されたファイルは、複数のメンバーと共有することも可能です。
なお、Google ドライブは、個人向けの場合、1つのGoogle アカウントで15 GB まで無料で使用することができます。
さらに、使用容量を増やすことができる有料プランもあります。
2. GoogleドライブのファイルをPDF化する3つのメリット
書類も写真も、必要なファイルは容量も確保できるオンラインストレージ上にそのまま保存している、という場合が多いでしょう。
しかしながら、PDFに変換して保存する方が、圧倒的に便利になるのをご存じですか?
なお、Google ドライブ内のファイルをPDFに変換するメリットとして、次のようなものが挙げられます。
・ファイルサイズが小さい
PNGなどの画像ファイルをPDFに変換すると、ファイルサイズが軽くなります。
1ファイルごとの保存容量を抑えることができるため、Google ドライブの保存領域にとっても良い選択です。
さらに、プロジェクトごとの文書ファイルと画像ファイルを1つのPDFにまとめて保存することも可能なため、ファイルの管理もしやすくなります。
・環境を選ばず共有が可能
PDFの最大の特徴は、デバイスやOSの種類、アプリのバージョンなどによるレイアウトの崩れが発生しないことです。
そのため、MacでもWindowsでも、iPhoneでもAndroidでも、閲覧者の環境を選ぶことなく、すべてのメンバーが全く同じファイルを閲覧することができます。
さらに、専用のアプリやソフトがなくても閲覧可能なため、複数のメンバーとの共有ファイルとして利用しやすいのも特徴です。
・編集から保護する
PDFで保存されたファイルは、専用のアプリやソフトがなくても閲覧することができます。
しかしながら、PDFを編集する際には、PDF編集ソフトが必要です。
そのため、ファイルの共有に伴う誤った変更や不正な改ざんからデータを守ることができます。
3. 【デバイス別】GoogleドライブのファイルをPDFに変換する手順
Google ドライブには、ドキュメント・スプレッドシート・スライドなどの資料データや画像データなど、さまざまな形式のファイルを保存することができます。
さらに、スマホでの作業も可能で、移動中や外出先でもすぐに対応ができて便利です。
ここでは、iPhoneとAndroidそれぞれのスマホでGoogle ドライブのファイルをPDFに変換する方法について、ご紹介します。
3.1 iPhone/iPadでドキュメントをPDFに変換する方法
iPhoneでGoogle ドライブのファイルをPDFに変換できるのは、Google ドキュメントやGoogle スプレッドシート、Google スライドなどのアプリで開くことのできるファイルのみです。
なお、これらのアプリでファイルをPDFに変換する手順は、次のとおりです。
▼Google ドキュメントで変換
1)Google アプリ(ここでは「Google ドキュメント」)でPDF化するファイルを開きます。
2)画面右上の「︙(その他)」アイコンをタップします。
3)一覧から「共有とエクスポート」をタップします。
4)「コピーを送信」をタップします。
5)形式を選択で「PDF」を選び、「OK」をタップします。
6)保存場所を指定し、「保存」をタップします。
3.2 AndroidスマホでファイルをPDFに変換する方法
Androidでは、「印刷」機能を利用してGoogle ドライブ内に保存されているファイルをPDFに変換して保存することができます。
なお、Android でGoogle ドライブのファイルをPDFに変換する手順は、次のとおりです。
● 一覧から変換
Google ドライブのファイル一覧からPDFに変換することができます。
▼一覧から変換

1)Google ドライブを開きます。
2)ファイルの一覧から、PDF に変換したいファイルの「︙(その他)」アイコンをタップします。
3)「印刷」 をタップします。
4)「PDF 形式で保存」が選択されていることを確認し、「PDF」アイコン をタップします。
5)「保存先」と「ファイル名」を指定し、「保存」 をタップします。
●アプリから変換
PDF に変換したいファイルを開き、アプリ上で変換することもできます。
▼アプリから変換
1)Google ドライブを開き、PDF に変換したいファイルを開きます。
2)画面右上の「︙(その他)」アイコンをタップします。
3)「印刷」 をタップします。
4)「PDF 形式で保存」が選択されていることを確認し、「PDF」アイコン をタップします。
5)「保存先」と「ファイル名」を指定し、「保存」 をタップします。
3.3 PC(パソコン)でGoogleドライブのファイルをPDF化する手順
スマホでの変換がうまくいかない場合や、より詳細な設定でPDF化したい場合は、パソコンを使った変換が便利です。ここでは、パソコンでGoogle ドライブのファイルをPDFに変換する方法をご紹介します。
方法1:Google ドキュメントでPDF化する
Google ドキュメント形式のファイルをPDF化する最も基本的な方法です。
手順
1)ブラウザでGoogle ドライブ(https://drive.google.com/)を開きます。
2)PDF化したいファイルをダブルクリックして、Google ドキュメントで開きます。
3)画面上部の「ファイル」メニューをクリックします。
4)「ダウンロード」にマウスを合わせ、表示されるメニューから「PDFドキュメント(.pdf)」を選択します。
5)自動的にPDFファイルがダウンロードされ、パソコンの「ダウンロード」フォルダに保存されます。
方法2:画像ファイルをPDF化する
Google ドライブに保存されている画像ファイル(JPG、PNGなど)をPDF化する場合は、以下の方法があります。
手順:
複数の画像を1つのPDFにまとめたい場合や、より高品質な変換が必要な場合は、PDFエレメントの使用がおすすめです。
1)Google ドライブから画像ファイルをパソコンにダウンロードします。
2)PDFエレメントを起動します。
3)「PDF作成」機能で画像ファイルを選択します。
4)複数の画像を選択して、1つのPDFにまとめることもできます。
5)必要に応じて画像の順序を調整し、「作成」ボタンをクリックします。

パソコンでの変換には、スマホにはない以下のメリットがあります:
- 詳細な設定が可能:ページサイズ、余白、向きなどを細かく調整できる
- 複数ファイルの一括変換:効率的に大量のファイルを処理できる
- 大容量ファイルも安心:スマホより安定した処理が可能
- プレビュー確認がしやすい:大きな画面で変換前後を確認できる
- 編集作業も同時に可能:PDFエレメントなどのソフトを使えば、変換と編集を一度に行える
パソコンで変換したPDFファイルを再度Google ドライブにアップロードすれば、スマホからも簡単にアクセスできます。
1)変換したPDFファイルをGoogle ドライブの任意のフォルダにドラッグ&ドロップします。
2)スマホのGoogle ドライブアプリを開けば、アップロードしたPDFを確認できます。
これにより、パソコンとスマホを連携させた効率的なファイル管理が実現します。
4.GoogleドライブのPDF変換ができない?よくある原因と対処法
Google ドライブでファイルをPDFに変換しようとしても、うまくいかないことがあります。ここでは、よくあるトラブルとその解決方法をご紹介します。
4.1 原因1:ファイル形式が対応していない
「印刷」や「エクスポート」メニューが表示されない、またはグレーアウトして選択できない。
対処法:
- Google ドライブで直接PDF変換できるのは、Google ドキュメント、Google スプレッドシート、Google スライドで開けるファイルのみです
- 動画ファイルや音声ファイルなど、一部の形式はPDF変換に対応していません
- 対応していないファイルの場合は、一度対応形式に変換するか、専用のPDF変換ソフト(PDFエレメントなど)を使用してください
4.2 原因2:アプリのバージョンが古い
以前はできていたPDF変換機能が使えなくなった、またはメニュー表示が異なる。
対処法:
- Google ドライブアプリを最新バージョンにアップデートしてください
- iPhoneの場合:App Store から「Google ドライブ」を検索し、「アップデート」をタップ
- Androidの場合:Google Play ストアから「Google ドライブ」を検索し、「更新」をタップ
- アップデート後、端末を再起動してから再度お試しください
4.3 原因3:容量不足で保存できない
PDF変換の操作は完了するが、保存時にエラーが表示される。
対処法:
- スマホの空き容量を確認してください
- iPhoneの場合:「設定」→「一般」→「iPhoneストレージ」で確認
- Androidの場合:「設定」→「ストレージ」で確認
- 不要なファイルや写真を削除して、空き容量を確保してください
- Google ドライブ自体の容量も確認し、15GBの無料枠を超えていないか確認してください
4.4 原因4:ネットワーク接続の不安定
変換処理が途中で止まる、またはエラーメッセージが表示される。
対処法:
- 安定したWi-Fi環境に接続してください
- モバイルデータ通信の場合、電波状況が良い場所で再度お試しください
- Google ドライブアプリを一度終了し、再起動してから変換してください
- 機内モードをオン→オフにして、ネットワーク接続をリセットすることも有効です
4.5 原因5:ファイルが破損している、または権限がない
特定のファイルのみPDF変換ができない。
対処法:
- 共有されたファイルの場合、「閲覧のみ」の権限では変換できないことがあります
- ファイルの所有者に「編集権限」の付与を依頼してください
- 自分のファイルの場合、ファイルが破損している可能性があります
- 元のアプリ(Google ドキュメントなど)でファイルを開き、正常に表示されるか確認してください
- 破損している場合は、ファイルを再作成する必要があります
4.6 それでも解決しない場合
上記の対処法を試してもPDF変換ができない場合は、以下の方法をお試しください:
-
PDFエレメントを使用する
Google ドライブからファイルをダウンロードし、PDFエレメントのアプリで開いてPDF形式で保存する方法です。より確実で、編集機能も充実しています。 -
パソコンで変換する
スマホでの変換が難しい場合は、パソコンのブラウザからGoogle ドライブにアクセスして変換する方法もあります(次の章で詳しく解説)。 -
Googleサポートに問い合わせる
それでも解決しない場合は、Google ドライブのヘルプセンターから問い合わせることをおすすめします。
5.GoogleドライブPDF変換に関するよくある質問(FAQ)
ここでは、Google ドライブのファイルをPDFに変換する際によくある質問についてお答えしていきます。
Q1. Googleドキュメントで作成したファイルは、PDFで保存することはできますか?
A1. はい。できます。
アプリの画面右上にある「︙(その他)」アイコンをタップし、「共有とエクスポート」を選択して、「名前を付けて保存」から「PDFドキュメント(.pdf)」を指定して保存します。
Q2. Googleアプリで作成した「印刷」機能を使わずにPDFに変換することはできますか?
A2. Googleドキュメントでは、「名前を付けて保存」機能でPDFとして保存することができますが、Google スプレッドシートやGoogle スライドでは「印刷」機能を使って保存する必要があります。
Q3. Google ドライブに保存されているGoogle スプレッドシートをパソコンでPDF化することはできますか?
A3. はい。できます。
Google ドライブを開き、PDF化するファイルをGoogle スプレッドシートで開きます。「ファイル」タブの「ダウンロード」を指定し、一覧から「PDF( .pddf)」を選択して、エクスポートします。
Q4. iPhoneやiPadで画像をPDF化するにはどうしたらよいですか?
A4. iPhoneやiPadで画像をPDF化するもっとも簡単な方法は、PDFエレメントのようなPDF編集ソフトの導入です。PDF編集ソフトで画像を開き、PDFファイルとして保存することができます。
Q5. 変換したPDFを編集することはできますか?
A5. 変換したPDFを編集するためには、「Adobe Acrobat」や「PDFエレメント」のような「PDF編集ソフト」が必要です。
PDF編集ソフトがない場合は、PDF変換する前のファイルを作成したソフトで修正し、再度、PDF化する必要があります。
6. PDFのさらなる編集・活用なら「PDFエレメント」が最適
PDF化したファイルを編集したり、注釈を挿入したりしたいときは、PDF編集ソフトが必要です。
代表的なPDF編集ソフトのひとつ「PDFエレメント」では、iPhoneやiPadで使用できるiOS版、Android端末で使用できるAndroid版といったスマホアプリが提供されています。
ここでは、iOS版のPDFエレメントでのPDF編集の方法や注釈の挿入方法についてご紹介しましょう。
●PDFファイルを編集する
iOS版のPDFエレメントでは、既存のテキストの修正や画像の削除だけでなく、新しくテキストや画像を追加することも可能です。
▼PDF編集
1)PDFエレメントで編集するファイルを開きます。
2)「PDF編集」タブをタップします。
3)削除や修正したい箇所をタップすると編集できます。
その他、テキストや画像の追加も可能です。
●注釈の挿入
PDFエレメントには、ファイルを共有するときに便利な「注釈」機能があります。
ファイルを開いて「注釈」タブをタップすれば、ペンで場所を指示したり、メッセージを書き込んだりすることも簡単です。
▼注釈
1)PDFエレメント注釈を挿入したいファイルを開きます。
2)「注釈」タブをタップします。
3)使用するツールを選択すると、ドラッグしたり、タップして入力したりといった操作で注釈を挿入できます。
7.まとめ
今回は、Google ドライブ内に保存されているファイルをiPhoneやAndroidなど、スマホを使ってPDFに変換する方法について、ご紹介してきました。
Google ドライブには、いつでもどこでも自分の保存したファイルが確認できるだけでなく、複数のメンバーが1つのファイルを異なる場所で共有できるというメリットがあります。
特に、スマホでデータを共有する必要がある場合には、PDFファイルにしておくことで、各メンバーがいつもの環境のまま閲覧することが可能になります。
PDF編集ソフトがあれば、さまざまなファイルのPDF化も簡単に行えるだけでなく、共有するPDFにコメントを書き込んで意思疎通を図ったり、必要に応じて編集したりすることも可能です。PDFエレメントは、スマホ用のアプリもPC用のアプリも充実しています。是非、活用してみてください。





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