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PDFファイルの特定の場所に墨消しや白塗りを設定する方法

PDF形式のファイルは、環境を問わず閲覧することができるため、さまざまな用途で広く利用されています。共有データとしての頻度も高いため、個人情報や機密事項の部分だけを見せないようにして公開したいということもあるでしょう。


そのような場合に有効なのが、「墨消し」や「黒塗り」、「白塗り」といった機能です。
これら墨消し機能を利用すると、他のユーザーにデータを公開する前に、文書から機 密情報だけを削除する事ができます。

ここでは、「PDFelement」(PDFエレメント)ようなPDF編集ソフトを使用して、PDF文書内のテキストに「墨消し」「黒塗り」「白塗り」を設定する方法について、ご紹介します。


目次

以下のボタンをクリックしてPDFelementダウンロードできる


Part1:PDFelementで墨消しする方法

PDFelement」は、1本でPDFファイルの編集、作成、閲覧などができる、とてもコストパフォーマンスのよいPDF編集ソフトです。

PDFelementを使用すると、次の2つの方法で墨消しを無料で設定することができます。


・指定した箇所を墨消しする
・検索した文字列をすべて墨消しする

ここでは、PDFelementを使って、PDFファイル内の指定した部分に墨消しを設定する方法について、ご紹介します。


【指定した箇所を墨消しする】


文書内のごく限られた場所を墨消ししたいときは、「墨消しとしてマーク」から設定します。

1)墨消しを設定するPDFファイルを開きます。

2)「保護」→「墨消しとしてマーク」をクリックします。

「墨消し」ダイアログボックスで「OK」をクリックします。

以下のボタンをクリックしてPDFelementダウンロードできる


墨消しする


3)墨消しを設定する部分をドラッグして選択します。

4)「墨消しを適用」をクリックします。


墨消しする


5)墨消しが設定されたら、ファイルを保存します。

以下のボタンをクリックしてPDFelementダウンロードできる


→関連記事: PDFのパスワードを解除する5つの方法~無料方法もある!

【検索した文字列をすべて墨消しする】


文書内に含まれる特定の文字列をすべて墨消ししたいときは、「検索&墨消し」から設定します。


1)墨消しを設定するPDFファイルを開きます。

2)「保護」→「検索&墨消し」をクリックします。

「検索&墨消し」画面が開きます。

3)検索ボックスに墨消しするキーワードを入力して検索すると、検索結果が表示されます。

4)墨消しするキーワードを選択し、「すべてのマークを適用」をクリックします。

5)墨消しが設定されたら、ファイルを保存します。


墨消しする


墨消しする



Part2:PDF Readerで黒塗りする方法

Kdan Mobile社の「PDF Reader」は、PDFの編集、作成、閲覧などが無料でできる、PDF編集ソフトです。

このPDF Readerも、PDFファイル内の指定した部分に黒塗りを設定することができるソフトの1つです。


PDF Reader


ここでは、PDF Readerを使って、PDFファイル内の指定した部分に黒塗りを設定する方法について、ご紹介します。


    • 1)黒塗りを設定するPDFファイルを開きます。
    • 2)「注釈」→「ハイライト」をクリックします。
    • 3)ハイライト画面が開きます。

「色」の一番右のボタンをクリックし、パレットから「黒」を設定します。

  • 4)「不透明度」を「100%」に設定します。
  • 5)隠したい文字列の上をドラッグします。
  • 6)黒塗りが設定されたら、ファイルを保存します。


Part3:PDFファイルで白色に塗りつぶしをする方法

Foxit社の「Foxit PDF Editor」は、PDFの編集、作成、閲覧などができる、PDF編集ソフトです。

Foxit PDF Editorでは、墨消し(黒塗り)だけでなく、指定した部分を白く塗りつぶし、入力データの痕跡そのものを消してしまうことができます。


foxit


ここでは、Foxit PDF Editorを使って、PDFファイル内の指定した部分を白色に塗りつぶす方法について、ご紹介します。

1)指定した部分を白色に塗りつぶすPDFファイルを開きます。

2)「保護」→「白塗り」をクリックします。

3)隠したい文字列の上をドラッグします。

4)ドラッグした部分に白塗りが設定されたら、ファイルを保存します。


墨消しする



Part4:注意すべきこと

多くのPDF編集ソフトでは、機密情報を保護する方法として、テキストや画像に「墨消し」「黒塗り」「白塗り」などの設定ができるようになっています。

とても便利な機能ですが、これらの墨消し、黒塗り、白塗りなどの操作は、保存後に元に戻すことができないのはもちろんのこと、一度設定すると、保存前でも「元に戻す」機能を使って設定前の状態にことはできません。(設定する際には、注意事項として、元に戻せない旨が表示されます。)


万が一、誤った箇所に設定してしまった場合は、保存せずに終了するしかありません。 そのため、墨消しなどの設定を行う文書は、あらかじめバックアップを取っておくことをおすすめします。


まとめ

今回は、PDF文書内の特定のテキストや画像を墨消しや白塗りし、第三者が閲覧することができないようにする方法について、ご紹介しました。

PDFelement」のようなPDF編集ソフトの多くが、この墨消しや白塗りの機能を搭載しています。文書を公開する際は、是非、活用してください。

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作成日: 2022-06-24 11:28:43 / 更新日: 2023-05-22 11:39:39

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星野

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