スマートホンで雑誌や記事をデータに残したいとき、何行も続くような量を手入力をするのは不便ですし時間がかかり過ぎてしまいますよね。 そこで、紙や画面上の文章をデータとして読み取ってくれるOCRアプリをインストールして使うことで、一から入力をすることなく文章データを入力することが出来るのです。 では、iPhone/AndroidにぴったりのおすすめOCRアプリを紹介します。
有名OCRアプリ3選
OfficeLens
ひとつめは「OfficeLens」Microsoft製のAndroid向けOCRアプリです。同社のWordやExcelなどOffice製品を既に使用している人には連携のしやすさという面では優れているでしょう。Microsoftのアカウントが必要となるため、少しハードルがあがるかもしれません。
CamScanner
次は「CamScanner」です。これは文字認識専用というわけではなく、スキャン機能がメインでの文字認識機能という位置づけです。テキストデータの保存には有料版の購入が必要など若干の投資が必要です。ですが、スキャン機能も付いてくるのを含めると得かもしれません。
ClipOCR
3つ目は「ClipOCR」です。文字認識のみに限られますが、それだけ認識の精度も高くなっているようです。シンプルな機能を使いこなしたい人はぜひこちらを選んでみてはいかがでしょうか。
実は使える翻訳ソフト
「Google翻訳」「Microsoft翻訳」
Google翻訳等でお馴染みの翻訳機能ですが、実は翻訳をする前の段階でOCRによる文字認識を行っており、その機能を利用して文字認識も使用することが出来ます。 「Google翻訳」「Microsoft翻訳」そして「スキャナ翻訳」の3つが代表的なものです。 いずれも文字認識専用のものに引けを取らない高い認識精度があると同時に認識して取り込んだテキストをそのまま外国語に翻訳することも出来ます。 使い勝手の面で専用のものほど便利ではない部分があるかもしれませんが翻訳機能を組み合わられる使い勝手は他に代えられないかもしれません。
独自機能ありの便利アプリ
ここまでは文字認識機能にフォーカスしたアプリについて紹介しましたが、ここではちょっと変わり種の機能を応用した便利アプリについても紹介します。
Eight
1つ目は名刺管理の「Eight」です。まずカメラで名刺を撮影することで、名刺内の情報を文字認識してデータに変換して出来るだけでなく、氏名や住所、電話番号等のデータを自動的に仕訳けして整理する優れものです。
Photomath
2つ目は数式解答機能がある「Photomath」です。こちらは数式を認識して答えを出してくれるという凄いアプリです。難解な式は経過や途中式なども表示できるようで、数学が苦手な人の強い味方になるかもしれません。
PDFも作れるAdobe製スキャンアプリ
次にOCR機能もあるスキャンアプリをご紹介します。
AdobeScan
PhotoshopやPremiereで有名なAdobeが提供している「Adobe Scan」です。
プロフェッショナル向けの画像処理ソフトで実績がある会社が提供しているので、斜めに置いた書類をまっすぐに読み込んだり、認識機能で文字を認識する範囲を画面で指定してから読み込んだりと、他と比較して画像補正や文字認識だけでなく使い勝手の面で強みがあります。認識したデータはもちろん簡単に保存できますし、有料プランに加入することでPDF文書を作成することが出来る機能もあります。
スマホで役立つOCRアプリを紹介しましたが、普段のスマホ使いに合いそうなものはありましたでしょうか。似たような種類のものでも、それぞれに得意な分野や便利な機能が搭載されているものなど色々あります。今回ここでご紹介したものの中から使い方に合ったものや、より高機能なものを選ぶときのお役に立てれば幸いです。
PDFエレメント
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