PDFからウォーターマークを削除したいと思ったことはありませんか。ここでは、PDFの作成・編集ツールとして人気のPDFelementを使ってウォーターマークを削除する方法をご紹介します。
PDFの透かし(ウォーターマーク)とは
PDFでは、透かし(ウォーターマーク)という機能があります。既存のドキュメントの画像やテキストにスタンプが挿入できるというもので、位置や透明度を好きなように設定して挿入することができます。PDFの作成・編集・閲覧用のソフトを使えば簡単に追加することが可能です。
PDFファイルに、そうした透かしが知らず知らずのうちに追加されていたことはありませんか。簡単に付加できることから、誤ったクリック操作により追加されてしまうことがしばしばあるものです。残しておいてもパッと見では問題ないように見えるものの、よく調べれば分かってしまうので、不要な場合は消しておきたいですよね。ここでは、ツールを使用することでPDFファイルから透かし(ウォーターマーク)を消すための方法をご紹介します。実はどのツールを使用する場合でも、思った以上に簡単に透かしを削除することができます。
PDFから透かし(ウォーターマーク)を削除する方法
ツールを使えば、PDFから透かし(ウォーターマーク)を簡単に削除することが可能です。複数の方法がありますので、順番に紹介します。まずは、PDF作成・編集ツールのPDFelementを用いる方法です。PDFelementをインストール後開き、上部のメニューから「編集」をクリックします。すると、その下に「透かし」というメニューが表示されますのでクリックし、その中から「透かしを削除」を選択します。後は削除したい透かしをクリックすることで、簡単に削除することができます。
ただし注意点として、上記の作業は有料プランのみでしか行うことができません。PDFelementは最初無料でダウンロードすることができ、お試しで使ってみて気に入った場合に有料プランに加入するという流れになりますので、今後もPDFの作成・編集に活用するつもりかどうか考えてから使用するのが望ましいです。とはいえ、PDFelementはPDFファイルを希望通りのデザインで作成するための様々な機能が搭載されており、普段の業務でPDFを使うことが多い方にとって重宝することは間違いありませんので、是非一度検討されてみてはいかがでしょうか。
次に、フリーソフトのGoogle Docsを使った方法をご紹介します。まずPDFを他の形式のファイルに変換するツールを使ってMicrosoftのWordファイルへと変換します。変換したものをGoogle Docsで開くと、通常の文章・画像と透かし(ウォーターマーク)が別々のレイヤーとして表示されますので、透かしのレイヤーをクリックして選択し、削除ボタンを押します。削除後のWordファイルをもう一度PDFに再変換するだけで、作業は完了です。
Google DocsはGoogle Driveと連携しているサービスで、普段からお仕事などで多くのドキュメントを取り扱っており、素早く作成・編集作業を行いたい方はGoogle Docsを普段使いのツールにすることもおすすめです。また、Googleドキュメントのアプリをダウンロードすれば、上記の作業をスマートフォンでも簡単に行うことができますので、併せて検討されてみてください。
もう一つの方法として、PDF閲覧専用アプリを利用する方法についても紹介します。中でも多くの人に使われているAdobe Acrobatを用いて、簡単に透かし(ウォーターマーク)を追加・削除することができます。Adobe Acrobatには多くのバージョンがありますが、X/XIの場合には削除したい透かしを選択の上、「ツール」というメニューから「透かし」を選択、そして「透かしを削除」を選択すれば削除を実行することができます。一方DCの場合には、削除したい透かしを選択の上、「PDFを編集」というメニューから「透かし」を選択、そして「削除」をクリックすれば削除することが可能です。どちらの場合でもたった数回のクリックで完結するので簡単ですね。
実はAdobe AcrobatはPDFの閲覧によく使われるものの、PDFを作成・編集するための必要最低限の機能も一通り揃っていることが特徴です。さらにプログラミング言語のC++を使いこなせる方は、C++のコードを記述することでPDFの編集作業の大部分を自動化するのも可能になっており、使い方の幅が広がります。試しにAdobe AcrobatでPDFの透かしを削除してみて、気に入った際は他の機能も積極的に使われることをおすすめします。
→関連記事:Acrobat DCを使って透かしを追加・削除する方法を紹介
自分に合ったツールで削除作業を行いましょう
ここまで、PDFの透かしを削除する方法をご紹介しました。PDFelementをはじめとして、簡単に削除するためのツールが複数ありますので、ツールに搭載されている他の機能も判断材料に、ご自身にとって一番使いやすいと思えるものを選択して、スムーズに削除作業を実行しましょう。
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