プリントされた写真は、管理に場所をとるだけでなく、自然に劣化していったり、外的要因で破損してしまったりすることがあります。
そこで、おすすめなのが「写真のデータ化」です。
プリントされた写真をデータ化すれば、長く品質を維持できたり、保管が容易になるだけでなく、加工技術でさらに美しい状態にしたり、家族や友人と共有しやすくしたりすることも可能になります。
しかも、写真のデータ化はスマホとアプリがあれば可能で、写真をスキャン(撮影)するだけ。操作も簡単です。今回は、大事な写真を長く保管するために知っておきたい、5種類の写真スキャンアプリをご紹介していきます。
写真スキャンアプリを導入する際は、実際に必要とする機能とコストとのバランスを考慮しながら、アプリを選択する必要があるでしょう。
ここでは、おすすめの5種類の写真アプリをご紹介していきます。
PDFエレメントは、PDFの閲覧・編集・変換・OCR・署名・保護・注釈・共有など、PDFに関連するすべての機能が1つになったPDF編集アプリです。
PDFエレメントで写真をスキャンすると、PDFファイルとして関連する写真を1つのファイルにまとめて保存したり、自作のフォトブックを作成したりするなど、大切な写真の管理や保管がしやすくなります。
▼PDFエレメント スマホ版
対応OS | iPhone/iPad(iOS)、Android macOS、Windows クラウドプラットフォーム |
価格 | プロ版マルチプラットフォーム1年プラン:7,280円 (税込) プロ版マルチプラットフォーム 永続ライセンス:9,980円 (税込) |
アプリの評価 | 4.5★(App Store) |
Camscannerは、正確なトリミングや自動調光など、高性能な画質調整機能が特徴のスキャンアプリです。
Camscannerで写真をスキャンすると、写真をそのままの印象で保存したり、カラーコレクションやノイズ除去機能を利用してさらに美しい状態で保存したりすることができます。
さらに、クラウド上に保存して家族や友人などと簡単に共有することも可能です。
▼Camscanner
対応OS | iPhone/iPad(iOS)、Android |
価格 | 無料(年間5,400~6,400円の有料プランあり) |
アプリの評価 | 4.6★(App Store) |
Google フォトスキャンは、写真に反射した光を自動で除去したり、遠近や角度を補正したり、写真の端を検出して自動でトリミングしたりするなどの写真加工機能を搭載したスキャンアプリです。
Google フォトスキャンでスキャンされた写真はGoogleフォトアプリに保存され、安全に保存・共有ができるだけでなく、被写体(人物や物体)による検索も可能になります。
▼Google フォトスキャン
対応OS | iPhone/iPad(iOS)、Android |
価格 | 無料 |
アプリの評価 | 4.6★(App Store) |
Adobe Scanは、AIを利用して画像の遠近を補正したり、影などの不要な要素を除去したりするなど、鮮明なスキャンが可能な無料スキャンアプリです。
Acrobat Proのサブスクリプションを利用すれば、Adobe Scanでスキャンした写真をPDFファイルとしてまとめて保存したり、加工してSNSにアップしたりするなど、データ化した写真を最大限に活用することができます。
▼Adobe Scan
対応OS | iPhone/iPad(iOS)、Android |
価格 | 無料(月額1,080円の有料「Scan premium」プランあり) |
アプリの評価 | 4.7★(App Store) |
iScannerは、AIを利用して傾きを補正してカーブやゆがみを排除したり、色補正やノイズ除去、自動遠近補正したりするなど、高度な写真加工技術を搭載したスキャンアプリです。
iScannerでスキャンした写真は、高品質なデータとして保存されるだけでなく、画像内の類似オブジェクトの数をカウントしたり、オブジェクトの長さを測定して面積を計算したりするなど、さまざまな用途で滑油尾することができます。
▼iScanner
対応OS | iPhone/iPad(iOS)、Android |
価格 | 無料(3日間の無料トライアル後、自動的に週450円の課金) |
アプリの評価 | 4.4★(App Store) |
通常、写真をスキャンする際は、スキャンアプリを使ってプリントされた写真をスマホでスキャン(撮影)するか、既存の写真を選択してデータ化します。
ここでは、PDFエレメント(iOS版)を使用し、写真スキャンアプリで写真をスキャン(撮影)してデータ化する方法をご紹介していきます。
▼PDFelementで写真をスキャンする
1)スマホでPDFエレメントを起動します。
2)画面右下のプラス(+)ボタンをタップします。
3)「スキャン」をタップします。
4)画面がカメラに切り替わります。
被写体に照準を合わせると自動的にスキャンされます。
5)スキャンが完了したら「保存」をタップします。
写真スキャンアプリを選ぶ際は、デバイスなど環境に対応しているか、必要な機能が搭載されているか、コストが見合っているかなどを確認する必要があります。
特に、機能の違いを確認することは重要です。
たとえば、写真スキャンアプリには正確にデータ化するもの、より美しく加工してデータ化するものといった違いがあり、「写真をどのように保存したいか」を考えて選択することをおすすめします。
以下のような表を利用し、アプリの機能を可視化して比較をしてみるとよいでしょう。
▼写真スキャンアプリの機能比較
機能 | 評価 |
使いやすいユーザーインターフェース | |
高解像度スキャン機能 | |
自動トリミング機能 | |
自動補正機 | |
OCR機能 | |
複数のファイル形式での保存 | |
クラウドとの連携 | |
注釈やマークアップの追加 | |
スキャン後の編集 |
スキャンアプリには、「スマホが活用できる」というメリットがあります。
しかしながら、スマホにアプリをインストールしたくない、とか、作業をする間スマホが使えないのは困る、といった場合には、他の方法を検討する必要があるでしょう。
ここでは、スマホにインストールするスキャンアプリ以外で、写真をデータ化する方法をご紹介します。
iPhoneやiPadなど、iOSを搭載したデバイスにプレインストールされている「メモ」アプリを使用して、写真をデータ化することができます。
「メモ」アプリを開き、新しいメモ画面から「カメラ」を選択して、「書類をスキャン」をタップすると、写真をスキャンすることができます。
▼iPhone「メモ」アプリ「書類をスキャン」
主要のコンビニに設置されているマルチコピー機を使って写真をスキャンし、スマホ(Wi-Fi)やUSBメモリーに保存することも可能です。
コストや労力はかかるものの、初期費用を抑えたり、高品質なスキャンを期待できたりするなどのメリットもあるといえます。
職場や自宅に設置されているコピー機や専用スキャナーなどを使って写真をスキャンして、保存することができます。
既存のコピー機にスキャン機能があれば、低コストでスキャン作業を進めることが可能です。
写真をプリントしてくれるショップやオンラインサービスなどに写真を持ち込み、スキャンを依頼することができます。
コストはかかるものの、スキャンにかかる労力や時間を減らせるだけでなく、高品質なデータ化が期待できます。
今回は、写真データをデジタル化するのに最適な5種類の写真スキャンアプリをご紹介してきました。
スキャン時の品質にこだわったもの、スキャン後の加工機能にこだわったものなど、それぞれのアプリには機能的な特徴があります。
そのため、特にコストがかかるアプリを検討する際には、使用目的や結果をはっきりさせたうえで選択することをおすすめします。
たとえば、スキャン後に編集したり、自由な保存方法を検討したりしたい場合には、PDFエレメントのようなPDF編集アプリが便利といえるでしょう。
このように、アプリ選択には、目的や結果を明確にしておくことが必要です。
是非、ご紹介したアプリを参考にしながら、最適なアプリを選択してください。
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