Home > PDF変換 >

JPEGとTIFFの変換方法｜無料オンラインツールで簡単変換

　「写真のファイル形式を変換したいけど、どうすればいいの？」「TIFFファイルが重すぎてメールで送れない」といったお悩みはありませんか？画像ファイルの変換は、適切な方法を知っていれば誰でも簡単にできます。

1. JPEGとTIFFの違いは？

　画像ファイル形式の変換を行う前に、JPEGとTIFFの基本的な違いを理解しておくことが重要です。それぞれの特徴を把握することで、どの形式を選ぶべきかが明確になります。

　JPEG（Joint Photographic Experts Group）の特徴は以下のとおりです。

　・圧縮率が高く、ファイルサイズが小さい

　・ウェブ掲載や日常的な写真保存に適している

　・圧縮による画質劣化がある（非可逆圧縮）

　・透明度情報を保持できない

　TIFF（Tagged Image File Format）の特徴は以下のとおりです。

　・高画質を維持できる（可逆圧縮または無圧縮）

　・プロの写真編集や印刷業界で使用される

　・ファイルサイズが大きい

　・透明度情報を保持できる

　特徴を下表に比較します、これらの違いを踏まえて、目的に応じて適切な変換方法を選択しましょう。

項目	JPEG	TIFF
ファイルサイズ	小さい	大きい
画質	圧縮による劣化あり	高画質維持
用途	ウェブ・日常用	印刷・編集用
透明度	非対応	対応

2. Windows・MacでJPEGをTIFFに変換する手順

　JPEGをTIFFに変換する場合、パソコンの標準アプリケーションを使用すれば、特別なソフトをインストールすることなくファイル形式の変換が可能です。

(1) Windows

　Windowsに標準搭載されている、ペイントを使用した変換手順は以下のとおりです。

　①変換したいJPEGファイルを右クリックし、「プログラムから開く」→「ペイント」を選択

Windowsでjpgをtiffに変換する手順－ペイント

　②左上の「ファイル」メニューをクリック

　③「名前を付けて保存」→「その他の形式」で「TIFF」を選択

　④保存先とファイル名を指定し、「保存」をクリック

Windowsでjpgをtiffに変換する手順－保存

(2) Mac

　Macに標準搭載されている、プレビューアプリを使用した変換手順は以下のとおりです。

　①変換したいJPEGファイルを右クリックし、「このアプリケーションで開く」→「プレビュー」を選択

　②画像ファイルのサムネイルを選択し、「別名で書き出す」をクリック

　③「フォーマット」をクリックし、「Tiff」を選んで「保存」をクリック

Macでjpgをtiffに変換する手順－保存

3. Windows・MacでTIFFをJPEGに変換する手順

　TIFFファイルをJPEGに変換する場合も、標準アプリケーションで簡単に対応できます。ファイルサイズを小さくしたい場合や、ウェブ掲載用に変換したい場合に活用してください。

(1) Windows

　Windowsでペイントを使用した変換手順は以下のとおりです。

　①変換したいTIFFファイルを右クリックし、「プログラムから開く」→「ペイント」を選択

Windowsでtiffをjpgに変換する手順－ペイント

　②左上の「ファイル」メニューをクリック

　③「名前を付けて保存」にマウスを合わせ、「JPEG画像」を選択

　④保存先とファイル名を指定し、「保存」をクリックして変換完了

Windowsでtiffをjpgに変換する手順－保存

(2) Mac

　Macでプレビューを使用し変換する手順は以下のとおりです。

　①変換したいTIFFファイルをプレビューで開く

　②メニューバーの「ファイル」→「書き出す」を選択

　③書き出しダイアログで「フォーマット」から「JPEG」を選択

　④保存先とファイル名を指定し、「保存」をクリック

Macでtiffをjpgに変換する手順

4. 無料オンラインツールでJPEG⇔TIFFに相互変換する手順

　ブラウザ上で画像変換ができる無料ツールも数多く存在します。複数のJPEGあるいはTIFFファイルの一括変換時や、パソコンに標準ソフトがない場合に便利です。

(1) PDFelement Onlineを使ってJPEGをTIFFに・TIFFをJPEGに変換

　 PDFelement Onlineは、PDF変換で有名ですが、画像変換機能も提供している総合的なオンラインツールです。使用手順は以下のとおりです。（ログインが必要）

　①「画像編集」→「画像形式を変換」を選択

　②ファイルをドラッグ＆ドロップするか「ファイルを選択」ボタンをクリックし、変換したいファイルをアップロード

PDFElement でtiffとjpgを変換する手順－アップロード

　③ 出力形式（JPEGまたはTIFF）を選択して「変換」ボタンをクリック

　④変換完了後、自動的に保存画面になるので、保存先とファイル名を指定して「保存」ボタンをクリック

PDFElement でtiffとjpgを変換する手順－保存

今すぐ試しましょう！

(2) Convertioを使ってJPEGをTIFFに・TIFFをJPEGに変換

　Convertioは300以上のファイル形式に対応した、汎用性の高い変換ツールで、以下の手順で使用します。

　①「ファイルを選ぶ」のローカルファイル、Dropbox、Google Driveから変換元ファイルを選択

　②「に」の右側をクリックし、「画像」から変換後の形式を指定

　③「変換」ボタンをクリックして処理開始

Convertio でtiffとjpgを変換する手順－変換

　④変換完了後、「ダウンロード」ボタンでファイルを取得

Convertio でtiffとjpgを変換する手順－取得

(3) 各ツールの比較表

　これらのツールを比較して下表に示します。

項目	PDFelement Online	Convertio
対応形式数	画像・PDF中心	300以上の形式
無料制限	ファイルサイズ制限あり	1日10ファイル・100MB
一括変換	対応	対応
クラウド連携	なし	Dropbox・Google Drive
セキュリティ	24時間後自動削除	24時間後自動削除

関連人気記事1：TIFFファイルをJPEGファイルに変換する方法

関連人気記事2：PDFをそのまま高画質JPEGに変換

関連人気記事3：画像ファイル形式の種類とそれぞれの特徴

5. まとめ

　JPEG⇔TIFF変換には複数の方法があり、それぞれに特徴があります。用途や環境に応じて最適な方法を選択することが重要です。

(1) JPEGとTIFFの使い分けのポイント再確認

　・JPEG使用場面：ウェブ掲載、メール添付、SNS投稿、日常的な写真保存

　・TIFF使用場面：印刷用データ、画像編集、アーカイブ用高品質保存

(2) 変換方法ごとのメリット・デメリット

　それぞれメリット・デメリットがあるので、目的に合わせて適切な変換方法を選びましょう。

変換方法	メリット	デメリット
Windows標準（ペイント）	無料・追加ソフト不要	基本的な変換のみ
Mac標準（プレビュー）	無料・高機能・品質調整可能	Mac専用
PDFelement Online	PDF変換。編集対応ユーザー登録不要・一括変換対応	ファイルサイズ制限インターネット接続必要
Convertio	300以上の形式対応・一括変換対応 Dropbox・Google Drive連携	1日10ファイル、100MB制限インターネット接続必要