画像やPDFにある文字をコピーしたいときや、編集したいときに便利なのが「OCRアプリ」です。
本来、画像内に含まれる文字列をそのままコピーしたり、編集や検索したりすることはできません。
しかしながら、OCRアプリで画像を変換することにより、文字読み取りが可能になります。
特に、スマホでサクッと使えるアプリは便利で、とても人気です。今回は、文字の読み取りに強いスマホアプリを厳選し、ランキング形式でご紹介します。
OCR(Optical Character Recognition)は、画像やPDFから文字を認識してテキスト化する技術です。
スマホで使用するOCRアプリは、スマホに保存された画像やスマホに搭載されたカメラで撮った(スキャンした)画像からテキストデータに変換します。
なお、正確にデータ化するためには、鮮明な画像にスキャンできるカメラ性能と文字を抽出しやすくする機能のあるアプリを選択することが重要です。
たとえば、正確にデータ化できる精度の高いOCRアプリを選ぶには、次のようなポイントをチェックすることをおすすめします。
【機能】 | 【環境】 |
・変換エリアの指定や一括処理ができるか? ・元の書式やレイアウトを維持できるか? ・日本語に対応しているか? |
・スマホでも快適に動作するか? ・プライバシーは保護されるか?(オンライン処理/端末処理) ・コストパフォーマンスはよいか?(無料/有料、買い切り/サブスク) |
スマホで使えるOCRアプリには、さまざまな種類があるため、確認すべきポイントや使用環境を考慮して選ぶと良いでしょう。
ここでは、スマホで文字が読み取れるOCRアプリのおすすめランキングTOP5をご紹介します。
「PDFelementスマホ版」は、スマホやタブレットでPDFファイルの閲覧・編集・管理ができるiOS/Android対応のPDF編集アプリです。
文字や画像の追加・修正、注釈の追加に加え、AI機能を使った翻訳・要約、OCR機能でのスキャン文書の文字認識などの機能を備えています。
さらに、PDFをWordやExcelなどに変換でき、外出先でも効率的な作業が可能です。
買い切りプランもあり、コストパフォーマンスが高いことも大きな魅力といえます。
なお、PDFelementスマホ版のOCR機能で可能な操作は、次のとおりです。
機能 | 可・不可 |
変換エリアの指定 | 〇(ページの一部だけの変換も可) |
一括処理 | 〇(複数ファイルの一括処理可) |
書式やレイアウトの維持 | 〇 |
日本語対応 | 〇(日本語・縦書きに対応) |
操作の快適性 | 〇 |
プライバシーの保護 | 〇(処理はローカル端末内) |
コストパフォーマンス | 〇(買い切りプランあり) |
「Adobe Scan」は、スマホで手軽に書類や領収書、名刺などをスキャンできるiOS/Android対応の無料スキャナーアプリです。
AI機能により、文字をシャープにして影などの不要な要素を除去したり、OCR機能により、スキャンした文字をテキストデータとして抽出・編集したりすることができます。
さらに、Adobe Acrobatとの連携により、編集や署名、クラウド保存など高度な機能を利用することも可能です。
なお、Adobe Scanスマホ版のOCR機能で可能な操作は、次のとおりです。
機能 | 可・不可 |
変換エリアの指定 | 〇(ページの一部だけの変換も可) |
一括処理 | 〇(複数ファイルの一括処理可) |
書式やレイアウトの維持 | 〇 |
日本語対応 | 〇 |
操作の快適性 | 〇 |
プライバシーの保護 | 〇(処理はローカル端末内) |
コストパフォーマンス | △(サブスク課金が必要) |
「Microsoft Lens」は、スマホやタブレットで利用できるiOS/Android対応のドキュメントスキャンアプリです。
書類やホワイトボード、名刺などをスキャンし、画像やPDF、Word、PowerPointファイルに変換したり、自動でトリミングや補正を行ったり、OCR機能でテキストデータにしたりすることができます。
さらに、OneDriveやOneNoteとの連携により、ファイルの共有、整理や管理することも可能です。
なお、Microsoft LensのOCR機能で可能な操作は、次のとおりです。
機能 | 可・不可 |
変換エリアの指定 | △(トリミングで一部だけの変換も可) |
一括処理 | 〇 |
書式やレイアウトの維持 | △ |
日本語対応 | 〇 |
操作の快適性 | 〇 |
プライバシーの保護 | 〇(処理はローカル端末内) |
コストパフォーマンス | ◎(無料) |
「Cam Scanner」は、スマホやタブレットで利用できるiOS/Android対応のドキュメントスキャンアプリです。
書類、領収書、ホワイトボードなどをスキャンし、PDFやJPEG形式で保存したり、自動トリミングや画像補正機能で読みやすいデータにしたり、OCR機能でテキストデータにしたりすることができます。
さらに、クラウド連携も可能です。
なお、Cam ScannerのOCR機能で可能な操作は、次のとおりです。
機能 | 可・不可 |
変換エリアの指定 | 〇 |
一括処理 | ✕ |
書式やレイアウトの維持 | 〇 |
日本語対応 | △ |
操作の快適性 | 〇 |
プライバシーの保護 | 〇(処理はローカル端末内) |
コストパフォーマンス | △(基本無料、広告や透かしなしは有料) |
「Google Keep」は、スマホやタブレットで利用できるiOS/Android対応のメモ・タスク管理アプリです。
テキストメモだけでなく、リスト、画像、音声メモを簡単に保存することができたり、OCR機能でテキストデータにしたりすることができます。
さらに、作成したメモはGoogleアカウントを通じてスマホ、タブレット、PC間で自動同期することも可能です。
なお、Google KeepのOCR機能で可能な操作は、次のとおりです。
機能 | 可・不可 |
変換エリアの指定 | ✕ |
一括処理 | ✕ |
書式やレイアウトの維持 | △ |
日本語対応 | △ |
操作の快適性 | 〇 |
プライバシーの保護 | 〇 |
コストパフォーマンス | ◎(無料) |
PDFelementスマホ版は、高機能なPDF編集アプリであり、OCRアプリでもあります。無料でダウンロードでき、さらに、無料トライアルでその性能の体験も可能です。
ここでは、PDFelementスマホ版のOCR機能を詳しくご紹介していきます。
PDFelementスマホ版のOCR機能を利用することで効率的に実行できる作業の例として、次のようなものが挙げられます。
・スキャンした契約書から一部だけテキスト化
紙の書類の一部分をテキストデータ化することで、他の資料に引用できるなどのメリットがあります。
・会議資料のPDFから文字情報だけ抜き出してメモに
紙の資料の必要な部分だけをテキストデータ化してメモやToDoリストにすることで、転記時のミスを防ぐことができます。
・領収書・請求書の文字情報を集計用に加工
経理や会計処理に必要な紙の領収書や請求書をテキストデータ化することで、ファイルやシステムに取り込んだり、申請用データとして活用したりすることができます。
紙の資料や書類に記載された文字列をデータ化することで、作業効率は格段に上がります。
特に、スマホが活用できれば、手軽でコストを抑えることも可能です。
スマホで文字を読み取る場合は、OCRの精度、レイアウトが保持、日本語に対応しているかなど、ポイントを踏まえたうえでのアプリ選びがカギとなります。
今回は、文字の読み取りに強いスマホアプリをランキング形式でご紹介してきました。
なかでも、「PDFelementスマホ版」は、高機能×買い切り×快適動作の三拍子揃った注目アプリです。
まずは、無料トライアルでその性能を体感してみてください。
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