画像編集ソフトGIMPの使い方
1. GIMPとは?
GIMPとは、無料で使える画像処理ソフトです。
商用の画像編ソフトで有料のものはたくさんありますが、無料で使えて商用と同じくらいの機能を持っている画像編集ソフトはGIMPが一番ではないでしょうか。とても無料とは思えないような機能を持っているソフトです。
GIMPの正式名称はGNU Image Manipulation Programとなります。そもそもフリーOSのリナックス上で開発された無料の画像編集ソフトです。それをMac OSやWindows OS向けへと修正をかけて移植されてから現在のソフトになっています。
編集機能はまさにプロ並みで、トリミングや合成、明るさや色合いの調整、シャープネスを掛けたりぼかしたり、モノクロやセピア調のフィルター加工は当たり前のように使えます。編集次第では、集合写真の中の1人だけを顔が影になっている人の顔を明るくしたりすることも可能です。
そんなGIMPにも不得意な分野があります。それが、印刷機能です。個人で使う程度であれば印刷機能は充分な機能がありますが、商用利用しようとすると物足りなさを感じるのではないでしょうか。
ただしこれには理由があって、パソコンの画面ではRGBという色の考え方で画面上を表現しています。その点プリンターへの印刷時は、CMYKという色を使っています。
GIMPではRGBでしか色を出すことができないため、RGBで編集したデータをそのままプリンターへ出力すると色が若干おかしくなります。こればかりはどうしようもないことです。
2.画像編集ソフトGIMPの日本語版のダウンロード方法
GIMPソフトをダウンロードするには、GIMPのページの上部にあるDOWNLOADボタンをクリックして表示される画面のDownload GIMP X.X.XX directlyボタンをクリックします。 セットアップ実行形式ファイルを保存します。 保存した実行形式ファイルをダブルクリックするとセットアップウィザード画面が表示されます。 あとは指示に従ってインストールしていきます。
3. 画像編集ソフトGIMPのメリット、機能紹介
GIMPを起動すると編集画面が表示されます。
編集画面には左側にはツールボックス・ツールオプションが表示されて、中央には画像ウィンドウが表示されて、右側にはドック、レイヤー、 チャンネル、 パス、 作業履歴が表示され、すぐ下にはドック、ブラシ、パターン、グラデーションの選択画面が表示されます。
初期表示では3つのウィンドウが表示されていて、使いづらいという人には1つのウィンドウにすることができます。
編集ウィンドウ上部の「ウィンドウ」を選択して表示されるプルダウンメニューの中のシングルウィンドウモードを選択します。 これで3つのウィンドウを1つにできます。
編集する画像ファイルを読み込むには「ファイル」→「開く/インポート」をクリックしてフォルダウィンドウから読み込みたい画像ファイルを選んでいきます。
編集後の画像データを保存するには、メニューの「ファイル」→「名前を付けてエクスポート」を選択して編集データを保存します。
編集アイコンにはトリミングがあり、切り取りアイコンを選択して切り取れた部分をドラッグして選択していきます。
選択後に左下の座標数値を直接入力して変更することもできます。
上部メニューの「色」を選択すると色に関するプルダウンメニューが表示されます。 色相や彩度など様々なプロパティを編集できるようになっています。
無料ソフトと言っても有料ソフト並みの機能を揃えています。
色相・彩度を選択すると色相-彩度のウィンドウが表示されます。色相・輝度・彩度のスライダーを左右に動かすことで調節できます。
右側の入力欄に直接値を入力することも可能です。「色のリセット」ボタンをクリックすると、色ごとに変更を元に戻せます。
明るさ・コントラストを変更するには、メニューバーの「色」→「明るさ-コントラスト」を選択します。
編集ウィンドウが表示されるので、スライダーを左右に動かすことで、値を調節できます。
スマートに、シンプルに、AI 搭載 PDF ソリューション
PDF変換、作成、編集、OCR、注釈、フォーム、保護…
- 第19回、24回、29回Vectorプロレジ部門賞受賞
- 標準版からプロ版まで、幅広いのニーズに対応
- Windows、Mac、iOS、Android、クラウドに対応
- 7x12h体制アフターサービス
役に立ちましたか?コメントしましょう!