皆さんはKindleで洋書を読んでいますか? その時、翻訳はどうしていますか?
もちろんKindle端末やKindleアプリには翻訳機能が付いていますが、あくまで単語や熟語単位の翻訳しかできません。では、文章を翻訳するにはどうすればいいのでしょうか?
以下では、PDFelementの新機能「PDF翻訳」を使ってPCでKindleの洋書を翻訳しながら読む方法についてご紹介します。
PDFelement Ver.9に、新しく翻訳機能が搭載されました。これを使えば、英語だけなくPDFに書かれた様々な言語を翻訳できますし、1回の選択で1000文字、毎月最大で10万文字を翻訳することが可能です。では、その使い方を説明します。
①翻訳したい言語が書かれているPDFドキュメントをPDFelement9で開く
②上部リボンバーのホームタブから「翻訳」を選択
③別ウィンドウが表示される
④翻訳したい言語を選択
⑤翻訳したい文章を選択
⑥選択すると自動で翻訳が開始される
⑦翻訳内容を「一覧」で確認し、訳文をコピー・ペーストして活用
以下では、PDFelementの新機能「PDF翻訳」を使ってPCでKindleの洋書を翻訳しながら読む方法についてご紹介します。
日本AmazonのKindle本は独自のAZW3、AZW、MOBIフォーマットなので、そのままではKindle端末とアプリ以外のiPad、AndroidスマホやPCなどのデバイスで直接には読めません。PCを用いてPDFelementでKindleの洋書を読むには、まず、書籍をPDFに変換する必要があります。
Kindleで購入した本の多くには、著作権保護がかかっていて、これを解除してPDF化することに関しては、「個人的利用のために解除するのは問題ない」という意見と、「私的利用も著作権法の規制対象」という意見とがあり、「紙の書籍やDVDの私的コピー」等と同様にグレーです。したがって、PDF化するのは著作権フリーのものに限ることが賢明です。
Kindle形式の書籍をPDFに変換するには、フリーソフトを利用する方法とオンラインの変換サイトを利用する方法とがあります。
Calibreはフリーの電子書籍ソフトで、電子書籍の保存や管理だけでなく、電子書籍を他のフォーマットへ変換することができます。 以下ではKindle書籍をPDFに変換する手順を説明します。
・「本を追加」を選択
・変換したいファイルを選択し、開くを押すと本の読み込みが完了
・PDF化したい「本のタイトル」を選択し、「本を変換」を選択
・ダイアログボックスが表示されるので、「出力フォーマット」を選択し、リストから「PDF」を選択し、「OK」ボタンを押す
・ダイアログボックスが閉じ、PDFへの変換が始まり、変換が完了すると、右下のジョブ数が「0」になる
・「ディスクに保存」のプルダウンで「ディスクに指定のフォーマットで保存」を選択
・「フォーマットを選択」ダイアログボックスが開くので、「PDF」、「OK」ボタンを押す
・「保存先ディレクトリを選択」ダイアログボックスが開くので、保存先フォルダを選択し、保存する
・PDFファイルの保存が完了し、bookフォルダが開くので、PDFファイルを確認できる
・ブラウザでhttps://anyconv.com/ja/azw-to-pdf-konbata/ を開く
・変換したいファイルを選択するか、D&D
・変換形式「PDF」を選択して「変換する」ボタンを押す
・変換が終了したら「ダウンロードする・・・」ボタンを押す
・「AnyConv.com_〇〇〇.pdf」というファイル名で保存される
変換できるサイズの上限は100Mbまでで、アップロードしたファイルは「すぐに消去される」と表記されていますが、自分で消去したり、それを確認したりすることはできません。
オンラインソフトはインストールの必要が無く、ネットが繋がっていれば個人所有のPCでなくても使えるのでとても便利ですが、外部のサーバーにファイルをアップロードする必要があり、そのファイルがどのように扱われるかは不明ですので、その点注意が必要です。
PDFelement はPDF編集専用のオールインワンソフトで注釈・コメント機能が充実しているので、普段本に手書きする感覚で、書籍を読みながら、以下のように読書ノートを作成・編集することができます。
・PDF書類にハイライトを付けて強調
・ハイライトを重ねたり、エリアハイライトを付ける
・アンダーライン、取り消し線など、テキストに加工を加える
・自由に絵マークを追記
・テキストや、コメントを記入
・作成済みのPDF読書ノートを隠す
・ページにしおりを挟む
PCでKindleの洋書を翻訳して読む方法について説明しました。そもそもKindle書籍はKindle端末やスマホのKindleアプリ等で読むことを前提に作成・販売されていますが、フリーソフトやオンラインツールを使えばそれをPDFに変換でき、さらにPDFelementを使えば洋書であっても簡単に翻訳し、それを読みながら読書ノートを作ることも可能です。
ただし残念ながら、PDFelementのこの翻訳機能は無料体験版では使うことができません。是非、PDFelement プロ版の購入をご検討ください。
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