PowerPoint(ppt)など、プレゼンテーション資料の作成には「構成」「デザイン」「視覚効果」など、さまざまな工程があり、作成には時間と労力が必要です。
さらにに、質の高いパワポの作成をプロに依頼した場合には、かなりのコストがかかります。
これらの問題を解消するためには、効率的にpptを作成するテクニックとツールの活用が必要不可欠です。
そこで今回は、パワポの作成を効率化し、短時間でプレゼン資料を作成するテクニックを解説するとともに、お役立ちツールをご紹介していきたいと思います。
是非、プロ並みのパワポを効率的に作成するヒントとしてご覧ください。
1. PowerPoint作成を効率化するテクニック
PowerPoint作成を効率化するためには、ツールを活用するのが効果的です。
たとえば、クラウドベースのツールを利用すれば、いつれも、どこからでもファイル共有が可能になり、チームメンバーとリアルタイムで共同作業することができることから、編集の重複やバージョン管理などの問題を解消することができます。
また、ツールで提供されているテンプレートを活用すれば、デザインにかかる時間や労力を削減することができるだけでなく、プロ仕様のプレゼンテーションの作成も簡単です。
さらに、AI機能を搭載したツールを使用すれば、スライドのレイアウトやデザインの提案を受けることができるなど、効率よく質の高いプレゼンテーションを作成できます。
このように、PowerPoint作成にとって「ツールの活用」は、作業効率を大幅に向上させることがが期待できるテクニックといえるでしょう。
2. おすすめのPowerPoint作成ツール
PowerPointの作成を効率的に進めるためには、豊富なテンプレートや素材を提供してくれるツールの活用が不可欠です。
ここでは、おすすめの5種類のPowerPoint作成ツールをご紹介していきます。
2-1. Canva
Canvaは、PowerPoint作成に役立つデザインツールで、AIを活用したツールセットを利用することで、プロ品質のデザインを作成、共有、印刷が可能です。
▼Canva
さらに、Canvaには、次のような特徴があります。
▼Canvaの特徴
インターフェース | ・簡単で使いやすいユーザーインターフェース |
デザイン | ・豊富なテンプレート ・無料および有料のイラスト、アイコン、写真 ・豊富なフォント数およびフォントのカスタマイズ |
共有 | ・コメントの追加機能 ・リアルタイムでの共同編集が可能 |
データの保存方法 | ・クラウド ・自動保存機能 |
ファイル形式 | ・PDF、PNG、JPGなど、さまざまな形式への変換 ・高解像度での保存が可能 |
2-2. Presentory
Presentory は、PowerPointの作成だ、管理、共有までを一貫してサポートしてくれるツールで、AIを活用したPowerPointの作成や対話型PowerPointの作成も可能です。
▼Presentory
さらに、Presentoryには、次の特徴があります。
▼Presentoryの特徴
インターフェース | ・初心者でも操作しやすいユーザーインターフェース |
デザイン | ・豊富なテンプレート ・フォント、カラー、レイアウトなどの詳細なカスタマイズ ・デザインモジュールを組み合わせたプレゼンテーションの作成 ・クイズや調査など対話形式でやり取りを行う機能 |
共有 | ・コメントの追加機能 ・リアルタイムでの共同編集が可能 |
データの保存方法 | ・クラウド ・バージョンの管理、過去のバージョンに戻す機能 |
ファイル形式 | ・PDF、画像ファイル、動画形式などへの変換 ・リンクを使用したオンライン共有 |
2-3. Gamma
Gammaは、PowerPointの作成と共有をサポートするツールで、AIによるデザイン支援やグラフやチャート、外部データソースを利用したデータ統合も可能です。
▼Gamma
さらに、Gammaには、次の特徴があります。
▼Gammaの特徴
インターフェース | ・テキストや画像の自動配置、自動調整機能 |
デザイン | ・AIが最適なデザインやレイアウトを提案 ・豊富なテンプレートおよびテンプレートのカスタマイズ ・データビジュアライゼーションツール ・外部データのインポート |
共有 | ・コメントの追加機能 ・リアルタイムでの共同編集が可能 |
データの保存方法 | ・クラウド ・自動保存機能 |
ファイル形式 | ・PDF、PNG、JPGなど、さまざまな形式への変換 ・リンクを使用したオンライン共有 |
2-4. VISME
VISMEは、PowerPointだけでなく、マーケティング資料や教育用コンテンツなどさまざまな視覚的コンテンツのデザインをサポートするツールで、自由度の高いデザイン、データビジュアライゼーションやブランディングも可能です。
▼VISME
さらに、VISMEには、次の特徴があります。
▼VISMEの特徴
インターフェース | ・直感的で使いやすいユーザーインターフェース |
デザイン | ・豊富なテンプレートおよびテンプレートのカスタマイズ ・アイコン、写真、図形などの利用 ・データビジュアライゼーションツール ・ロゴ、カラーパレット、フォント、テンプレートなどの保存機能 |
共有 | ・コメントの追加機能 ・リアルタイムでの共同編集が可能 |
データの保存方法 | ・クラウド ・自動保存機能 |
ファイル形式 | ・PDF、PNG、JPG、動画形式などへの変換 ・リンクを使用したオンライン共有 |
2-5. Prezi
Preziは、PowerPointとは異なり、ズームや非線形ナビゲーションを利用して、より視覚的にインパクトのあるプレゼンテーションを作成することが可能です。
▼Prezi
さらに、Preziには、次の特徴があります。
▼Preziの特徴
インターフェース | ・初心者にも使いやすいユーザーインターフェース |
デザイン | ・豊富なテンプレートおよびカスタマイズ ・アニメーションやトランジションが豊富 ・クイズや調査など対話形式でやり取りを行う機能 ・ズームや非線形プレゼンテーションによる視覚的なプレゼンテーション ・Webプレゼンテーション機能 |
共有 | ・コメントの追加機能 ・リアルタイムでの共同編集が可能 |
データの保存方法 | ・クラウド ・自動保存機能 |
ファイル形式 | ・PDF、PNG、JPGなどへの変換 ・リンクを使用したオンライン共有 |
3. パワポ作成の関連情報
パワポ作成を効率的に行うには、ツールの活用が有効です。
しかしながら、ツールの導入には定期的にコストがかかったり、選定に時間を要したりすることが考えられます。
そこで、ツール導入以外にもパワポを効率的に作成する方法を知っておくと便利です。
ここでは、さらにパワポ作成の効率化に役立つ方法をいくつかご紹介していきましょう。
3-1. PDFからパワポを作成する
PDF編集ソフトには、さまざまなファイル形式への変換機能を搭載しているものがあります。
代表的なPDF編集ソフトの 1つであるWondershare社の「PDFelement ver.11」には、「AIでPDFからPPTを生成」機能が搭載されており、AI技術を活用してPDFファイル全体をスキャンし、要点をまとめ、さらにその要点とテーマに基づいたパワポを生成することが可能です。
しかも、基本はPDF編集ソフトであるため、PDFに関するさまざまな機能を利用したり、AIを活用した要約や翻訳機能を利用したりすることもできるなど、用途は多岐にわたります。
そのような意味からも、効率だけでなく、コスパ良くパワポを作成する方法のひとつといえるでしょう。
▼PDFelement
3-2. デザイン素材サイト
パワポのデザイン性をあげるには、「テンプレート」「フォント」「配色」など、素材を提供するサイトの活用なども有効です。
1)デザインAC
デザインACは、ACワークス社が提供するオンライン無料デザインツールで、AIを活用したパワポの作成も可能です。
▼デザインAC
その他、関連する無料素材サイトとして、イラストの無料ダウンロードが可能な「イラストAC」、写真の「写真AC」などがあります。
2)Font Meme
Font Memeは、フォントや文字デザインを提供するオンラインツールおよびリソースサイトで、フォントの無料ダウンロードも可能です。
▼Font Meme
3)Palettemaker
Palettemakerは、AIを活用したカラーパレットを作成するオンラインツールで、無料で使用することができます。
▼Palettemaker
まとめ
今回は、パワポの作成を効率化し、短時間でプレゼン資料を作成するテクニックを解説するとともに、お役立ちツールをご紹介してきました。
プレゼンテーションを効果的に行うためには、パワポの構成はもちろんのこと、デザイン性や視覚効果など、あらゆる「プロの仕事」が求められます。
その部分を埋めてくれるのが、ツールです。
今回、AIを活用したさまざまなPowerPoint作成ツールはもちろんのこと、PDFelementのようなPDF編集ソフト、無料でダウンロードできる素材サイトなど、パワポ作成に有効なツールをご紹介してきました。
決して、プレゼン資料は0から作成する必要はありません。
ご紹介したツールなどを最大限に活用し、質の高いプレゼン資料を効率的に作成しましょう。
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