はじめに
Q1. ChatPDFとは、どのようなサービスですか?
A1.ChatPDFは、OpenAI社が提供するAIチャットボット「ChatGPT」を利用し、あらかじめ読み込まれたPDFの文書要約を行ったり、PDFの内容に関する質問に対話形式で回答してくれたりするサービスです。ChatPDFには、オンラインツール型とアプリ型があり、環境に合わせて選択することができます。
Q2. ChatPDFは、どのようなところで活用することができますか?
A2.ChatPDFは、「教育」「貿易」「金融」「法律」「ビジネス」など、さまざまな分野で活用することができます。ChatPDFを使えば、英文で記載されたPDF文書の内容を日本語で質問し、日本語で回答を得ることも可能となり、必要なPDF文書の内容を瞬時に把握できます。
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目次:
Part1:ChatPDFとは
ChatPDFとは、論文などあらかじめアップロードしておいたPDFファイルの内容を読み込んで把握し、その内容についての質問にチャット形式で答えてくれるサービスです。
ChatPDFでは、OpenAIの提供する「ChatGPT」が使用されており、大きなPDFファイルのなかから特定の情報だけを抽出したり、質問するとそれに対する回答を得ることができたりします。
ChatPDFは曖昧な質問にも対応できるため、特に専門分野の理解を深めるためのツールとして活用することも可能です。
また、アップロードしたPDFファイルが英文であったとしても、日本語で質問することも、日本語での回答を得ることも可能なため、翻訳する手間を省くことができます。
Part2:ChatPDFの特徴、利点、欠点、価格プランについて
ChatPDFのサービスは、オンラインツール(https://www.chatpdf.com/)またはiOS版アプリ(https://apps.apple.com/)が提供されており、PCやモバイル端末など使用環境などによって選択することができます。
▲ChatPDFオンラインツール(https://www.chatpdf.com/)
▲iOS版アプリ(https://apps.apple.com/)
なお、ChatPDFのプランには無料版と有料版があり、それぞれ以下のような利用制限が設けられています。
|
無料版(0円/月) |
Plus有料版(5ドル/月) |
読み込みの最大ページ数 |
120ページ |
2,000ページ |
読み込みの最大サイズ |
10MB |
32MB |
読み込めるPDFの数(/日) |
3 |
50 |
最大質問数(/日) |
50 |
1000 |
ChatPDFを使用するメリットは、仲間に対するような感覚で質問すると、PDFファイル内の膨大な量の情報をすばやく要約してくれたり、質問するだけであいまいな点を説明してくれたり、必要な情報だけを抽出してくれたりするので、効率的な情報整理が行えます。
さらに、気軽に利用したい場合は、Webブラウザだけで操作できる点や無料のプランがある点もメリットといえるでしょう。
また、英文の文章に対して日本語で質問し、日本語で回答が得られる点も有効です。
とはいえ、精度や日本語への対応に問題があるという点は、ChatPDFのデメリットであり、現時点ではまだまだ発展途上といえるでしょう。
Part3:ChatPDFで勉強や仕事に役立つ5つの事例
ChatPDFは、アップロードしたPDFファイルの内容を瞬時に読み込むことができるため、どのようなジャンルの内容でも対応可能です。
たとえば、論文を要約したり、多言語の資料から必要な情報を日本語で確認したりできるので「教育」「貿易」「金融」「法律」「ビジネス」など、さまざまな分野で活用することができます。
ここでは、勉強や仕事に役立つChatPDFの活用事例をご紹介していきましょう。
①教育
ChatPDFでは、英語の文章の内容を日本語で要約したり、質問したりすることもできます。
そのため、たとえ英語が不得手だったとしても、英文の論文を読む際にChatPDFの要約機能を利用すれば、あらかじめ時間やお金をかけて翻訳しておく手間が省け、とても効率的に内容を理解することが可能です。
さらに、ChatPDFは、要約した内容に対してどのような質問をすればさらに理解が深められるかを提示してくれるため、偏った指導を予防する効果も期待できます。
②海外貿易
ChatPDFでは、英文の契約書やレポートなどの定型的な知識を有しているため、たとえば不慣れな英文の契約書の内容を確認しなければいけない場合でも、必要な事項を日本語で確認できるので、とても便利です。
さらに、ChatPDFは、内容の確認はもちろんのこと、スペルやフォーマットの誤りなども見つけることができるため、正しく内容を理解し、齟齬を防ぐ効果が期待できます。
③金融
ChatPDFでは、財務報告書などから、必要事項が間違いなく記載されているかの確認はもちろんのこと、その企業が前年度に比べてどのくらい成長しているのか、といった分析を行うも可能です。
さらに、ChatPDFは、回答や分析と併せて文書内の根拠となるページも示してくれるため、実際の内容や数値の確認もスムーズに行うことができます。
④法律
ChatPDFでは、こちらから質問するという方法で、双方の認識に相違があっては困るような文書のあいまいな点を提示したり、確実に必要な内容が記載されているかを確認したりすることができます。
そのため、契約書など秘匿事項の多い文書を読み込まなければならない場合には、ChatPDFは特に有効です。
⑤ビジネス
ChatPDFでは、マニュアルや仕様書といった専門的なビジネス文書でも、知りたい内容を瞬時に検索し、かつ、分かりやすく説明してくれるため、とても効率的に作業を進めることができます。
特に情報量の多い資料の場合には、ChatPDFの質問機能を活用することで、記載内容と記載位置がすばやく確認できるので便利です。
Part4:PDFelement--ChatPDFとオールインワン編集ソフトを備える強力なソフト
PDFelementは、PDFの作成・編集はもちろんのこと、PDFからの変換・結合・圧縮など、PDFに関する全ての編集機能を備えているオールインワンのPDF編集ソフトです。
さらに、最新のPDFelement 9では、ChatGPTの機能を利用したAIアシスタント「Lumi」を搭載することにより、PDFファイル内の内容を要約したり、質問したりすることも可能。PDFelementは単にPDFの編集ができるだけではなく、PDF内のデータを最大限かつ効率的に活用できるソフトなのです。
ここでは、PDFelementがどのようなPDF編集ソフトなのかをご紹介するとともに、PDFelementの要約機能やその他便利な機能について解説していきます。
①PDFelementの要約機能を紹介、価格プラン
PDFelementでは、基本的な機能は無料でも試用することができます。
なお、要約機能には、ユーザーの形態やプランなどにより、次のような制限があります。
▼要約機能の利用制限
|
試用ユーザー(無料) |
会員ユーザー(有料) |
ページ数 |
3ページ以内 |
150ページ以下 |
単語数制限 |
3000語 |
なし |
トークン数 |
5000トークン |
50000トークン |
ファイルサイズ |
50MB |
50MB |
さらに、会員ユーザーの価格プランにはすべての機能が利用できる「プロ版」と一部の機能に制限のある「標準版」の2種類あり、価格も異なります。
ユーザーは、使用したい機能に応じたプランを選択することが可能です。
▼会員ユーザーの価格プラン(永年ライセンス)
|
個人/法人向け |
学生/職員向け |
プロ版 |
9,980円 |
5,980円 |
標準版 |
5,980円 |
3,380円 |
②PDFelementの要約機能使い方
PDFelementでは、要約したいPDFファイルを指定して「Lumi」で「要約」を選択するだけの簡単な操作で、全体の内容がすばやく要約されます。
1.要約したいPDFファイルを開き、「Lumi」から「要約」クリックします。
2.「要約」ウィンドウが開きます。
「要約」ウィンドウで、要約したいファイルを指定します。
3.「解析」をクリックすると要約された内容が表示されます。
4.要約を実行すると「概要」ボタンが表示されます。
「概要」ボタンをクリックすると、要約された内容が表示されます。
③PDFelementのほかの機能
PDFelementでは、「要約」だけでなく、AIアシスタント「Lumi」でさまざまな機能が実現できます。
1)チャット
「チャット」機能は、一般的な語句に加え、要約されたPDFファイルの内容に対する質問に回答してくれる機能です。
▲一般的な質問
▲要約に対する質問
2)リライト
「リライト」機能は、指定した文章を正しく、読みやすい文章に書き換えてくれる機能です。
3)校正
「校正」機能は、指定した文章内の漢字や文法的な誤りを修正し、正しい文章にしてくれる機能です。
4)説明
「説明」機能は、指定した語句の概要や意味を教えてくれる機能です。
まとめ
今回は、話題のAIチャットボット「ChatGPT」を利用し、PDF文書を効率的な活用を実現するツール「ChatPDF」とPDF編集ソフトでありながらChatPDFの機能も兼ね備えた「PDFelement」の2種類のツールについてご紹介しました。
ChatPDFやPDFelementを活用すれば、英文の論文や契約書などでも「あらかじめ翻訳しておく」という過程を省略することができ、膨大な情報量のなかから必要な事柄をすばやく取り出すことができます。
また、文書の要約も瞬時に行うことが可能。知識のある人に質問するように対話形式で理解を深めることができるため、非常に便利です。
このように、ChatPDFやPDFelementを活用することで、効率的に作業を進めることができ、主要な業務に集中できるというメリットがあります。
さらに、PDFelementの場合、PDF文書の内容を理解したうえで、そのPDFに対する必要な編集作業を行うこともできるため、業務の流れを止める必要もありません。
多くのツールを持つことなく業務が進められるのは、コスト面から考えてもとても有益です。是非、この機会にPDFelementの可能性を体感してみてください。
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