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ICT教育で使えるオンラインツールとは?おすすめのサービスを紹介

はじめに

ICT(Information and Communication Technology)とは、情報通信技術という意味で、「パソコン」「アプリ」「インターネット」など情報処理や通信技術を総称する言葉です。

近年、小中学校、高校の新たな学習指導要領には「情報活用能力の育成」教育と「ICTを活用」した学習活動が組み込まれるようになりました。

今では、小中学校でも1人1台のタブレット端末が支給され、授業の動画をみたり、調べ物をしたりするなどのICTを活用した授業が行われており、通常の学びと共に、デジタル端末の操作方法や情報リテラシーなどの情報活用能力の育成が行われています。

さらに、プログラミング教育などを通じた情報活用能力の育成により、論理的思考の向上が期待されています。

では、さらにこの教育のICT化を進めていくにあたり、どのようなことが必要で、どのようなものが求められていくのでしょうか。

ここでは、ICT教育のメリットやデメリットと共に、授業で活用できる「PDFelement」「Googleドキュメント」や「Googleフォーム」、コミュニケーションを取るのに利用できる「Google class」や「Zoom」などの役立つツールについてもご紹介していきます。

 

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目次

1. ICT教育とは

ICT教育とは、簡単にいうと「教育のデジタル化」です。

ICT教育では、インターネットなどの通信技術を介し、パソコンやタブレット端末などの情報技術を活用して行われる教育を指します。

1人1台のタブレット端末が支給され、授業の動画をみたり、調べ物をしたりする授業は、まさにICT教育の基本の形といえるでしょう。

また、さらにICTの活用を進めていくことで、さまざまな事情で学校に来られない子どもたちが、今いる場所で学校と同じレベルの教育が受けられる環境が提供されるようにもなるでしょう。

 

2. ICT教育のメリットとデメリットとは

教育のICT化により、「いつでも」「どこでも」「平等に」コンテンツが提供され、子供たちの学習機会だけでなく、教員の業務効率も向上できることができます。

このような期待から、今後は教育のICTの活用は当たり前となり、ICT教育が主流となるでしょう。

しかしながら、教育のICT化は決してメリットばかりではありません。

ここでは、ICT教育のメリットやデメリットについて、考えていきたいと思います。

 

【メリット】

教育をICT化することにより、次のような6つのメリットが考えられます。

 

1.映像やアニメーションなどを活用することによる学習効率や理解度の向上

2.それぞれの習熟度による個別学習や反復授業が可能になる

3.メンバーとの知識や意見の共有により深い学びにつながる

4.時間や場所にかかわらず学習が可能

5.教員の業務効率が上がることによる負担の軽減

6.基本操作や情報リテラシーなどの情報活用能力の習得

 

このように、ICT教育では学習効率が上がると共に、個人の学習機会が増えることが期待できます。

 

【デメリット】

ICT教育にはメリットが多いとはいえ、デメリットが無いとはいえません。

教育をICT化することにより、次のような6つのデメリットが考えられます。

 

1.書く力の低下が懸念されること

2.環境により快適さが異なること

3.導入や運用にコストや労力がかかること

4.教員のスキルや環境によって授業の質に格差が生じる可能性があること

5.インターネットにおけるトラブルに巻き込まれる可能性があること

6.視力や姿勢など健康維持に関する懸念があること

 

教育のICT化には初期投資が必要です。

また、質の高い学習機会を与えるためには、教員に高いスキルが必要になると共に、授業を受ける側にも基本的スキルが不可欠となります。

そのため、教員も子どもたちも、事前に最低限のICTスキルを身につけておく必要があります。

 

3. ICT教育で使えるツールとは

質の高い教育活動をすすめるためには、授業の内容や運営の充実と共に、先生間、先生と生徒、生徒間で密にコミュニケーションを取れる環境が必要です。

さらに、ICT教育での教育の質の向上を実現するには、通信速度や端末の性能などハード面はもちろんのこと、機能的で安全に活用できるツールなどソフト面の充実も不可欠です。

では、ICT教育を進めるにはどのようなツールの導入が有効なのでしょうか?

ここでは、ICT教育で使える「授業」や「コミュニケーション」に役立つツールをご紹介していきます。

 

3.1 授業に役立つツール

ICTを活用することのメリットとして、学習の効率を上げやすいということが挙げられます。

視覚的に把握できる教材使ったり、多くの情報から必要な情報を取捨選択したりする授業が可能になります。

ここでは、授業に役立つ3種類の学習補助ツールをご紹介します。

 

  ①PDFelement

PDFelementは、1本でPDFファイルの閲覧や編集はもちろんのこと、紙の資料のPDF化、複数のファイルの印刷や圧縮などができる一括処理機能や複数のメンバーとのファイル共有機能も搭載された、とてもコストパフォーマンスのよいPDF編集ソフトです。

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ここでは、PDFelementでファイルを共有する方法と画像ファイルをPDF化する方法をご紹介します。

 

1)PDFファイルの共有

PDFelementでは、共有リンクを作成し、そのURLを配布することでPDFファイルを共有することができます。

 

(1) PDFelement でPDFファイルを開きます。

 「共有」をクリックします。

pdfソフトが教育現場での活用方

(2)「共有」ダイアログボックスが開きます。

開いているPDFファイルの共有リンクが作成されます。

リンクをコピーし、メールや掲示板などに貼り付けます。

 pdfが教育現場での活用

2)画像ファイルのPDF化

PDFelementでは、OCR機能を利用して画像をPDFファイルに変換することができます。

変換したファイルは、PDFelementで編集することも可能です。

 

(1) PDFelementで画像ファイルを開きます。

 「OCRを実行する」をクリックします。

pdfソフトが教育現場での活用

(2)「保存」ダイアログボックスが開きます。

 「はい」をクリックします。

(3)「OCR PDF」ダイアログボックスが開きます。

 「適用」をクリックします。

ocr機能

(4)画像ファイルがPDFファイルに変換されました。

 「編集」タブをクリックし、ファイルを編集することができます。

 

動画でOCR機能の操作方法を学ぶ


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   ②Googleドキュメント

Googleドキュメントは、Google社の提供するオンラインの文書作成ツールです。

インターネット環境とWebブラウザ、Googleアカウントがあれば無料で使用できます。

また、最大100人のユーザーが同時に閲覧・編集したり、コメントを追加したりすることができるため、共同作業がしやすく便利です。

Googleドキュメント

▲Googleドキュメント

 

  ③Googleフォーム

Googleフォームは、Google社の提供するオンラインのフォーム作成ツールです。

アンケートや投票などのフォームをさまざまな質問形式で簡単に作成することができます。

Googleフォームもインターネット環境とWebブラウザ、Googleアカウントがあれば無料で使用可能です。

googleフォーム

▲Googleフォーム

 

3.2 コミュニケーションに役立つツール

ICTを活用することのもう一つメリットとして、情報の共有がしやすいことが挙げられます。

全てのメンバーが同じ情報を「いつでも」「どこでも」共有したり、確認したりできることで、丁寧なフォローアップが可能になります。

ここでは、教育の場で活用できる3種類のコミュニケーションツールをご紹介します。

 

  ①Google classroom

Google classroomは、Google社の提供する教育向けのサービス「Google Apps for Education」のひとつで、掲示板で情報を共有したり、Google classroomから直接課題を提出したりすることができます。

また、Google classroomは、Gmailを使用することで生徒・児童同士のやり取りはもちろん、保護者への連絡も可能です。

Googleclassroom

Google class

 

  ②Zoom

Zoomは、Zoomビデオコミュニケーションズの提供するWeb会議サービスです。

Zoomアプリをインストールする、または、Webブラウザを使ってやり取りすることができます。

また、授業やミーティングの内容をファイルとして保存することもできるので、万が一、出席できなかった場合でも、同じ内容の共有が可能です。

なお、Zoomは、3人以上の場合40分以内の通話であれば無料で使用できます。

zoom

▲Zoom

 

  ③Google Meet

Google Meetは、Google社の提供するビデオ会議アプリです。

Googleアカウントがあれば、無料で最大100人まで参加できるオンライン会議を最長60分間開催することができます。

 googlemet

Google Meet

 

まとめ

今回は、ICT教育役立つツールとして、オンラインツールを中心にご紹介してきました。

教育のICT化は、今後益々進んでいくでしょう。

ICT教育を充実させるためには、通信設備やPCやデジタル端末、アプリの導入などにかかるコストの問題、生徒だけでなく教師を含めた操作の習得に時間と労力がかかる問題など、導入までに検討しなければいけないことがたくさんあります。

そのため、選択できるところは、安全性が高く、可能な限りコストパフォーマンスの良いツールを選ぶことをおすすめします。

たとえば、PDFのようなデータの共有に欠かせないファイル形式は、ICT教育では特に使用頻度が高く、データを活用するためにはPDF編集ソフトは欠かせません。

PDFelementは、機能が豊富でコストパフォーマンスの良いPDF編集ソフトです。

ICT教育の充実に大きく役立つといえるでしょう。

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作成日: 2023-03-30 21:12:29 / 更新日: 2024-01-26 14:38:10

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