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Home > PDF編集 > Adobe Document CloudとWondershareドキュメントクラウドについて

Adobe Document CloudとWondershareドキュメントクラウド、どちらがいいの?

【はじめに】

   PDFファイルは、PDFビューアさえあればOSや端末を選ばずに閲覧可能な形式なので、ビジネスや教育の幅広い場面で活用されています。
 実はPDFファイルは編集機能を搭載したクラウドサービスを利用することで、文書の閲覧・管理だけに留まらない幅広い使い方ができることをご存じでしょうか?
 ここでは、PDFドキュメントのクラウドサービスとして、Adobe Document CloudとWondershare Document Cloudとの二つを比較し、その使い方やメリット/デメリットを紹介したいと思います。

Part1:Adobe Document Cloudについて

1.概要

   Document CloudはPDFを中心とした文書業務を、より便利に活用するするためのクラウドサービスで、迅速かつ安全にデジタル書類ワークフローを作成するために必要なものが準備されています。
   Adobe Document Cloudには、Acrobat 、Acrobat Sign、モバイル版アプリからアクセス可能です。

2.使用方法

①Adobe Acrobat Reader DCでPDFを開く。

PDFを開く
② ツールバーの雲形のボタンをクリックすると、開いているPDFファイルがDocument Cloudにアップロードされます。
③Document Cloudを初めて利用するときにはログイン画面が表示されるので、「Adobe IDを取得」をクリックしてアカウントを取得します。

「Adobe IDを取得」をクリック
④「ホーム」メニューをクリックするとメニューが表示されるので、Document Cloudにアップロードされているファイルやフォルダーを確認できます。

「ホーム」メニューをクリック

3.ストレージの制限

   ・Document Cloud サービスでアップロードおよび変換できるファイルのサイズは 100 MB までです。
 ・ストレージの容量制限は100GB(無料版の場合は2GB)です。

4.メリット

   ・デスクトップのAdobe Acrobat DCとWebサービスやモバイル版アプリとの連携が可能
 ・社内スタッフによる連携だけでなく、社外の取引先とのやり取りも、直接の対面なしにオンライン上で行えるので、より一層の業務効率化が望める
   ・どこでもファイルが開けるのでいつでも作業が可能
   ・ファイル共有で共同編集ができる
 ・ドキュメントのバージョン管理が楽
   ・OSやデバイスを気にしなくて良い
   ・様々なアプリからファイルにアクセス可能
   ・通信しなくても作業は可能
 ・Adobe Signを使えば、場所が離れている相手と、電子サインと電子契約による契約業務が可能

5.デメリット

   ・クラウドの容量に制限がある
   ・モバイル通信の場合、パケット通信量が増える
   ・安定したネットワーク環境が望ましい
 ・保存しないでファイルを閉じることができない
 ・Creative Cloudコンプリートプランは\6,480/月(税込)と非常に高価

Part2:Wondershareドキュメントクラウドについて

1.概要

   Adobe Document Cloudと同様、データの管理をクラウド上で行うことで、物理的な書類の管理や共有の手間が省けます。また、Windows、macOS、Linux、モバイルシステムでクラウドプライバシーが保証され、あらゆるデバイスでドキュメントを管理できますので、Adobe Document Cloudの代替品として使用することができます。

2.使用方法

Wondershare PDFelement でPDFを開く。

Wondershare PDFelement でPDFを開く。
② ツールバー右側の雲形のボタンをクリックすると、開いているPDFファイルがDocument Cloudにアップロードされます。
(Document Cloudを初めて利用するときには「ワンダーシェアIDでログイン」を求められるので、IDがあればID(登録したメールアドレス)を入力します。IDが無い場合は、アカウントを作成します)

Document Cloudにアップロード

ワンダーシェアIDでログイン


③ツールバー右側の共有ボタンを押せば、開いているPDFファイルがDocument Cloudにアップロードして共有できます。リンクを作成し、コピーしてメール送付し、ファイルを他の人と共有します。


④「Document Cloud」ボタンを押せば、Document Cloudにアップロードされているファイルやフォルダーを確認できます。

3.ストレージの制限

   ・無料1GB、最大100GB

4.メリット

   ・すべてのデバイスとシステムで動作
 ・ストレージ内および転送中のファイルをエンタープライズ レベルの暗号化で保護
 ・ドキュメントにリアルタイムで注釈を追加し、他のチーム メンバーとコメントを共有することが可能
 ・単一または複数のファイルを送信して、署名者に電子署名を要求できる
 ・ドキュメントをリアルタイムで追跡して、ドキュメントの変更と更新を監視できる
 ・迅速なカスタマーサポート
 ・手頃な価格(59.99米ドル/年)

5.デメリット

   ・クラウドの容量に制限がある(無料版はAdobe Document Cloudより少ない)
 ・月額料金プランが提供されていない

【まとめ】

 PDFドキュメントのクラウドサービスとして、Adobe Document CloudとWondershare Document Cloudとの二つを紹介しました。
 では、どちらを選ぶべきなのでしょうか? ご紹介したように両者の機能に大きな差はありません。あなたが月単位の利用、他社との連携やネームバリューを重視するなら前者を、それよりも使いやすさやコストパフォーマンスを重視するなら後者をおすすめします。

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作成日: 2022-09-26 15:47:34 / 更新日: 2023-12-06 11:16:21

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